フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

2月27日(月) 晴れ

2017-02-28 16:01:50 | Weblog

8時、起床。

トースト、サラダ、紅茶の朝食。

午後から大学へ。

研究室であれこれの雑用。

私が発注ミスをしてしまったために、商品の交換と請求書の書き換えのためにY商事のKさんが研究室にやってくる。ベトナム出身の方だ。少しおしゃべりをする。「先生はおいくつですか?」と聞かれる。ストレートは質問だ。「4月で63になります」と答えると、「いや~、もっとお若く見えます。53に見えます」と言われる。「53に見えます」という表現は日本語ではあまりしない。「10歳はお若く見えます」と言いましょうとアドバイスする。頑張ってくださいね。

あれこれ忙しくてようやく昼食をとる時間ができたのは3時頃だった。腹ペコだ。

「ごんべえ」でそぼろ丼を食べる。ここではご飯物を注文すると必ずうどんが付いてくる。

そぼろ丼は甘目の味付けなので(お疲れ気味のときにはいい)、汁の辛い(関東風)のうどんと調和がとれている。

6時半に大学を出る。

夕食はカツオのたたきと、

菜の花の胡麻和え、サラダ、大根と卵の味噌汁、ごはん。

2時、就寝。


2月26日(日) 晴れ

2017-02-27 18:46:52 | Weblog

9時、起床。

野菜スープとサラダの朝食。トーストがないのは、パンを切らしたからでなく、昼食を「パン日和あをや」で食べる予定だからである。

12時に南武線矢向駅で卒業生のユリさん(論系ゼミ3期生)と待ち合わせて、「パン日和あをや」へ。

彼女とは先週の土曜日に約束してあったのだが、私のインフルエンザで今日に延期になったのである。

二階の和室へ。

とりあえずビール・・・ではなくて、アップルタイダー。

ユリさんは「パン日和あをや」は、私のブログでは知っていたが、実際に来るのは初めてである。昔の学生の下宿のようなたたずまいである。「後ろの文机はあの樋口一葉が使っていたものです」と私が真面目な顔でいうと、(それが冗談であることが分かった上で)「へぇ、そうなんですか!」と驚いたみせた。ですよね?(笑)

彼女が注文したのは「本日のお楽しみプレート」。コッペパンにスライスした林檎がはさんである(フランスサンド風)。

 私はミネストローネスープ(ミニサイズ)。

2月限定の(つまり本日で最後の)国産牛ハンバーガー。

オプションでベーコンや、チーズや、アボカドもはさめるが、牛肉を味わいたかったので、シンプルに。

美味しい。

デザートはホットショコラとクロワッサン(ユリさんはホットショコラのみ)。 

 食事をしながら、そして食事を終えてから、彼女の近況を聞く。2週間前にゼミ同期のマイコさんの結婚式で会ったばかりだが、そのときは話らしい話はしていない。こうして二人で会うのは一昨年の秋以来である。ずいぶんと久しぶりなのだ。卒業後丸4年が経過しようとするいま、彼女は二度目の転機を迎えようとしているようである。

「パン日和あをや」には2時間半ほど滞在した。店を出る前にご主人に写真を撮っていただく。

二件目のカフェは矢向駅そばの「ノチハレ珈琲店」。地元の方たちの間ですっかり定着したカフェなので、入れるかどうか心配なのだが、ちょうどいい席が空いていた。

私はリンゴのタルトとハレブレンド、ユリさんはアフォガートとレモンティーを注文。

見た目にもかわいいテルとである。林檎は紅玉が使われている。

アフォガートはアイスクリームにエスプレッソをかけて食べるデザートである。

かけま~す。

二度目の転機は一度目の転機よりも多少は気持ちに余裕があるだろう。転機の波の中にいながら、「いま、自分は転機の中にいるな」と客観的に自分を見つめることができるから。実際、もう波の向こうの世界が彼女には見えているようである。

ならば、元気に前へ進むことです。 

午後4時をちょっと過ぎた頃の空。まだ十分に明るい。

今日のカフェめぐりはここまでにいたしましょう。彼女はこれから新宿へ。私とは反対方向の電車です。お元気で。また会いましょう。

5時前に帰宅。

夕食は金目の煮つけ、厚揚げ、サラダ、シジミの味噌汁、ごはん。

今日は夜更かしはほどほどに、2時就寝。 


2月25日(土) 晴れ

2017-02-26 03:53:28 | Weblog

9時、起床。

トースト(+目玉焼き)と紅茶の朝食。

追加でサラダも。

お昼に家を出て、大学へ。

1時から教授会。予定されていた時間を大幅に越えて4時頃までかかった。途中で、寒気がしてきたので、会議室の中でダウンジャケットを着た。まだちゃんと治り切っていないのかもしれない。いったん終息したインフルエンザがぶり返すなんてことがあるのだろうか。発熱はないと思うので、普通に風邪気味なのだろう。だとすれば、原因は、単一のものではなく、病み上がりで体力が落ちていることや、雑用に追われていることや、昨夜、『騎士団長殺し』を読みふけって寝不足気味であることなどが複合的に絡み合っているのだろう。

教授会が終わってから、研究室で卒業生(といっても私の授業を受けたことはない)のMさんと面会。ドアの外で長いことお待たせしてしまってすみませんでした。具体的な何かの相談というようことではなく、近況やこれからの生き方について話をうかがった。人は無重力の時空の中を自分の意志の力だけで移動している(生きている)わけではない。社会的な制度や身近な人の期待という磁場の影響を受けながら、移動しているわけである。場合によっては、自分の意志の力などなくても移動はできるのである。Mさんの場合は、最近、これまで自分を強く縛っていたある種の社会的な制度から解放され、絶大であった母親の期待からもある程度自由になり、自分の意志でライフスタイルを構築できようになったようである。「楽になりました」と何度もMさんは言った。そうすると当面の課題は、どういう方法でライフコースを形成していくかということになる。それに関しては若干のアドバイスをさせてもらった。

6時半頃、大学を出る。

夕食はオムライスと野菜スープ。

『騎士団長殺し』は期待にたがわず面白い。ただし、まだ第1部の8章までしか読んでいない(64章まであるので、8分の1だ)。元々、速読ではないし(小説を速読するのはつまらない)上に、今回はまとまった時間もとりにくいからである。本当は、本を鞄に入れて旅に出て、メールも開かず(開いても返事は書かず)、ひたすら読み耽りたいところだが、まあ、あれこれの合間合間に読んで行くというのもそれはそれで楽しいものである。

4時、就寝。


2月24日(金) 晴れ

2017-02-25 18:33:49 | Weblog

8時、起床。

トースト、サラダ、紅茶の朝食。

午後から大学へ。

昼食は電車に乗る前に「そば新」でとる。

天玉うどん。以前は竹輪天やコロッケをトッピングすることが多かったが、いまはかき揚げをよく注文する。基本に還るということか。

今日、大学では会合への「出席」と年度末を迎えての研究費の〆の作業をした。

それともう1つ、大学生協に予約しておいた本日発売の村上春樹の新作を受け取る。

 村上春樹『騎士団長殺し』全2巻(新潮社)

各500頁、合わせて1000頁に及ぶ長編である。

教員ロビーのメールボックスには、村上春樹の新作のほかに、同僚の岡部先生の本が入っていた。ありがとうございます。

 岡部耕典編『パーソナルアシスタント 障害者権利条約時代の新・支援システムへ』(生活書院)

帰りの電車の中で『騎士団長殺し』を読み始める。TVのニュースでは書店に徹夜で並ぶ人たちの映像が盛んに流されていたから、電車の中にも『騎士団長殺し』を読んでいる人が散見されるかと思いきや、そういうことはなかった。『1Q84』のときは、帰りの電車の中でそれを読んでいると、隣の見知らぬご婦人から「面白いですか?」と質問され、しばらく村上春樹談義をしたのだが、今日はそういうこともなかった。一体、「ハルキスト」たちはどこで本書を読んでいるのだろう。

蒲田に着いて、ちょっと「phono kafe」に顔を出す。実は今週の月曜日、卒業生のエミさん(論系ゼミ2期生)とここに来る約束をしていたが、インフルエンザになってしまったやめ果たせなかった。普通であれば延期となるのだが、彼女は今週末から出産のため実家の方へ帰ってしまうことになっていたので、月曜日、一人でここに来たのである。彼女は普段から「一人カフェ」には慣れているので、「phono kafe」の食事や大原さんとのおしゃべりを楽しんでくれたようである。大原さんには電話で事情を説明してどうぞよろしくお願いしますと行っておいたので、そのお礼を言いに来たのである。

メニューを見ると私の大好物であるビーフンの春巻きがあったので、あずき茶と一緒に注文した。「月曜日も用意してお待ちしていたんですよ」と大原さんはニッコリして言った。それはすみませんでした。

葡萄ジュースのフロートを追加で注文。

3月3日から「phono kafe」で始まる小林千花子さんと清水直子さんの2人展「お茶の時間」のDMが出来上がって置かれていた。

この地図はよく描けている。「お店の案内用に使わせてもらったらどうですか?」と大原さんに言ったら、彼女も同じことを考えていた(笑)。

ただし「駅から徒歩6分」というのは迷わずにスタスタと来られた場合の時間で、キョロキョロしながら来た場合は10分でしょうね。

7時になった頃、妻からケータイにメールが入る。「帰りは何時になる?」と定番の問い合わせである。「いま、フォノカフェ」と返す。

夕食はウィンナーフライとカニクリームコロッケ、豆腐と納豆、大根と卵の味噌汁、ご飯。

深夜、『騎士団長殺し』を読みふける。病み上がりにはよくありませんな。

4時、就寝。


2月23日(木) 曇り

2017-02-24 13:51:35 | Weblog

8時、起床。

お務めを終えて、「出所」する日の朝を迎えた人のような気分である。

トースト(バター&リンゴジャム)、サラダ、紅茶の朝食。

午後、散歩(!)に出る。散歩・・・なんという美しい響きだろう。

買物ついでに大井町へ行く。

駅ビル(アトレ)の「Loft」で「ほぼ日手帳カズン(4月始まり)」を購入。2010年から使い始めてこの4月で8年目に入る。よほど相性がいいのだろう。

とんかつの「丸八」で昼食をとることにする。映画『幸福の黄色いハンカチ』で出所した直後の主人公(高倉健)は蕎麦屋でカツ丼とラーメンを食べるが、それにあやかったわけではなくて、先日、卒業生のアヤノさんがお店の方に親切にしていただいたお礼を申し上げたかったのである。そのときの記事はこちら→

カツサンドを注文する。飲み物はコカコーラ。

持ち帰りも美味しいが、カウンター席でいただくカツサンドは格別である。カツも揚げたて、パンもトーストしたて、美味しいに決まっている。他の客たちがみなロースカツ定食やヒレカツ定食を食べている中で、コーラを飲みながらカツサンドを食べるというのはモダンボーイの気分である。一度、お試しあれ。(飲める方はビールがよいでしょう)

食後のコーヒーを飲みに「pottery」へ向かう。店の前の3本の河津桜にたくさんのメジロが来ていた。最初、雀かと見間違うほど、たくさんのメジロである。メジロの群れというのは初めて見た。

マダムが「今日はお一人?」と言った。「はい、今日は病み上がりで・・・」という話をする。マダムもインフルエンザの予防接種は受けたことがなく、インフルエンザにかかったこともないそうだ。一週間前までの私と同じである。

女性の常連客がマダムにシュークリームを差し入れ、そのおすそ分けにあずかる。ごちそうさまです。

1時間ほど滞在して店を出る。

蒲田に戻って、駅ビル(グランデュオ)の本屋と文具店で買い物。

 田中慎弥『孤独論』(徳間書店)

 菊池正史『安倍晋三「保守」の正体』(文春新書)

NHKの俳句と短歌のテキスト(3月号)。

カズンに使うA5サイズのブックカバー。

夕方になった。

 

学文社から出来上がったばかりの論文集の見本が届いていた。

 岩上真珠・池岡義孝・大久保孝治編『変容する社会と社会学ー家族・ライフコース・地域社会』(学文社)。

正岡寛司先生と弟子筋の10名で作った本である。

早稲田社会学会の機関誌『社会学年誌』58号(最新号)の見本も届いていた。編集委員をしているので、急いで最後の最後のチェック。

夕食はアジの干物、サラダ、味噌汁、炊き込みご飯。

カズンにカバーをかけてみる。岡山産のデニムの生地で作られている。

左はあと残り一ヶ月使い続ける今年度版。バトンタッチの準備はOKだ。

2時、就寝。