新米ペアレントの営業日誌・営業中

2005年3月1日に秋田県大仙市にオープンした大曲ユースホステルのペアレント(経営者)が日々の出来事を送ります。

秋田も4月下旬の暖かさ

2024-02-18 23:05:31 | 季節

昨日まででおよその冬祭りが終わり、今日は関東などでも時期外れの暖かさとのことですが、こちら大曲でも最高気温が15℃台まで上がり、4月下旬の暖かさになりました。既に数日前からの暖かさで周りの雪はほとんどなくなってきており、建物北側の駐車場もこの時期に珍しく使用可能な状態になっていますが、一方で利用するお客様がない状態。

畑の雪もなくなっており、いつもなら4月初旬に作業開始になりますが、今年はこのままいけば3月上旬には畑作業が出来そうなほどです。一方で土が露出して気温が上がると、土の匂いが戻ってきます。これも例年なら4月の情景なのですが、今年は既に昼間には土の匂いがし始め、小さな虫も飛び始めています。

さて冬祭りの時期には、今年は台湾からのお客様が珍しくあったものの、他のお客さ窯に関しては空振り状態でした。これからまた少し閑散期となるのですが、そのタイミングに税金の申告を終わらせないと、気ままに遊びに出ることが出来ません。ということで、本日より資料整理を開始しました。

昨年10月からインボイス制度が始まり、当YHは昨年1月より消費税納税業者として登録しましたので、今年は消費税関係の納税資料を初めて作ることになります。消費税やインボイス対応となると、専用のソフトや税理士のお世話が必要と云う意見が多数ですが、コスト削減のため表計算ソフト1枚で勝負です。ただ、仕訳が従来は税込み本体でしたが、今年は税抜き本体+消費税と今までの倍量になるため、時間は余計にかかりそうです。それでも期限の一週間前を目途に申請できればと考えています。

終わったころには雪の影響もなく外出できるようになると思いますので、終了後は焼きそばから温泉巡りにシフトできればと、ニンジンをぶら下げて事務作業になります。

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六郷かまくら祭りの早朝ツアー

2024-02-17 23:40:07 | 観光地

昨晩は、台湾からのお客様。到着後に聞いたら朝、9時半の電車とのことで、朝食を早めにして、六郷のかまくら祭りをサクッと見るツアーが決まりました。

ということで、今朝8時過ぎに当YHを出発して六郷に。竹うちは今年は中止になりましたが、会場だけは雪が敷き詰められていて、夜どんど焼きをやるとのこと。カラフルな登り端(天筆・てんぴつ)も今年は雪がなくて刺せないので、少な目な感じ。

横手ではかまくらと云えばあの、ドーム型の雪の小屋ですが、ここ六郷では祭り全体を「かまくら行事」と呼び、竹うち出陣前の町内には集結地点に雪のお堂と鳥追い小屋が作られます。という話をお客様に説明。

観光施設の湧太郎では昨日までの天筆書き体験の作品が並んでいました。最後にニテコ清水を案内して、飯詰駅でツアー終了となりました。

今回は何度も日本に来て、日本語も出来る人がいたので大助かりでしたこちらもこういう機会がないと、なかなか祭り会場には行かないので、いい機会になりました。

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横手焼きそば食べ歩き 番外④味楽食堂

2024-02-16 23:35:28 | 食文化

今日は横手はかまくら祭り中のため、地元大曲で数少ない焼きそば提供店の「味楽食堂」に、掃除を終えて出陣。前回は駐車場満車だったのですが、今日は車もありませんでした。店に入ると他には客はなく、カウンターに。注文は焼きそば(750円)。他に目玉焼きそば、五目焼きそばとありました。

カウンター越しに調理を眺めていましたが、焼きそばと云っても、最初にラーメンを茹でる鍋に投入、1分ほどで引き上げて、冷水にさらして、中華鍋にと、ただ単に炒めるだけではないのですね。

来た焼きそばには、トッピングに錦糸卵が載り、紅ショウガとなぜかキクラゲが左右に鎮座。細縮れ麺で味は濃くなく、横手やきそばより油っ気を感じました。それでもさっぱりで、美味しく頂きました。スープが付いてきましたが、塩味のサッパリスープ。今度はラーメンを食べに来てみたいです。

食べている途中で、パラパラと客が来て、中には食べるのの他に持ち帰りも注文する状態。もちろん観光客などは見られず地元の人。こうした食堂自体、街に少なくなってしまいました。

のち一時

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横手かまくら祭り開催だが 

2024-02-15 23:28:35 | 観光地

本日より横手でかまくら祭りが始まりました。先週末の湯沢の犬っこ祭りなどでも雪不足の影響が大きく出ており、昨日角館で行われた「火振りかまくら」も通常は雪の上でやるので火の心配をする必要はないのですが、今年は地面の上で行ったため、足元が悪かったり、枯れ草が燃えたりと、いろいろ大変だったようです。

本日からの横手かまくら祭りでは、先日から暖かい日が続き、せっかく作ったかまくらもとけ始めていたことに加え、強い雨の日もあり、一部のかまくらにはブルーシートが掛けられるという今まであまり見たことのないかまくらになってしまったようです。

足元に雪がないため、移動には非常に便利なようですが、雪があってのかまくら祭り。だいぶいつもとは勝手が違うようです。またミニかまくらを作る場所も、小学校グランドは中止になり、蛇ノ崎橋近くの河川敷は、大学生のボランティアなどが出てミニかまくらの作成を行ったようですが、作るそばからとけてしまう事態になっており、明日まで残るかどうかも微妙な状態のようです。

先日も書きましたが、17日に変更となった六郷の竹うちは、先日既に中止が決まりましたが、祭りが実施できないのは残念でしたが、英断だったかもしれません。桜もそうですが、自然が相手のイベントは、難しいものです。

一方で、雪のなくなった近所の田んぼには、白鳥が北行を前に餌を食べに戻って来ていました。

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横手やきそば食べ歩き ㉚味一番

2024-02-14 23:02:37 | 食文化

明日から横手でかまくら祭りが始まりますが、本日横手の積雪が0cmになってしまいました。明日は飴の予報で、かまくらは無事に祭り期間を抜け切れるでしょうか?!

さて、本日はその横手を避けて十文字で横手やきそばの食べ歩き。十文字の道の駅の道向かいにある「味一番」に。駐車場は店の前にギリギリ2台分。かつては横手やきそば暖簾会に入っていたようですが、今は未加盟に。ということで注文は「一番焼そば(600円)」。店内にはいろいろな張り紙が所狭しという状態で。この店は、元々は横手のバスセンターの待合室にあった店だとのこと。

来た焼きそばは見事な横手やきそば。甘めソースで少し汁気のある焼きそばは、このところ「普通の焼きそば」が多かったので、久しぶりな感じになりました。店の方は話好きなようで、他に客がいないこともあり、しゃべり続け状態なので、落ち着いて食べた気がしませんでした。

朝6時から昼休みなしで夜まで通し営業をしている貴重な店で、当YHのお客様に勧めようかと思っていましたが、好き嫌いがわかれそうなので、相手を選ぶ必要がありそうでした。道の駅のすぐ近くで、今回道の駅の焼きそば店が閉まったことでこの食べ歩きが始まりましたが、閉店の影響はほとんどないとのこと。なんとなくわかりました。

帰路、戻って大曲でもう一軒とも考えましたが、車で走っている間に満腹中枢が満たされて、もったいなくも一軒にて終了となりました。

一時

 

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横手やきそば食べ歩き キャベツの歴史

2024-02-13 23:58:49 | 食文化

3連休の時間のある時に、ソースに続いて、今度はキャベツの歴史をお勉強してみました。というのは、当初のもんじゃ(文字)焼きやどんどん焼きにはキャベツが入っておらず、関西に伝わって一銭洋食となった当初もキャベツは入っていなかったとのこと。ならば、キャベツの量産時期と、一銭洋食にキャベツが入ってお好み焼きになる時期と重なるのでは?と。

キャベツは紀元前6世紀ごろにはケルト人が栽培を始め、古代ギリシャやローマで薬として使われていたと。中世の欧州では非課税対象だったため、また寒冷地での栽培も可能だったため、貧しい農家の自家用や家畜のえさとして栽培が広まり、日本には江戸前期にオランダ人が長崎にもたらしたが、当時は観賞用。今のような結球性のキャベツが伝わったのは幕末の1850年代の横浜とのことで、居留地の外国人向けだった。

1871(明治4)には、殖産興業の一環で北海道開拓使により栽培が始められ、これが日本での本格的な栽培の始まりとされる。各地で栽培が試みられ、長野での栽培も1893(明治26)年に開始された。ただ、明治前半にはキャベツが一般市民に食べられることは少なく、ソースが出回った頃から徐々に普及が始まった。

またこの頃のキャベツは、今でも北海道の一部で生産されているような現在の倍ほどの大玉だったと云う。このため家庭で邪魔にならない大きさの品種改良などが進み、更に鉄道の全国的敷設(1890年代~)により遠隔地から関東に大量物資輸送が可能になったことやソースの普及、洋食ブームなどもあり、キャベツが食べられるようになったが、今のようにキャベツが大量に食べられるようになったのは、戦後の食糧難以降であると云える。

先日書いた一銭洋食は昭和初期頃からどんどん焼の延長で始まったもので、その当時の関西の一銭洋食にはキャベツは使われることはまだ少なく、今のようなお好み焼きの形になるのは、関東では昭和初期、どんどん焼きから発展する形で一部で食べられていたようですが、関西でお好み焼きが一般的に食べられるようになったのは戦後、との話のようです。ちなみにお好み焼きは関西発祥というのが以前の説になっていましたが、最近では関東で生まれ、大阪に伝わったという説が有力になっているようです。

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2024年2回目、角館の桜開花予想

2024-02-12 23:54:27 | 季節

今週末の横手かまくら祭りを前に、天気予報では、10℃を越える最高気温の日が何日かあるとのこと。せっかく作ったかまくらも維持に苦労していることでしょう。

さて2月になって、気象予報各社から2024年の桜の開花予想が出揃いました。前回問題となった休眠打破に関しては、各社とも12月下旬の寒波により問題なしとの見解になったようで、記録的な早さだった2023年よりは遅く、平年よりは早い予想となったようです。

また1月中旬に予想を出していた2社についても、前回の予想を少し前倒しに修正しており、このところの暖かさ、これからの暖かさはさすがに予想以上の物なのかもしれません。

押しなべて見れば、秋田市の開花が4/10-15(平年は4/17)、角館(一部青森の予想を流用)については4/10-15開花、満開は4/20-15辺りと見ているようですが、いずれにしても、今年も5月連休に桜を見るには、少し標高の高い場所に行くか、津軽海峡を渡る必要がありそうです。

時々一時

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まだまだありそう、地域の焼きそば

2024-02-11 23:47:06 | 食文化

このところ横手焼そばを食べ歩き、空いた時間で焼きそばのお勉強をしていますが、調べてみると、他にも地域限定の焼きそばがあるようです。かつてB級グルメの人気がうなぎ登りになった2010年頃、続々とB級グルメのイベントに地域の焼きそばが出てきました。黒石つゆ焼きそば(1960年頃~)や、釜石焼きそば(1950年代~)辺りは歴史もあるものでしたが、一方で北見塩焼きそば(2006年~)のように街おこしのために新たに開発された焼きそばも多く見かけられました。

B-1グランプリに出て来て、知名度を上げた焼きそばもありましたが、それ以外にもそこまで積極的でなく、地元に根付くことで長く続く焼きそばが、あることもわかりました。近い所では新庄。地元では鳥モツラーメン推し、山形県全体でも蕎麦やラーメンの需要が高い中で、数軒ですが独特な焼そばを出しているようです。量多めで干しエビが載り、パツパツ麺とのこと。

また酒田ラーメンで知られた酒田・余目地区にも「あとかけソース焼きそば」なるものがあるとのこと。以前テレビでも扱われて人気になったとのことですが、勉強不足で知りませんでした。こちらは味付けなしの焼きそばに食べる人間が食べる時にソースをかけるとのこと。

料理する人間にとっては、「これにはこの味があう」と思って味付けをして提供するため、後から味を変えると云うのは邪道だと思っていましたが、近年量を食べる人にとっては「味変」は普通の行為?このあとかけソース焼きそばは、その味付け事態を客任せにしており、かつて焼きそばが子供たちのおやつだった時代に、いかに安くするかなどを考慮して生み出された料理なのでしょうか。発祥の理由としては、昔のソースは火を通すと劣化するため、なんて話になっていますが、それぞれ非常に興味深いもので、春になったら足を運んでみたいと思っています。(写真は北見のオホーツク塩焼きそば、だいぶ昔の写真です)

のち一時のち

 

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横手やきそば食べ歩き 「一銭洋食」

2024-02-10 23:37:03 | 食文化

本日から3連休で、今日は西木の紙風船、刈和野の綱引き、湯沢の犬っこ祭りと冬祭り前半のピークですが、当YHは静かなものです。暖かくなったら一所懸命働きましょうと割り切って、今日は在宅で粉モノのお勉強。

関東育ちですので、粉モノにはそんなに馴染みがありませんが、関西から九州にかけては、粉モノは文化と云えるほど奥が深いようです。ちょうどお勉強していたのが、焼きそばが生まれる前段階の業界全般の話で、文字(もんじゃ)焼からどんどん焼きが生まれ、それがお好み焼きになるタイミング。時代的には明治後半から大正、昭和前半(戦争前)の時代。

先に書いたようにウスターソースが日本でも作られ、大正デモクラシーの中、カフェブームが来たり、一見華やかな時代。しかし世相は日露戦争(1904-05)で成金が生まれたものの、その反動による経済恐慌(1920)や戦地支援で物資を大量に送ったことなどによる米騒動(1917)、関東大震災(1923)などもあり、経済的に不安定な時代。また明治後半から八幡製鉄所開設(1901)に始まる重工業拡充策が計られて、東京や大阪が都市化する一方、地方から出稼ぎや人口流入が始まり、大きな経済格差が出来た時代でもあったようです。

こうした時代に、東京で現在のお好み焼きの芽が出て、また日本中にどんどん焼きが広がり、関西以西ではこれが「一銭洋食」という名前で大流行。デパート(百貨店)が生まれ(1906白木屋)、三越の食堂(1930)でお子様ランチ(30銭)が人気になる一方、生活困窮者救済のための(公設)簡易食堂が生まれ(1920-)定食10銭で提供されていた時代で、一銭で「洋食」が食べられると云うのはありがたかったのでしょう。

粉モノやB級グルメのマニアのサイトを見てみると、東北にはどんどん焼きとして残っている場所は複数あるようですが、関西や九州には、この時代に提供されていたものに近い状態で今も販売されているものがあるようで粉モノの奥深さを垣間見てしまいました。

(写真は山形のどんどん焼き、過去のものです)

のち一時

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横手やきそば食べ歩き ㉙ふくろうの杜、番外③小町園

2024-02-09 23:08:39 | 食文化

明日からは湯沢犬っこ祭りを皮切りに、横手かまくら祭りと続きますので、焼きそばツアーも混む可能性があるため、今日がラストチャンス。ということで出陣。

最初に目指したのは、月曜に休みだった羽後町のレストラン「ふくろうの杜(食べログ口コミ数7)」。外観はやっているの?という感じでしたが、中に入るとレストラン?居酒屋?完全個室になっていました。

メニューには「横手やきそば(660円)」とありました。でも黄色い昇り旗はなし。過去に横手やきそば暖簾会に入っていたかもしれませんが、今はそうでないようで。。。まあそれはいいとして、来た横手やきそばは、一応見た目は横手やきそばでした。食べてみると、キャベツは十分に炒めてあって甘さが出ているものの、コゲもかなり混じっている?麺はストレートの中太麺で、数日振りの焼きそばは美味しく感じました。べちゃべちゃ感もひどくなく、そこそこ食べられました。でも、あれ?ひき肉は入れ忘れた?麺とキャベツだけの焼きそばは非常にさっぱりで、余裕でもう一軒!となりました。

2軒目は湯沢の南、雄勝の道の駅近くの小町園(食べログ口コミ数14)。ここは道の駅ができるまでは、さぞ人気のドライブインだっただろうところで、過去に前を通ることはありましたが、入ることはありませんでした。入ってみるとかなり立派。一部は普通の家のような感じも残っていましたが、奥は食堂ぽくなっており、丁度昼時になったこともあり、ほぼ満席。

メニューには「特製やきそば(740円)」と。横手ではないので、ここは番外になりますし、目玉焼きトッピング(100円)も。目玉がないし、紅ショウガだし、ビジュアルは完全に普通の焼きそばでした。特製というだけあって、豚コマ、キャベツのほか、もやし、人参、ピ-マン、にらなどが入っており、また味もソース色の塩味と、だいぶ様相が違って新鮮に感じ、美味しく頂きました。テーブルにおいてあったソースは珍しく「ハチ公ソース」が。これは東京都渋谷区に昭和6年に創業した小川商店のソース。たぶん名前が秋田になじみあることから、置いてあるようでした。

もう少しお腹には入りそうでしたが、あとで麺が膨れることを考えて、本日も2軒にて終了。帰りにスーパーに立ち寄り、3連休中に食べるため、横手やそばの麺を買ってきました。

一時

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