光産業技術動向ブログ OITT

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100億年でやっと1秒ずれる精度: 理研ら、精度18桁の可搬型光格子時計を開発

2020年04月10日 | 新技術開発

 東京スカイツリーで一般相対性理論を検証

 理化学研究所(理研)の高本将男専任研究員と東京大学大学院工学系研究科の香取秀俊教授(理研チームリーダー/主任研究員)らによる共同研究グループは2020年4月、「100億年で1秒のずれ」に相当する18桁精度を有する可搬型光格子時計を、島津製作所と共同で開発したと発表した。開発した光格子時計2台を東京スカイツリーの地上階と展望台に設置し、アインシュタインの一般相対性理論を検証した。
 高速大容量通信や衛星測位では、高い精度で同期された時刻が必要となる。現在は国際単位系の1秒を定義するのに、セシウム原子時計が用いられている。5000万年で1秒のずれに相当する精度を実現しているからだ。香取氏が考案した光格子時計は、これを100倍以上も上回る高い精度を実現している。


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