日本電信電話株式会社(NTT)は27日、独ポール・ドルーデ研究所および米ネイバル・リサーチ研究所との連携により、誤差が原子1個未満という高精度で位置と構造が制御された量子ドットとそれを組み合わせたナノ構造の作製に成功したと発表した。
電子をナノメートルレベルの領域に閉じ込めた「量子ドット」と呼ばれる構造は、電子の状態が量子統計力学に従うため、量子ビットとして使うことができる。この電子状態の殻構造や電子充填のフント則など、天然原子が示す特徴的性質を再現するため、半導体で作製した量子ドットは「人工原子」として振る舞うことが知られている。
人工原子は、光・電子デバイス、ディスプレイ、バイオ、太陽電池、量子情報処理など幅広い分野での活躍が期待されているが、微細化を進めると、構造加工の誤差の影響が大きくなるため、従来のリソグラフィーや自己形成手法とは異なる微細化方法が求められていた。
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NTT、原子レベルの誤差もない人工原子の作製に成功 - PC Watch
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