8時半、晴れ。
とりあえずサラダと牛乳の朝食。午前中に皮膚科(10時から)と歯科(11時から)の予約を入れてあるので、そのあとでちゃんとた食事はとろう。
100円ショップで買ったタオル地のサポーターを右手首にして行く。疱疹を隠すためである。本当は目立たない白いのものがよかったのだが、黒いものしかなかった。「どうして片手だけサポーターをしているのですか?」と人に聞かれたら、何と答えよう。「疱疹を隠すためです」といえば、相手は隠された疱疹について思いを巡らすであろう。「実はこのサポーターは重い金属でできていて、これを装着して日常生活を送ることで、腕力が鍛えられるのです」というのはどうだろう。格闘家みたいだ。ただし「どうして片手だけ」という質問には答えてないな。
帯状疱疹は順調に回復している。
一旦帰宅して、歯科に出かけるとき、一ヶ月のカナダ旅行から昨夜戻られたお隣のNさん夫婦と顔を合わせたので、なつが死んだことを伝える。もちろんびっくりされていたが、実は、Nさん夫婦も春先からなつが痩せて来ていることには気づいていて、この夏は越せないかもしれない、もしかしたら自分たちがカナダに行っている間に死ぬのではないかと思っていたそうである。なので、「やっぱり」という思いが強いようである。
歯科では昔治療した歯の一部がかけたので、古い金属を取り外し、虫歯の部分を削って新しく被せる金属のための型を取った。医師が「なつちゃんは元気ですか?」と聞いたので(彼も猫好きなのだ)、「実は...」という話をするとびっくりしていたが、「そういえば最近体が小さくなったみたいでしたね」とも言った。なつはいろんな人から気にかけてもらっていたのだ。
花屋で仏壇に供える花を買う。
「近江屋」でハムカツとコロッケを買う。
帰宅して、ハムカツとコロッケ(+キャベツとマヨネーズ)でオープンサンドを作り、カレー、コーラの昼食。
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デザートは冷やした草団子。
1時間ほど昼寝をしてから、答案の採点作業。
夕方、散歩に出る。
近所の専門学校のキャンパスの芝生の上で雀たちが群れている。この夏に生れたばかりの子雀たちもいる。彼らは人間に対する警戒心があまりないようである。
有隣堂やくまざわ書店をめぐって、先日新聞の書評欄で見て気になった本を中心に購入。
今村夏子『むらさきのスカートの女』(朝日新聞出版)
千野帽子『物語は人生を救うのか』(ちくまプリマ―新書)
内山節『新・幸福論~「近現代」の次に来るもの』(新潮選書)
山口慎太郎『「家族の幸せ」の経済学~データ分析でわかった結婚、出産、子育ての真実』(光文社新書)
佐藤信『日本婚活思想史序説~戦後日本の「幸せになりたい」』(東洋経済新聞社)
大坊勝次『大坊珈琲店のマニュアル』(誠文堂新光社)
筒井清忠編『昭和史講義【戦前文化人篇】』(ちくま新書)
小熊英二『日本社会のしくみ~雇用・教育・福祉の歴史社会学』(講談社現代新書)
松原惇子『孤独こそ最高の老後』(SB新書)
荒川和久『ソロエコノミーの襲来』(ワニブックス「PLUS」新書)s
全部で15000円ほどだが、これは今回キャンセルした松本旅行(一泊二日)にもし行っていたら、現地で買い物に使ったであろう小遣いくらいの額である。読書もまた一種の旅であるとすれば、これで帳尻は合っている。もちろん二日間では読めませんけどね。
夕食はキンキの煮付、人参と挽肉のピリ辛炒め、サラダ、味噌汁、ご飯。
キンキの煮付は強火で5分の簡単クッキング(落としぶたを利用)。
答案の採点の続き。5分の2ほど終わる。
2時15分、就寝。