
先日、安楽温泉に出掛けた時に、近くのスーパーで買い物をした際、お菓子コーナーを見たら、鳥海地区の郷土甘味、松皮餅を発見しました。
これはアカマツの樹皮の内側を練り込んだ餅(大福餅)で、全体が赤紫色なのが特徴的。天明の大飢饉の際に救荒食として作り始めたとも、矢島藩主の生駒氏が改易前の四国で兵糧攻めの際に作りだしたとも言われているもので、松の木は長寿を表し、緑はめでたさを表すことから、今ではお祝いのお供えとしても使用されているようです。

味は松の癖があるかと思いましたが、普通の大福餅とそんなに変わらず、美味しく頂けました。以前、国道108号線の道の駅鳥海の直売所で見つけて、今回は暖かくなってから、調達に行こうかと思っていたのですが、まさか本荘市内のスーパーで見つけられるとは思いませんでした。さすが地元のスーパーです。


