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ウィルコム、4月27日よりXGPエリア限定サービス

2009年04月23日 | 通信市場
ウィルコム、4月27日よりXGPエリア限定サービス

 ウィルコムは、4月27日より「『WILLCOM CORE XGP』エリア限定サービス」を開始する。当初は検証が行われ、6月よりモニターへの端末貸出が開始される。通信速度は上下最大20Mbps。商用サービスは10月以降になる見込み。

 「WILLCOM CORE」は、ウィルコムが提供する通信サービスの総称。既にドコモ網を借り受けて提供する「WILLCOM CORE 3G」の提供が開始されているが、中核となるのは、これまで2.5GHz帯を使う高速無線通信サービス(BWA)の「WILLCOM CORE XGP」となる。

 今回発表された「『WILLCOM CORE XGP』エリア限定サービス」は、XGP(eXtended Global Platform)による高速無線通信サービス。利用できるエリアは、名称通り限定されており、スタート時はウィルコム本社でのデモ展示などから開始され、5月中には体感デモ展示が都内に設定される予定。アプリケーション共同実験パートナーへの貸出も行われる。

 また、6月からは第2段階として、法人(MVNO・企業・団体)のうち500ユーザーに対して端末を貸し出す。エリアはJR山手線内の一部とされ、発表会で示されたエリア展開図を見ると、皇居の周辺とした千代田区(JR中央線より南)や、品川駅周辺部、渋谷・新宿・池袋周辺が開始当初のエリアとされ、6月にはこれらの地域がやや拡大するという形になっている。その際の料金は、端末代を含めて無料。

 ウィルコム代表取締役社長の喜久川政樹氏は、段階的にサービスを展開する理由として、PHSサービス開始当初の経験を踏まえ、万端を期すためと説明。また会見終了後、報道陣からの質問に対して「当初は法人向けだが、XGP=法人向けサービスではない」と語り、可能であれば一般ユーザーも含めた募集を行うことや、商用化の際には法人だけではなく、一般ユーザー向けのサービスにするとした。

 またエリア限定サービスは、無料で提供されるが、商用サービスでの料金体系は未定。喜久川氏は「できれば定額で提供したい」と語っていた。

詳しい情報は以下より。
Impress Internet Watch : 特許の電子手続、2010年4月からインターネット出願に一本化

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