9時半、起床。朝食は卵かけご飯。昨日の昼、卵かけご飯を食べようと炊飯器の蓋を開けたらご飯がなかった。冷蔵庫から取り出した生卵を、再び冷蔵庫に戻す気にはなれず、日清のチキンラーメンに入れて食べたが、満たされなかった卵かけご飯への思いは、一晩寝たくらいでは消滅することはなかったのである。
フィールドノートを更新し、コースナビのレビューシートのチェックそすませてから『1Q84』の続きを読む。第14章は書斎で読んだ。
「物語の役目は・・・ひとつの問題をべつのかたちに置き換えることである。」(318頁)
昼食(妻が買ってきた調理パン)を食べてから、散歩に出る。池上線に乗って池上で降り、「甘味あらい」に向って歩いているときに雨脚が急に強くなった。店内には私より年上の男性客が一人だけで、雨が小降りになるのを待っているようだった。時刻は3時になろうとしていた。贅沢あんみつを注文し、女将さんと雑談を交わしてから、第15章を読む。後から珈琲を注文した。
「空には月が二つ浮かんでいた。」(351頁)
第16章と第17章は池上駅のホームのベンチで読んだ。蒲田行の電車を何本もやりすごした。池上駅のホームのベンチは木製で駅舎と一体化している。とても長く、ホームレスや酔っ払いが横になるのを防止するための無粋な金属の枠などはない。池上本門寺の門前町の駅に相応しい慈悲深いベンチである。ホームの幅は広く、屋根も大きいため、雨に濡れる心配はない。売店、飲み物の自販機、トイレがあり、喫茶店よりも明るく、風通しもいい。一定の間隔で周囲の人の数は増えるが、すぐにいなくなる。読書にはもってこいの場所だ。監視カメラはあるが、静かに読書している人間はそっとしておいてくれるはずだ。
「ハイドンのチェロ・コンチェルト、それも老婦人の好きな音楽のひとつだ。」(386頁)
第18章と第19章は蒲田駅のホームのベンチで読んだ。ターミナル駅のため池上駅のホームのような静寂さはないが、人波の中の気楽さはある。池上駅の改札を通ってからずいぶんと時間が経過しているので、蒲田駅の改札を出るときひっかからないかとちょっと不安だったが、なんら問題はなかった。新星堂でハイドンのチェロ協奏曲の第1番と第2番の入ったCDを購入(チェロはデュ・プレ)。
「彼女の口がゆっくり開き、そこから、リトル・ピープルが次々に出てくる。」(446頁)
7時、帰宅。風呂を浴び、夕食(豚の冷しゃぶ)をとったあと、書斎で第20章から第24章まで、つまり上巻を最後まで読む。続きは明日だ。ハイドンのチェロ協奏曲のCDを聴きながら、フィールドノートの更新にとりかかる。「老婦人」が好きなのは間違いなく第2番の方だと思う。
「何故、彼女が身につけたパジャマのことがこうも気になるのだろうか。」(473頁)
フィールドノートを更新し、コースナビのレビューシートのチェックそすませてから『1Q84』の続きを読む。第14章は書斎で読んだ。
「物語の役目は・・・ひとつの問題をべつのかたちに置き換えることである。」(318頁)
昼食(妻が買ってきた調理パン)を食べてから、散歩に出る。池上線に乗って池上で降り、「甘味あらい」に向って歩いているときに雨脚が急に強くなった。店内には私より年上の男性客が一人だけで、雨が小降りになるのを待っているようだった。時刻は3時になろうとしていた。贅沢あんみつを注文し、女将さんと雑談を交わしてから、第15章を読む。後から珈琲を注文した。
「空には月が二つ浮かんでいた。」(351頁)
第16章と第17章は池上駅のホームのベンチで読んだ。蒲田行の電車を何本もやりすごした。池上駅のホームのベンチは木製で駅舎と一体化している。とても長く、ホームレスや酔っ払いが横になるのを防止するための無粋な金属の枠などはない。池上本門寺の門前町の駅に相応しい慈悲深いベンチである。ホームの幅は広く、屋根も大きいため、雨に濡れる心配はない。売店、飲み物の自販機、トイレがあり、喫茶店よりも明るく、風通しもいい。一定の間隔で周囲の人の数は増えるが、すぐにいなくなる。読書にはもってこいの場所だ。監視カメラはあるが、静かに読書している人間はそっとしておいてくれるはずだ。
「ハイドンのチェロ・コンチェルト、それも老婦人の好きな音楽のひとつだ。」(386頁)
第18章と第19章は蒲田駅のホームのベンチで読んだ。ターミナル駅のため池上駅のホームのような静寂さはないが、人波の中の気楽さはある。池上駅の改札を通ってからずいぶんと時間が経過しているので、蒲田駅の改札を出るときひっかからないかとちょっと不安だったが、なんら問題はなかった。新星堂でハイドンのチェロ協奏曲の第1番と第2番の入ったCDを購入(チェロはデュ・プレ)。
「彼女の口がゆっくり開き、そこから、リトル・ピープルが次々に出てくる。」(446頁)
7時、帰宅。風呂を浴び、夕食(豚の冷しゃぶ)をとったあと、書斎で第20章から第24章まで、つまり上巻を最後まで読む。続きは明日だ。ハイドンのチェロ協奏曲のCDを聴きながら、フィールドノートの更新にとりかかる。「老婦人」が好きなのは間違いなく第2番の方だと思う。
「何故、彼女が身につけたパジャマのことがこうも気になるのだろうか。」(473頁)