フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

10月30日(金) 晴れ

2009-10-31 10:57:57 | Weblog

  8時、起床。焼ソーセージ、トースト、牛乳の朝食。授業の準備をして、昼前に家を出る。
  3限は講義「ライフストーリーの社会学」。4限の空き時間は授業の準備。5限は基礎演習。6・7限はゼミ。ゼミの冒頭、「来年度は男子学生が今年の数倍入ってきそうです」というと、「ワーッ」と歓声が上がる。今年はなにしろ1名だから、2名入ってくれば2倍、3名入ってくれば3倍なのだ。最大で5倍までいく可能性がある。Kさんが目を輝かせなんがら、「年下、OKです」と言った。何がOKなのだろうか。ゼミの前半は今日から宮島喬・島薗進編『現代日本人の生のゆくえ』(藤原書店、2003)を読む。102人のインタビューを通して現代日本人の生き方を分析した調査の報告書で、ロバート・ベラーの『心の習慣』、『善い社会』の日本版というべきものである。ゼミでいま始めようとしているライフストーリー・インタビューのデータをこの先どのように使ってゼミ論を書いていくかのよい手本となるだろう。

  (本日のスイーツは神戸屋の各種パンだったのだが、写真撮影に失敗して、アップすることができない。サバンナ、ごめん。)

  ゼミ後半の今日のテーマは「階級・階層」。終了時刻は9時40分。最長記録更新である。教員ロビーにPCとAVラックの鍵を大慌てで返却に行く。
  研究室でメールのチェック。来週はゼミ選考の面接で研究室を頻繁に使うので、テーブルの上を片付ける。大学を出たのは10時半。蒲田に着いて、「富士そば」で天玉うどんを食べる。0時ちょっと前に帰宅。風呂を浴び、『不毛地帯』の第3話(録画)を観てから、就寝。


夜更かし雀


10月29日(木) 晴れ

2009-10-30 10:58:28 | Weblog
  午前中に子雀を田園調布の小鳥の病院へ連れて行く。「免疫もつきましたし、もう通院は必要ありません」と言われる。普通の雀より二回りくらい小さいが、内臓に問題はないので、大丈夫ですとのこと。8月中旬に落ちこぼれの子雀を拾ってから2ヶ月半、心配をかけおって・・・、これで一安心だ。今日はもし病院が混んでいたら、自宅には戻らず(戻れず)、そのまま子雀を連れて大学へ行くつもりだった。しかし、いまの研究室はとにかく冷えるので、私はダウンジャケットを着ているが、子雀は寒かろう。それに今日は研究室で卒論指導があるので、小鳥アレルギーの学生がいないとも限らない。あれこれ不安材料があったが、幸い診察が早く終ったので、いったん自宅に戻り(子雀をおいて)、それから大学へ。
  本部キャンパス(国際会議場)へ行って教員組合の定期総会の受付に顔を出す。サンドイッチと紅茶を受け取り、ロビーで食べる。戸山キャンパスに戻って、事務所でゼミ希望者のデータ(志望理由書と成績)を受け取る。授業前なのザッと目を通しただけだったが、選考はそう簡単ではなさそうな感じがした。
  3限は大学院の演習。4限は空き時間。5限は卒論指導。6限は演習「ケーススタディの方法」。授業後、現代人間論系室に顔を出し、しばし雑談。夕食は「秀永」の油淋鶏定食。
  10時、帰宅。明日の講義「ライフストーリーの社会学」の資料を作って、いつものようにコースナビにアップしようとしたが、パワポ資料をPDF化するソフトに不具合があってうまくいかない。待っている学生がいるといけないので、その旨をメールで通知する。ゼミ希望の学生の一部(前期に私の演習をとっていない学生)に面接の通知をする。

10月28日(水) 晴れ

2009-10-29 01:37:58 | Weblog

  8時、起床。今日も晴天。ハムトーストと牛乳の朝食。10時に予約している歯科へ行き、虫歯の治療。
  昼食は外に食べに出る。自転車に乗って、小沼先生が教えてくれた梅屋敷東通り商店街にあるうどん屋「東行」(とうぎょう)へ行ってみる。昨日の夜、小沼先生は柴田元幸さんに案内されて「東行」に行ったのだが、うどんも店の雰囲気も大変気に入られたようで、帰宅されてすぐに私にメールをくださったのである。私はこの種のメールには素直に反応するタイプの人間である。

  めざす「東行」は商店街の真ん中よりもう少し先に行ったあたりにあった。店内に入ると、なるほど、小沼先生のメールにあったとおり、レゲエの曲が流れている。昼時であったが、客は私一人。これでやっていけるのだろうか。品書きの中から店の名前を冠した「東行うどん」(850円)を注文する。この店は以前は雑色にあり、今年の4月にこの場所に移転してきたとのこと。どおりで見覚えがなかったはずだ。しばしの待ち時間の後に運ばれてきたうどんは、極太でもっちりした食感。鰹節と昆布できちんと出汁をとった味わい深い汁だ。油揚げ、味付け卵、揚げ餅、揚げ茄子、ホウレン草などが入っている。どれも丁寧な仕事だ。「甘味あらい」の贅沢あんみつを思わせる。トッピングが出来るようなので、次回は、揚げ茄子をもう1つと、大根おろし、それから掻き揚げものせてみたいと思った。ご主人と奥さんに「知り合いに教えられてきたのですが、とても美味しかったです」とお礼を言って店を出る。
  汁を全部飲み干したので、少々口の中が辛い。というのは「福田屋」に行くための口実である。またしても客は私一人で、田舎汁粉(180円)を注文する。180円ですよ、180円! 信じられない価格である。しかも安かろう不味かろうではない。「甘味あらい」とは比べられないが、これはこれでよい、そう断言できる甘味だ。「東行」→「福田屋」は癖になりそうなコースである。

  夕方から大田区男女平等推進区民会議。指導課と産業推進課の方に来ていただいてヒアリング。次回は人事課と福祉部の方をリクエストしているが、はたして来ていただけるだろうか。


10月27日(火) 晴れ

2009-10-28 09:44:42 | Weblog

  8時、起床。台風一過(なのだろう)の青空。しかも9月の陽気だ。親子丼の具をおかずにトーストの朝食。

  昼前に、渋谷の「ギャラリー・ルデコ」で開かれている写真展「Good News moment 9」を見物する。社会学専修の卒業生のTさんがメンバーの一人で、毎年(今年で9回目)、お知らせをいただく。会場で、珈琲を飲みながら、Tさんの近況やテレビ業界の話を聞く。3限の授業があるので、12時半にギャラリーを出る。
  3限の「現代人間総合講座2」は木村助教の担当の2回目。今日の講義も興味深く聞かせてもらったが、一人2回というのはやはり物足りない感じがする。もう1回、合計3回はほしいところだ。
  4限は、「メーヤウ」で昼食(インド風ポークカリー)をとってから、研究室でゼミの発表グループの事前相談。M君が本棚に横済みにしてある本の山を落とす。慌てて戻そうとして、さらに落とす。それがIさんの上に落ちる。「キャー」。本の落下による初の負傷者が出るかと思ったが、大事には至らなかった。
  5限は大学院の「質的調査法特論」。8人の受講生のうち2人から調査完了の報告があった。
  3年生の卒業研究の指導教員の交渉で他論系の主任に電話をする。卒業研究を選択する(ゼミに所属しない)学生は少数なのだが、研究テーマが必ずしも自論系の教員で対応できるものばかりではないので、他論系や他学部の先生にお願いするケースが出てくるのだ。できる限りベストのマッチングをしたいと思う。お見合いの世話をする親戚のおばさんのような気分である。


10月26日(月) 雨

2009-10-27 08:29:46 | Weblog
  8時、起床。今日も朝から雨。知らないうちに背後から台風が接近しているらしい。ハムトースと紅茶の朝食。午前中、あれこれのメールを書いては送信する。ほとんどは論系の主任としての業務にかかわるもの。
昼食は簡単にカップ麺ですます。午前中に出したメールにぼちぼち返信がある。それに対してまた返信のメールを書く。雨は小止みなく降っている。
  事務所からゼミの希望者数(変更後の人数)の連絡がある。氏名は現時点ではまだ知らされていない。木曜日に事務所へ行って学生のデータをもらうことになっている。それから選考に入る。今回は一部の学生に対して面接を行う。一部の学生というのは、春学期の私の専門演習「現代社会とセラピー文化」を受講していない(選外で受講できなかったのかもしれない)学生である。去年は成績と志望理由書だけで選考したのだが、ゼミの教員の専門演習を履修している学生といない学生、つまり教員と面識のある学生とない学生では面識のない学生が不利なのではないかという不安が学生の側にあるようなので、今年度は面接を一部導入することにしたのである。(面接の日時の連絡は木曜日の夜にメールでしますから、該当する学生は見落とさないように)。
  夜、『東京DOGS』第二話を観る。サスペンスで、かつコミカル。『流星の絆』のタッチに似ている。両方とも三浦友和が主人公に対して「親戚のおじさん」的な刑事役で出ているから余計そう思うのかもしれない(まさか今度も彼が父親殺しの真犯人なんてことはないだろうね。もしそうだったら怒るぞ)。