午前10時に家を出る。今日はこれから立正大学心理学部の宮城まり子先生の研究室を訪問するのである。上着にネクタイを着用。しのぎやすい気候で助かった。宮城先生には新学部のブリッジ科目である「生活設計論」の担当をお願いしているので、一度ご挨拶に伺わなくてはと思っていたのである。途中、エキュート品川(品川駅構内のデパート)に立ち寄って「ダロワイヨ」のマカロンの詰め合わせを購入。「女性は洋菓子が好き」というのは偏見には違いないが、めったに外れない経験則である。大崎の駅で降りた(改札を出た)のはたぶん初めてである。立正大学は駅から徒歩7分のわかりやすい場所にあった。30分ほど早く着いてしまったので、すでに夏休みで休業中の校内のカフェのベンチで時間をつぶし、11時5分前に研究室のドアをノックする。名刺の交換をしながら、宮城先生が「初めまして」とおっしゃったので、「いえ、実はお会いするのは初めてではないのです」と私が言うと、先生は「えっ?」という顔をされた。もう20年以上前のことになるが、当時大学院生だった私は、日立製作所がスポンサーになっている小平記念会家庭教育研究所ということころの非常勤の研究員をやっていて、家族の寝方の調査などをやっていたのであるが、そのころ宮城先生も研究所にかかわっておられて、一度、お話をしたことがあるのだ。そのとき印象的だったことが2つあって、1つは、宮城まり子という名前が有名な女優さんと同姓同名であったこと。これは宮城先生から伺ったエピソードなのだが、講演会の依頼があって、当日会場に行ってみると、主催者側が女優の宮城まり子さんに依頼したつもりになっていたことがその場になってわかったなんていうこともあったそうだ。もう1つ、印象に残っているのは、大変に美しい方であったことである。今日、20数年ぶりにお会いしたわけだが、当時の印象と何ら変わるところがなかった。新学部のカリキュラムについて説明し、「生活設計論」の中身や、立正大学での先生ご自身のゼミの運営のやり方についてのお話を伺う。甘いものは大好きですと言っていただけたので、件の経験則は一層強化されることになった。
蒲田に戻り、くまざわ書店で、鮎川信夫・大岡信・北川透編『戦後代表詩選』(思潮社)、関口篤訳編『シェイクスピア名詩名句100選』(思潮社)を購入し、「やぶ久」で昼食(天丼と冷やしきつねそばの定食)を取り、帰宅して昼寝。夜、「社会と文化」の採点終了。あと1科目。
蒲田に戻り、くまざわ書店で、鮎川信夫・大岡信・北川透編『戦後代表詩選』(思潮社)、関口篤訳編『シェイクスピア名詩名句100選』(思潮社)を購入し、「やぶ久」で昼食(天丼と冷やしきつねそばの定食)を取り、帰宅して昼寝。夜、「社会と文化」の採点終了。あと1科目。