クアルコムは「CES 2016」のブースにて、60GHzの高周波数帯を利用した無線通信規格であるIEEE 820.11adに対応した、2.4GHzと5GHzのトライバンドWi-Fiに対応した無線チップを採用したデバイスの展示を行っていた。
ブースに展示されていたのはNECとエレコム、TP-Linkが開発を進めるWi-Fiルータや、最新世代のハイエンドモバイル端末向けSoCであるSnapdragon 820をいち早く搭載したLetv社のスマートフォン。このほかにAcerやASUSがノートPCで開発を進める。
直進性の高い60GHz帯の11adでは高速データ通信が可能になる反面、遮蔽物があると通信速度が弱まる特性がある。これを2.4GHz/5GHz帯の周波数で補うトライバンド仕様とすることで、3Gbps前後のスループットを実現するデモンストレーションが会場で披露されていた。
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【CES 2016】クアルコムが高速無線規格「11ad」を搭載する製品群を展示 | RBB TODAY
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