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フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

8月29日(火) 晴れ

2017-08-31 23:44:13 | Weblog

9時、起床。

早朝、スマホが聞きなれない音を発して目が覚めた。地震の警報だろうかと布団の中でしばし身構えたが、何ごともなく、静かになったので、そのまま眠った。あとから北朝鮮が発射したミサイルが日本の上空を通過したという警報だったと知る。映画の中の出来事のようである。唐突な感じは否めないが、こんなことが頻繁に繰り返されているうちに、私たちがいま「戦後」という認識で語っている時代が、気づいたら「戦前」として語られることになるのかもしれないという不気味さを感じた。しかし、今日のところは、『ひよっこ』の放送がなくなった(明日、今日の分も放送する)というのが私の日常生活レベルでの唯一の具体的な「被害」であった。

トースト、目玉焼き、焼きそば、サラダ、牛乳、紅茶の朝食兼昼食。

松本の『シェ・モモ』で買ったブルーベリー+ラズベリー+カシスのコンフィチュールの瓶の蓋を開ける。

明日の午前8時に大学の教職員が使っているメールが新しいシステムに切り替わるので移行のためのチェック(個人の作業)を行った。これまでのシステムで指定していた転送先アドレス(自宅のパソコンで使っているビッグローブのアドレス)は新システムにそのまま移行されるということだったが、確かにそうなっているのだが、転送先のアドレスからwasedaメールのアドレスに送ったメールについては転送先に転送されないみたいなのだ。これまでのシステムではそれができていた。そういうブーメランのようなことがなぜ必要なのかというと、たとえば、明日の講義で使うパワーポイントのファイルを自宅のパソコンで作って自分のwasedaのアドレスに送っておくということを私は必ずする。万一、パワーポイントのファイルを保存したUSBを鞄に入れ忘れて大学に行っても、研究室のパソコンでwasedaのメールを開けばそれが届いているから、ファイルをダウンロードするばよいからだ。自宅のパソコンからwasedaのメールアドレスに送ったメールが、転送先(つまりいま自宅のパソコンで開いているメーラー)に瞬時に届けば、メールがwasedaのアドレスに間違いなく届いたことが確認できる。しかし、そういう転送がなされないとなると、ウェッブ上でwasedaのメールを開いて、メールが受信されていることを確認しなければならない。つまり二度手間なのである。これがはたして新システムの特徴なのか(転送先と同じアドレスから届いたメールは転送しないというルールが組み込まれている)、システムの不備によるものなのかはわからない。

*大学のITデスクにメールで問い合わせているが、問い合わせを受け取ったという通知が来ただけで、まだ回答はない(8月31日時点で)。

今日は夕焼けがきれいだった。

夕食はステーキ、明太子、サラダ、野菜スープ、ご飯。

ステーキは1.5人分。付け合せは茄子とインゲンのソテー。

デザートは夕張メロンプリン。

3時、就寝。


8月28日(月) 晴れ

2017-08-31 16:36:46 | Weblog

9時、起床。

トースト、ベーコン&エッグ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

11時半に予約している近所の歯科医院に行く。奥歯周辺の歯石を重点的に除去してもらう。

午後も遅い時間になって「phono kafe」に顔を出す。「もしメロンのカキ氷をまだやっていたら、電話で教えて。私も行くから」と妻に言われたが、カキ氷はやっていたが、満席だった。常連のMさんのテーブルに相席させていただく。

整体師のTさん親子がいらしていたので、お母様の方に「お久しぶりです。お変わりありませんか?」と挨拶をしたら、去年の秋に脳梗塞やら心臓カテーテルの手術をやられてなかなか大変だったという話になったから驚いた。全然知らなかった。

発病当初は記憶障害が出て、退院してしばらくの間、料理もちゃんと作ることができなかったが、徐々に回復していまに至っているという。たとえば、味噌汁を作るとする。味噌汁がどういうものかはわかっている。しかし、手順がわからない。夫婦二人分の味噌汁を作るにはどのくらいの大きさの鍋を使えばいいか(どのくらいの水が必要か)がわからないのだ。具を切ったり、味噌を溶かしたりする段取りがわからない。「こうしなさい」と指示されれば、言われたようにすることはできるのだが(包丁の使い方は体が覚えている)、自分で判断してすることができないのだ。つまり記憶(情報)が断片化してしまって、それらを有機的に統合することができないのだ。それが徐々にできるようになるのは、断片化した記憶の間をつなぐ新しいシナプスが形成されていくからであろう。

そういう発病から回復に至る過程をTさんはときに「笑い」を入れながら話された。この「笑いを取ろうとする」性分は入院中も失われることがなかったそうで、医師や看護師さん相手に「駄洒落」を盛んに連発していたそうである。ともあれ回復されて本当によかったです。 

おにぎり1個とおかずを二品注文する。

席が空いて来たので、妻に連絡を入れる。

ほどなくして妻がやってきて、かき氷を注文した。桃とメロンのハーフ&ハーフのカキ氷。

私は葡萄ジュースのフロートを注文。

「phono kafe」を出ると、近所の「青木酒店」(この店のご主人も「phono kafe」の常連さんだ)の店先にりんごが積まれていた。酒屋さんではあるが、知り合いの農家から仕入れた作物をこうして販売しているのだ。とうもろこしは完売か。

夕食は椎茸の肉詰め、とろろ汁、焼き鳥、サラダ、かき玉汁、ご飯。

デザートは桃。

3時、就寝。


8月27日(日) 晴れ

2017-08-30 22:20:35 | Weblog

8時、起床。

サラダ(焼き豚)と紅茶の朝食。

11時半頃、家を出て、南武線の矢向に行く。お昼に卒業生のAさんと「パン日和あをや」でランチの約束があるのだ。

日曜日なので駅前の八百屋&果物屋さんは閉まっている。

線路沿いの道を鹿島田方面へ歩く。

爽やかな天気だ。歩いていても汗ばんでこない。

歩くこと10分ほどで「パン日和あをや」に到着。 

 

すでにAさん、そして1歳5カ月なるYちゃんは二階の和室にいる。Yちゃんの声が聞こえる。

私をジッと凝視するYちゃん。前回(今年の3月)、やはり「パン日和あをや」でランチをしたときは、私の顔を見るなりいきなり泣き出したYちゃんであったが、今日は凝視の段階でとどまっている。ここでうっかり凝視し返したりしてはいけない。動物の場合と同じである。Yちゃんとはあまり目を合わせないようにしながら、Aさんと話をする。

8月のドリンク、自家製ジンジャエールは今日で飲み納めだ。

Yちゃんは私を凝視し続けている。

Aさんの手を握りながら、まだ凝視し続けている。

Aさんがツンツンとやっても、まだまだ凝視し続けている。フリーズしてしまったのではなかろうか(笑)。

注文した料理が運ばれてきた。

本日のスープはズッキーニとベーコンの旨塩スープ。私は普通のサイズで、Aさんはミニサイズで。

アジアンド。ベトナムコッペのサンドイッチ版。

インドコッペ。タンドリーチキンが挟まっている。

トーストと蜂蜜、それにあんこを追加で。これはパンの大好きなAさんの注文。

目の前に並んだ食べ物を見て、ようやくYちゃんのフリーズが解除された。 

Aさんが持参したおにぎりを食べるYちゃん。

Aさんを見つめるYちゃん。私を凝視していたときのまなざしとは違って、明らかにコミュニケーションを希求するまなざしである。Aさんから要求に関する質問(~する?)をされてると、「する(したい)」の場合は首を縦に振り、「しない(したくない)」の場合は首を横に振る。

私を見る目も警戒心が薄らいできたようである。コミュニケーションへの志向が芽生えてきた。ただし、ここで油断をして、うっかり体に触れたりしてはいけない。私がコップを振って、中の氷がカラカラ音がするのが面白いようなので、ときどきしてみせる。

 

私の手のひらにモノを置いて、また、それを掴みとるという行動を反復するYちゃん。一種のコミュニケーションだ。

だいぶ馴れ親しんできてくれたようだが、やはりここでも、いきなり抱っこなどの暴挙に出てはいけない。少し前、旦那さんの実家に数日滞在したとき、旦那さんのお父様は一度も抱っこさせてもらえなかった(しようとすると大泣きする)そうである。

手のひらに置かれたモノを、私が手のひらを閉じて見えなくすると、それを開いて取り出そうとする。Yちゃんの見ている前で、受け取ったモノを反対の手に移して手のひらを閉じると、そちらの手を開いてモノを取り出す。両手を背中に回してどちらの手の中に入れたかをわからないようにしてから、目の前に差し出すと、最初に開いた手の中にモノがないときは、もう一方の手を開こうとする。私が意地悪をして、両方とも空っぽの手を指し出したときは、どちらにもないことがわかった後、周りをキョロキョロ探し始めた。もしこのとき、私がモノを口の中に隠して置いて、口から取り出して見せたら(ちょっとしたマジックだ)、Yちゃんがどういう反応をするか試してみたかったが、リスキーなのでやめておいた(びっくりして泣き出すかもしれないし、自分もその真似をしてモノを口の中に入れようとするかもしれないから)。Yちゃんの知能の高さは十分にわかった。

Aさんがソファーに座ると、自分でソファーに上ろうとするYちゃん。

「私もできるよ」アピールである。

部屋の座布団を集めて、一か所に積み上げようとするYちゃん。 

私が座っている座布団も持って行った。「これは私のものよ」と言っている目である。

座布団の山の上に乗って、ハンドタオルを下に落として、Aさんがそれをキャッチするという遊びをしばらく繰り返した。自分の行為によって周囲の人間が(自分の思うように)動くということが快感なのかもしれない。

頭がよくて、自己顕示欲と所有欲が強く、周囲の人間(とくに男性)を自分の意のままに操ろうとする、そういう女性に将来なるかもしれない(笑)。すべての子どもは可能性としての王様であり、女王様である。

そろそろ眠くなってきたようである。

AさんがYちゃんを抱っこ紐に入れて、子守唄(だったかどうかは定かでないが)を口ずさみ始めた。

*後日、確認したところ、アニメ『ゲド戦記』の主題歌「テルーの唄」だった。子守唄としての効能はそれほどだが、ご自分が好きなのでよく口ずだんでいるそうだ。サビの部分「心を何にたとえよう」はよく耳にしたが、歌い出しの部分「夕闇迫る雲の上 いつも一羽で飛んでいる 鷹はきっと悲しかろ」はあまり耳にしたことがなかった。切なげで、悲しげで、昔々の子守唄のようであった。

目がとろんとし始めた。

 

そして眠った。

畳の上に置かれたYちゃん。この瞬間に目を覚ますこともあるので、そっと置かねばならない。

コーヒーを注文する。

Aさんは前回お会いしてときは専業主婦であったが、いまはYちゃんを保育園に預けて、週5日働きに出ている。職場を定時に上がって、帰宅してすぐにYちゃんを迎えに行く生活は忙しいけれど、終日母子2人でいる生活よりも自分にとってはよいと考えている。

Aさんはカフェやパン屋さんが大好きで、お子さんが生まれる前は自転車に乗ってかなり遠くの街まで出かけていたのだが、いまは、比較的近場で、かつ赤ちゃんOKのカフェに限定されている。「パン日和あをや」や「phono kafe」はOKだが、「まやんち」は難しい。ときどき私のブログに登場する蒲田のシフォンケーキの店「Slik」はどうでしょうかと聞かれたので、あそこはたぶん大丈夫ですよとお答えする。ただ、テーブルの数が少ないので、蒲田駅からお店に電話してこれからうかがいますと伝えておくといいでしょうとアドバイスしておいた。

お店に来てからすでに2時間が経過している。そろそろAさんのご主人が車で二人をお迎えにくる時間だ(来るときもそうだったのだ)。仕度をして、一階に下りて、「あをや」のご夫妻とおしゃべりをしながらお迎えを待った。

Yちゃんが目を覚ましたので、われわれ三人の写真をご主人に撮っていただいた。

ほどなくしてお迎えの車が到着。今日はどうもありがとう。次にお会いするときまで、Yちゃんがスクスクと育ち、Aさんがイキイキと生活されていますように!

二人を見送った後、しばらく「あをや」のご夫妻とおしゃべりをして、店を出る。

蒸し暑くもなく、かといって涼しいというほどではなく、夏の終りの日曜日として「よい日和」であったと思う。

夕食はアジの揚げ焼き(バジル風味)、蓮根サラダ、茄子の味噌汁、ご飯。

付け合せはエリンギとアスパラとプチトマトのソテー。

デザートは桃。

2時、就寝。


8月26日(土) 晴れ

2017-08-29 15:09:32 | Weblog

9時、起床。

ハムトースト、牛乳、紅茶の朝食。

11時20分に卒業生のミズキさん(論系ゼミ4期生)と蒲田駅で待ち合わせて、「まやんち」へ行く。

私は今シーズン10個目、彼女は今シーズン初(ただし人生初ではなく3個目)のピーチメルバである。

「まやんち」のピーチメルバは今日が最終日なので、今シーズンの10個は確定である(同時に3シーズン連続の「キング・オブ・ピーチメルバ」も間違いなく手中にしたであろう)。

紅茶はシャングリラ(春摘み)。今シーズンはこの組み合わせが多かった。

彼女はIT関係の企業に務めている。私が最近スマホを始めて、ラインのことで分からないことがあるのだという話をすると、「お任せください」という感じで、私のスマホと自分のスマホを両手に持って操作を始めた。

しかし、機種の違いということもあって、なかなか思うようにいかない。しだいに彼女の表情から明るさが消えて行った(笑)。

あっ、いいですよ、そのままで。

さて、ランチはどこにしましょうか。

彼女の希望は「マーボ屋」だった。ここに卒業生を連れて来るのは2人目である。たぶんこれからの上昇株だろう。

春巻き。

海老マヨ。

四川風麻婆豆腐。

麻婆豆腐を注文することは店に入る前から決まっていた。これが食べたくてここに来たのだ。彼女は辛い物が大好き。そしてこれとの組み合わせで、マイルドな味わいの海老マヨと、パリッとした食感の春巻きの注文が決まったのだった。

ご飯も一緒に注文し、大いにご飯が進む。

デザートはマンゴープリン。

食事をしながら彼女の「相談」を聞いた。事前に「相談」があると知らされていたのだが、「まやんち」ではピーチメルバに集中するため、あえてその話題には触れなかったが、もうそろそろいいだろうと、話題をそちらに振ってみた。

相談のテーマは「恋愛」「結婚」という予想された分野に属するものだったが、タイミングの問題というのが相談のポイントだった。おそらくいろいろな人に相談していると思うので、私は私の視点から率直に思うところを述べた。

つい少し前まで、「相談」といえばゼミ論や就活のことであったが、いまはこうしたテーマで話をするようになった。それが彼女にはなんだか嬉しいことのようであった。

「マーボ屋」の向かいのスナックの前で。

「マーボ屋」を出て、彼女が持っている私へのお土産の袋を受け取って、それを家に置いてから散歩を続けることにした。「マーボ屋」と私の家とは徒歩1分の距離である。

私たちの姿を見て、野良猫のナツがやってきた。挨拶に来たのだ。

初対面のミズキさんにも背中を撫でさせていた。

ナツを撫でることのできた人は幸せになれるといわれている(都市伝説です)。

ダメもとで「あるす」に行ってみたが、やはり今日も入口の扉はピタリを閉まっていた。

暑くてしばらくお休みしているだけで、涼しくなったら再開してくれるといいのだが・・・。

「あるす」の近所をぶらぶらする。

「ちょっと何かポーズをとってみて下さい」

「はい」

「・・・」(?)

「つま先をクロスさせてみました」

「・・・」(地味だ)

大きな桜の木のある街角の公園で。

大きな木の下ならポージングは簡単だ。

1.目を閉じて木の声に耳を傾ける。

2.ゆっくりと目を開ける。

3.こちらを見る。

以上、「大きな木の下で」三段活用。

小さな子ども用の遊具にまたがって。

湾曲した木にもたれて。

街をぶらぶらしながら蒲田駅の方へ戻る。

複合文化的な(?)お店の前で。

自販機の並ぶ街角で。住民ではなく旅行者の雰囲気が漂っている。

スーパーの店先で。

こういう場所でも生活感が希薄なのが彼女の持ち味である(笑)。

 

東急蒲田駅から池上線に乗って2つ目の池上駅で降りる。

間もなくなくなってしまうホームの長い長い木製のベンチで。

これも間もなくなくなってしまう構内踏切を渡る。

駅前の商店街を歩く。

商店街の外れにあるカフェ「バター・リリー」に久しぶりに来てみた。

以前はおば様と姪御さんお二人でやっていたお店だが、最近はおば様一人で切り盛りされているらしい。

柔らかな光が入る窓際の席に座る。

ポートレートにはいい光(半逆光)だ。

私は紫蘇ジュース、彼女はラフランスのラムネ(果実入り)を注文。見た目にも涼しげだ。いま流行りの言葉を使えば、「インスタ映え」がするというやつだろうか。

小一時間ほどマダムや常連客の女性とおしゃべりをした。

お店を出る前にマダムに写真を撮っていただく。

間もなくなくなる駅舎の前で。

蒲田方面行きのホームで。この木造の三角屋根も間もなくなくなる。

ホームの端からは千鳥町方面へいくらかの勾配があるせいで線路が遠くまで見える。

彼女はこの風景が好きだそうだ。

最近、職場の部署が変わって、再び忙しくなって、出勤前、胃の痛むこともあるそうですが、ビルの外で変化していく季節の風景に目をやる時間と気持ちのゆとりを忘れずにね。

電車が入ってきた。

彼女とは蒲田駅の改札で別れた。

次に会うのは秋が深まった頃でしょうか。相談事も季節の移ろいの中で変化していくことでしょう。どうぞお元気で。

夕食は鶏のササミとたくさんの野菜ののったぶっかけ蕎麦。

食後にミズキさんからいただいどら焼きを食べる。

2時、就寝。


8月25日(金) 晴れ

2017-08-28 14:00:37 | Weblog

8時、起床。

トースト、カレー、サラダ(ゆで卵)、牛乳、紅茶の朝食。

11時半に蒲田駅で卒業生のミサキさん(論系ゼミ6期生)と待ち合わせ、「まやんち」へ。

髪がまた長くなってきましたね。

私は今シーズン9個目、ミサキさんは人生初のピーチメルバである。紅茶はシャングリラ。

彼女は愛用の一眼レフでピーチメルバの写真を撮り、

紅茶の香りを楽しみ、

そしてピーチメルバを心ゆくいまで味わったのだった。

「ランチのご希望は?」

「phono kafeで!」

「phono kafe」に電話をして、空き状況を確認し、いまから伺いますと伝える。

蒲田の街の風景は彼女のカメラ心を捉えたようで、「phono kafe」までの道のりはぶらぶらとカメラ散歩になった。

彼女は撮る人であると同時に、被写体でもあったが、撮る側の意図を瞬時に察してポーズを決める。

「phono kafe」に到着。 

ご飯セットでおかずは6種類全部を注文。

さっそく写真に撮る。

ネギポテトの油揚げ包み。

キノコのゆず酢(左) 蓮根ナゲット(右)

丘ひじきと長ひじきの胡桃ソース

ほうれん草と長芋のナムル(左) 玄米と豆腐のタルト人参ソース掛け(右)

食べる前に大原さんに写真を撮っていただく。

食後に、小豆茶(彼女はハニーブッシュ)とミニデザート。

物販コーナーに置かれた鉄琴を叩く。

この鉄琴は非売品。シュタイナー教育で使われるものらしい。ドレミファソラシドとは違う音階。

どこかで聞き覚えのある曲が弾けたようである。

彼女「曲名はわかりませんが・・・」

私「それは『仰げば尊し』ですよ(笑)」

大原さんとのツーショットを撮らせていただく。

「暑いけれど、もう夏の雲ではありませんね・・・」と空の写真を撮りながら彼女が言った。

「あるす」に行ってみましょう。やってないかもしれないけれど・・・。

やっぱり今日もやっていなかった。

これは前から考えていたことだが、「あるす」の営業が不規則になってきたので、SGS(スーパーグランドスラム)の一角からは外して、その代わりに鹿島田の「ノチハレ珈琲店」あるいは蒲田の「slik」で代替することにしようと思う。

「あるす」は残念でしたが、彼女はすでに「ノチハレ珈琲店」には行っているので、SGSまで残すところ「pottery」と「トンボロ」の2店となった。

「あるす」の庭の生垣を背景にポートレートを撮る。

では、これから「pottery」に行って、SGSにリーチをかけることにしましょうか。

蒲田駅へ向かう途中の路地裏で。

公園の日陰で。

女塚通り商店街の「梶山ベーカリー」の勝手口の前で。

女塚通りの真ん中で。

大きな専門学校のキャンパスの入口で。

大井町に到着。

駅の近くの飲み屋街で。

少し前の『モヤさま2』で大井町が取り上げられてとき、スタート地点がここだった。

彼女はカメレオンのように街の風景に溶け込む術を心得ている。

違和感がない・・・あるか(笑)。

道草をしながら「pottery」へ到着。

入って左側の半円形のテーブルに座る。空いていれば必ずここに座る。

テーブルの上のグラスの中にいるはずの二匹の金魚の姿がない。マダムに尋ねたら、「死んじゃったの」とのこと。そうでしたか・・・。

私はコーヒー、彼女はアイスコーヒーを注文。

 私「また卒業生を連れてきました。」

 マダム「キャビンアテンダントをされてるの?」(お約束の問いである)

 ミサキさん(右の掌を顔のそばに添えながら)「アテンション・プリーズ!」(役になり切っている)

 マダム「・・・」(やるわね、この子)

マダムに写真を撮っていただく。

そろそろ5時、彼女のタイムリミットである。

SGSにリーチがかかりましたね。次回の「秋カフェ」で達成ですね。ただ、「トンボロ」は週末の昼間に行くと満席で入れないことがあるんです。だから絶対次回で決まりとは言い切れません。平日の夜の「トンボロ」は空いていますから、仕事終わりに早稲田に来てくれば確実ですが、夜だとカメラ散歩には不向きですね。記録か散歩か、どうしましょう? 「う~ん、考えておきます」と彼女は言った。

彼女を大井町のホームで見送る。

私は反対側のホームに来た電車に乗って蒲田に戻る。

帰宅する頃、夕焼けがきれいだった。

夕食は手羽先揚げ、茄子とベーコンの煮物、サラダ、白菜と椎茸の味噌汁、ご飯。

 食後にミサキさんからいただいたお煎餅を食べる。彼女が一人暮らしを始めた谷中の煎餅屋さんで買ってきたのだ。

これもそう。名前は忘れてしまったが、棒状のカステラのようなお菓子。猫の尻尾のデザインらしい。

ゼミ4期生のカホさんから結婚披露宴の招待状が届いていた。

早稲田大学前郵便局の風景院が押されている。こういうものがあるとは知らなかった。ちなみに新郎も早稲田大学の出身である。

11月3日、楽しみにしています。4期生の結婚披露宴に出るのは今回が初である。

2時、就寝。