フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

4月6日(金) 晴れのち曇り

2007-04-07 02:22:45 | Weblog
  8時半、起床。朝食は焼き魚(鯛の粕漬け)、葱の吸い物、ご飯。昼から大学へ。キャンパスの桜はまだ散ってはいない。寒の戻りで花の寿命が少しばかり延びたのであろう。葉桜であっても新学期の桜はよいものである。

           
                     桜の小径

  今日は催し物が2つ。1つは甘味同好会の4月例会で、場所は新宿タカノフルーツパーラー。ここは、銀座千疋屋総本店パーラー銀座資生堂パーラー・サロン・ド・カフェとともに、東京のフルーツパーラー御三家と呼ばれている。これに渋谷西村総本店フルーツパラーを加えて四天王と呼ぶこともある。さらに神田万惣フルーツパーラーを加えて五人囃子と呼ぶ人もいる(以上、私の独断)。五郎八で腹ごしらえ(鰊そば)をしてから、新宿へ。タカノフルーツパラーの特徴はフロアーが明るくて広々としていることである。客層も老若男女幅広い(千疋屋はマダム中心である。一度、私以外は全員女性というときがあった)。私は当初フルーツパフェを注文するつもりでいたが、間際になって国産苺のパフェに変更した。店員が「苺パフェは今月で最後になります」と言ったからだ。私は「初もの」とか「これで最後」という言葉に弱いのである。甘味同好会会長であるロシア文学の草野先生はマンゴーパフェを注文された。私はガリガリ君マンゴーの愛好者だが、本物のマンゴーは数えるほどしか食べたことがない。マンゴーパフェは6月中旬までやっているとのことなので、いずれ試してみることにしよう。国産苺パフェはグラスまでキンキンに冷えて出て来た。これで今期最後かと思うと、「かたじけなさに涙流るる」味がした。

           
                    1600円なり

  大学に戻り、プレハブ校舎の3階に設置された現代人間論系室(助手のAさんの部屋)を見せてもらう。奥行きのある部屋なのでもう1つテーブルを入れてもらえば論系の教室会議がここで開けそうだ。いままでは会議のたびに会議室を予約してのジプシー生活だったが、これでようやく定住生活ができそうだ。ドイツ文学の藤井先生の研究室も見せていただいたが、天井が高く奥行きがあるせいか、実際にそうなのか、これまでの33号館の研究室よりも広い感じがする。藤井先生は「なんだか落ち着きません」と言っておられた。
  6時から26号館(大隈タワー)15階のレストラン「西北の風」で本日のもう一つの催し、現代人間論系教員懇親会が開かれる。専任教員(助手を含む)10名、非常勤講師10名が出席。私が司会進行を務め、主任の増山先生の挨拶、織田先生の乾杯の音頭で始まった会は、みなさん打ち解けた雰囲気で話ができてよかったと思う。これからいよいよ始まるのだ。