フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

2月28日(日) 晴れ

2016-02-29 15:03:34 | Weblog

8時、起床。

昼食を「パン日和あをや」で食べる予定なので、パン抜きの朝食。

カロリー補給はスイーツで。

12時に南武線鹿島田駅で卒業生のあずささん(論系ゼミ1期生、2011年卒)と待ち合わせ、徒歩10分の「パン日和あをや」へ。

卒業生と会うときは日程のほかに場所の希望も尋ねるのだが、今回彼女は「パン日和あをや」を希望した。彼女と「パン日和あをや」へ来るのは二度目だが、最初は2014年の12月だった。いまでこそこの店には卒業生とよく来るようになったが、最初に連れてきた卒業生が彼女だったのである。そのとき奥さまが彼女を見て、「大島優子さん(元AKB48)に似てらっしゃいますね」と言ったので、私はそんなことは全然思ったことはなかったので、「ハハハ」と笑ったら、あずささんが、「はい、たまに言われます」と答えたので、びっくりしたことを覚えている。ちなみに大島優子とあずささんは同い年の生まれである。

奥さまはあずさんのことを覚えていた。「同じ卒業生と来るのは今回が初めてです」と私が言うと、「もうお一人いたような・・・」と奥さまが言った。それは明らかに奥さまの勘違いで、二度(以上)来ているのは妻、娘、放送大学の坂井先生しかいないはずである。もしかしたら、私にこの店を教えられて、気に入って、その後、一人で、あるいは誰かと来た人がいたのではないだろうか。

今日はいくらか気温が高い。駅から歩いてきて乾いた喉をアップルタイダ―で潤す。

本日のスープは白菜とアサリのシチュー。いつものことながらスープが美味しい。

サーモンとチーズのオープンサンド。

オムレツサンドウィッチ。

逆光で彼女にレンズを向ける。白い世界は彼女の柔らかなイメージjにふさわしい。

デザートは私は定番のホットショコラとクロワッサン。

彼女はクロワッサンを使ったフレンチトーストと紅茶。前回と同じ注文だが、そのときはクロワッサンは輪切りだった。今日はお魚のように二枚に下ろされている(笑)。

 二階の和室が空いたので、ちょっと上がらせてもらって、ポートレートを撮る。 「彼女らしい」写真を一枚と「彼女らしくない」写真を一枚。

「彼女らしい」写真とは、これはもちろん私の印象だが、「伏し目がちの笑顔」の写真である。私が彼女を大島優子に似ているとチラリとも思ったことがないのは、大島優子の「彼女らしさ」とあずささんの「彼女らしさ」がまったく重なっていないからだろう。

一方、「彼女らしくない」写真とは、「笑顔なしでこちらを真っ直ぐに見つめる」写真である。こういう表情をあずささんはまずしない。こちらから注文してしてもらったのである。ここで、「彼女らしくない」には、二通りの場合がある。1つは「虚構的である」ということ。女優が自分とは別の人格を演じるように自分らしくない表情やポーズをとる場合である。もう1つは、「潜在的である」ということ。本当はそういう部分が自分の内にあるのだが、普段はそれを表出しないようにしている(意識的に、あるいは無意識のうちに)場合である。このあずささんの「彼女らしくない」写真がどちらのケースであるかは・・・わかりません(笑)。

ポートレートを撮るときは、その人らしい写真と、その人らしくない写真を撮りたいと心掛けている。

お店を出る前にご主人にツーショットを撮っていただく。 

腹ごなしに夢見ケ崎動物公園を散歩する。

あっ、大島優子に似ている(笑)。

公園は小高い場所にあるので、少々風がある。早春の散歩はまだまだコートが必要だ。

あずささんは小柄だが、小顔なので、単体の写真であればスラリとして小柄には見えない。

私はこの動物公園は二度目だが、彼女は初めて。でも、住んでいるのは同じ川崎市なので、動物公園の存在は知っていた。地元のニュースで知ったらしく、「キスするレッサーパンダがいるんですよね」と言ったが、そうなの、私は知らなかった(笑)。

前回来たときよりも、季節が暖かくなったせいか、動物たちは活発に動いていたように思う。 

 

あずささんにも活発に動いていただけた(笑)。

見晴らしのいい公園である。

桜の花が咲く頃はたくさんの人が訪れるのだろう。

 閉園時間(4時)が近づいて来た。いまはまだいいが、季節にかかわらず午後4時というのはどうなのだろう。夏はもっと遅くまで開いてくれていてもいいのではなかろうか。でも、動物の生活時間というのは季節にかかわらず一定なのだろうか。

さて、そろそろ帰りましょうか。

手を振るポーズをしてもらったが、ここで別れたわけではない(笑)。 鹿島田駅まで一緒に帰った。

カフェは「パン日和あをや」しか行っていないので、普通ならカフェの梯子をするところなのだが、実は、来週の日曜日、またあずささんとは会うことになっているのである。二週連続の「早春カフェ」なのである(来週に続く)。

夕食は妻が初めての料理にいどんだ。

鶏肉とネギのおろし煮。フライパンで炒めてからのおろし煮である。ネギは大仁田ネギ。

美味しかったが、あえて注文をすれば、ネギがしんなりしすぎかもしれない。すき焼きのときのネギもそうだが、トロトロよりも、私はネギの歯ごたえが少し残っている方が好みです。

ごちそうさまでした。


2月27日(土) 晴れ

2016-02-28 10:51:58 | Weblog

8時、起床。

トースト(コロッケとメンチのせ)、レタス、紅茶の朝食。

私の書斎の窓は西向きなので午前中は光は直射日光は差し込まない。FMラジオを聴きながらブログを更新する。

卒業生のユウキ君とホナミさん(論系ゼミ2期生、2012年卒)と11時20分に蒲田駅で待ち合わせ、「まやんち」へ行く。

「まやんち」へ男女ペアの卒業生と来るのは二度目であるが、念のために注記すると、今回の2人はカップルではない(笑)。

アフタヌーンティーを注文。リニューアル版であるが、2.0ではなく、2.1のようである。(写真は二人前)

フードメニューの復活に伴って、サンドイッチが以前のバージョンと同じ野菜サンド2ヶに戻った(その代わり野菜スープがなくなった)。

「まやんち」には1時間半ほど滞在。その後は、普段の土曜日であれば、「phono cafe」や「あるす」へとカフェの梯子をするところであるが、今日は「phono kafe」はお休みで、ホナミさんはコーヒーが苦手なので、散歩の範囲を少し広げて、蒲田の隣町の池上へ行くことにした。

池上駅から本門寺への参道を歩く。

ユウキ君は長身で、ホナミさんはご柄だから、かなりの身長さである。

風はまだ冷たいが、陽射しは暖かい。早春の散歩日和だ。

「モヤさま」のノリで。 

 「菜の花と小娘」という志賀直哉の処女作のタイトルを思い出す。

寺町のあちこちで梅が見頃である。

本門寺に到着。

寺の大きさに驚く2人。本門寺は日蓮宗の総本山だからね。

参拝をしていこう。

参拝をすませる。

五重塔の方へ。手前の木は桜。あとひと月もするとここは花見の名所になる。

池上会館の屋上から眺める五重塔。

再度注記しておくが、二人はカップルではない(笑)。

階段を下りるとき、ホナミさんの両手が羽ばたくような動きをしていた。散歩を楽しんでいる様子だ。

階段の途中で、「早咲きの桜と小娘」の写真を撮る。

 本日二軒目のカフェは古民家カフェ「蓮月」。 

ここに卒業生と来るのは二度目だが、そのときもこのテーブルだったね。

三人とも私のお勧めのほうじ茶プリンを注文。ガラスの器が前のときと違う形だが(前は縦長の円柱)、容積は同じですとのこと(笑)。

私はホットコーヒー、ユウキ君はアイスコーヒー。

コーヒーが苦手なホナミさんはハス茶。「蓮月」のメニューとしてふさわしい。

ふさわしいといえば、前回来たときに玄関先を入って右手の小上がりの空間に置かれていた生ビールの樽は姿を消して、開店当初のようにちゃんとした座卓が置かれていた。私がブログで苦言を呈したからではないだろうが、「古民家カフェ」としてふさわしい空間が回復されていた。

今日はユウキ君から「先生に相談したいことがあり・・・」というメールが来て、ホナミさんがおまけのような形で付いてきたのだが(笑)、いつまでたってもその「相談」が始まらない。こちらから尋ねると、ようやく彼はその「相談」を始めた。仕事か恋愛の相談だろうと予想していたら、全然違った。ただ、学生や卒業生と話をしていてそういう相談はたまにあるので、驚きはしなかった。

相談を終えて、本日三軒目のカフェ、池上駅前商店街の外れにある「バターリリー」へ。

小腹が空いていた。しかし、スイーツはもう十分なので、タコライスを注文。オプションの目玉焼きをつけてもらう(これは以前にはなかった)。天ぷらうどんや鍋焼きうどんに生卵が合うように、ドライカレーやタコライスには目玉焼き(半熟)が合う。

 

ホナミさんも早めの夕飯という位置づけでタコライス(目玉焼きはなし)、ユウキ君はホットサンドを注文。

ユウキ君が相談ごとをしたからというわけではないだろうが、ホナミさんからも相談を受ける。以前に一度聞いたことがある内容だった。

相談というのは、解決にはつながらなくても、アウトプットすることで気分が多少軽くなるという効果がある。二人の笑顔がそれを示している。念のために三度注記するが・・・もういいか(笑)。

 「バターリリー」には6時まで滞在した。

店を出るとき店長さんに写真を撮っていただく。 

夕暮れの商店街を池上の駅まで歩く。蒲田も池上も生活感のある街で、二人とも気に入ってくれたようである。

また会いましょう。お元気で。

タコライスから3時間後、夕食は豚しゃぶ(冷製)、とろろ汁、筍の味噌汁、ご飯。

デザートは今日お土産にいただいガトーラスクと紅茶。


2月26日(金) 晴れ

2016-02-27 10:54:22 | Weblog

明け方、怖い夢を見て目が覚める。

私は男手一つで二人の子供を育てていた。長男に食事を食べさせながら(就学前なのだ)、ふと、自分にはもう一人子供がいたことを思います。すっかり忘れていたのだ。あわてて、雪崩に埋もれた人間を救出するように、本に埋もれていた次男を救出する。次男は生きていたが、栄養失調のようになっていた。『蛍の墓』の節子のようなうつろな表情をしていた。水の入ったコップを口元にもっていくと、ごくごくと飲んだ。早く医者に連れていかなければ・・・。

ここで目が覚めた。背筋が寒かった。喉も少し痛かった。風邪を引いたのかもしれない。

夢は現実のストレートな反映ではなく変型であるとすれば、この夢の意味することは何か。二人の子供は私の仕事あるいは責務の暗喩であろう。本に埋もれていた次男は、私が放置している仕事、課題、責務である。手遅れになる前に着手しなければならないと。思い当たることはいくつかある。

私はもう一度眠りに就いた。

8時半、起床。背筋の寒気や喉の痛みは消えていた。

「朝の静物」(スクエアー)

「朝の静物」(ライン)

トースト、ベーコン&エッグ、サラダ(トマト、ベビーリーフ)。

午後3時ごろ、散歩に出る。

遅い昼食を「そば新」で食べる。

ししゃもと茄子の天ぷらうどん(420円)+生卵(50円)。ここは汁が旨い。マイルドなのだ。駅前にある有名な立ち食いそば屋は汁の味が尖がっていて私は好みではない。ししゃもの天ぷらはこのマイルドな汁とたしかに相性がいい。汁に溶けだした生卵がさらに両者を包み込んで至福の味わい。

大井町のヤマダ電機に行く。

いま、首から下げるタイプのカメラ、つまり散歩や旅行に携帯するカメラは12月に購入したばかりのLUMIX(パナソニック)のDMC-LX100を使っているが、普段、ポケットに入れて持ち歩くタイプのカメラとして使っていたLUMIXのDMC-LF1がシステムエラー(ズーム)を起こしようになり、ほかに破損個所もあり、保証期間を過ぎていることもあるので、新しい小型カメラを買うことにした。

条件は小型軽量であることとレンズがいいことである。店員さんからアドバイスをいただいて、Cybershot(ソニー)のDSC-RX100を購入した。

今日からこの2本柱でいく。

買物を終えて、「pottery」に寄って一服していくことにしする。

線路沿いの土手道の「pottery」の前の桜が満開である。

マダムに「桜が咲きましたね」と言うと、「はい。少し葉桜になり始めてますね」とのこと。そうか、ピークはもう少し前だったのか。前回、「pottery」に来たのは2月5日だったからな。3週間のブランクは大きかった。

ブレンドコーヒーを注文。

しばらく書きものをして過ごす。

 6時ごろ店を出る。日は沈んだが、空はまだ明るさを残している。

大井町駅東口そばの飲み屋街はこれから客たちで混んでくることだろう。

 夕食はチキン(モモ)の照り焼き。

ご飯のお替りをして辛子明太子の茶漬けで〆る。

坂口恭平『現実脱出論』(講談社現代新書、2014)は面白い本である。一口でいえば、シュールレアリズム的日常生活論である。

「現実と呼ばれている世界に、僕はずっと興味が持てず、直視できなかった。/一方、僕の両親は、現実と向かい合い、現実の中で暮らしていると言い張る。そして、僕にも現実を見なさいと促してくる。/避けられない時もあるので、僕だってちらりと垣間見たことはある。しかし、全く面白みを感じることができない。楽しくないのに、どうしてそんな世界にいられるのかと尋ねると二人は決まってこう答えた。/「それが現実だから」/僕にはその意味がわからなかった。そこが居心地の悪い場所なら、自分が気持ち良さを感じることができる場所へ行けばいいだけである。しかし、両親はそれはできないと言った。なぜなら現実は一つしかないからだ、と。/岐路に立たされた時、僕のところにはいつも現実からの招待状が届く。/その招待状を見た両親や周囲の人たちは喜び、一緒に行こうと誘ってくる。/中身を読むと、これから僕がやるべきことが畏(かしこ)まった文章で書かれていた。/しかし、僕にはその意味を理解することができない。両親に質問してみると、実は彼らも完全には分かっているわけではなかった。もしこれが何かのパーティーの招待状だとしたら、怪しすぎてとてもじゃないが参加したくない。一人でぽつんと留守番しているほうがマシだ。/気乗りしないので躊躇していると、「現実を見ろ」と叱咤されるようになってきた。しかし、どんなに目を凝らしてもハリボテのようにしか見えない。次第に僕は、現実とは自由参加に見せかけた強制的な催し物なのではないか、と疑うようになった。」(14-15頁)

われわらの「実生活」や「実人生」というものを「自由参加に見せかけた強制的な催し物」とはよくぞ言ったものである。ここから社会学へはあと一歩であるけれど、坂口はサイエンスではなくアート的方法で脱現実へと向かう。現実の相対化を図り、現実を多元的な現実の一つの現実に過ぎないものとして見直す方向へと向かうのである。春学期の講義「現代人のライフスタイル」の参考文献として指定しようと思う。


2月25日(木) 晴れ

2016-02-26 14:22:54 | Weblog

8時、起床。

パン、サラダ(ウィンナー、トマト、レタス)、紅茶の朝食。

午後、散歩に出る。今日は美術散歩の一日になる予定。

野良猫のなつが玄関先にいたので、エサを与える。では、行ってくるよ。

電車に乗って有楽町で降りる。

銀座方面へ。

銀座4丁目と5丁目の間の交差点。

三原橋方面へ。

銀座6丁目の「ギャラリー暁」で開催中の「第3回 現代絵画シリウス展」(2月22日~28日)。

ブログの読者の方からご案内をいただいた年齢も作風も多様な7人の男性作家のグループ展である。

カタログ表紙、川井雅樹「証言者・あの日を忘れない」

 

紀井学「森の精霊達(部分)」、小山佐藤敏「生命都市-FUJIYAMA」、

 

齋藤鐵心「空間演出法2016A001」、砂糖忠弘「風のゆくえ」

 

 清水健太郎「バベルの末裔たち「しずくの巣」」、田所一絋「聖なる獣-ネパールの倒壊した寺院より-」

 

カタログにはそれぞれの作家のメッセージが書かれていて、興味深かった。何人かの作家さんが在廊されていて、リアルな語りも聞くことができる。

昼食は「竹葉亭」で。

 鯛茶漬けを注文。

まずは鯛の刺身でご飯を一膳いただく。

二膳目は刺身と薬味をご飯にのせてお茶をかけて。

三膳目はごまだれもかけて。

最後はお新香でさっぱりと。

銀座一丁目の方へ歩く。

「ザード」のデビュー25周年とか・・・。

道端で苺が売られていた。

卒業式のときに配る記念品でも買おうかな。

 宝くじが当たったらね(笑)。

伊東屋ビルに入る。

最上階にあるカフェで一服していく。

チーズケーキと紅茶を注文。以前のラウンジに比べると高級感に溢れている。あのラウンジはホット一息するのに最適だったのだが・・・。

娘からケータイにメールが届く。私のブログの昨日の記事を読んだ感想が書かれていた。

「喰い逃げとはやるね!」

「いや、逃げてはないよ。アイル ビー バック と言って立ち去ったのさ。」

「そんなターミネーター的な感じだったのね。お父さんは財布を忘れすぎと思うの。」(絵文字は省略)

「そうだね。でも、食べ物への愛を忘れたことはない。」

「そうだね、そうだよね。」

娘も会社で遅めの昼食を食べているようである。

京橋、さらに日本橋の方へ歩く。

日本橋高島屋に到着。

お目当ては「ピカソ展」。

ケルン市にあるルートヴィッヒ美術館が所蔵する世界最大級のピカソ・コレクションの展覧会である。

絵画作品では、「手を組んだアルルカン」(1923)と、「読書する女の頭部」(1953)が一番見ごたえがあった。

しかし、今回の展覧会の一番の収穫は、ピカソの陶芸作品(絵皿)をたくさん見られたことである。ピカソが多芸な作家であることは知っていたが、これだけたくさんの陶芸作品が並んでいるのを見ると改めて彼の創作のエネルギーに圧倒される思いがした。

さくら通りを通って、東京駅の丸の内北口へと向かう。 

東京ステーションギャリ―で開催中の「ジョルジョ・モランディ 終わりなき変奏」(2月20日ー4月10日)。

同じような瓶や容器を配置を変えて、繰り返し描いた「静物画」がたくさん展示されている。

まるで数種類の素粒子から宇宙のすべてが構成されているように、彼の「静物画」は「ここに世界のすべてがある」と言っているようである。

カタログはまた来たときに購入するとして、今日はジャネット・アブラモヴィッチ『ジョルジュ・モランディ 静謐の画家の激動の時代』(バベルプレス)を購入。カラーの図番が豊富な研究書である。 

ポストカードを9枚購入。いわゆる一般的な「静物画」のイメージに近いのは上段中央の作品だろう。あとはすべてモランディならではの「静物画」である。

東京ステーションギャラリーの出入り口は東京駅丸の内北口の構内にある。

そこに立って、目の前の人たちを、同じ視点で数枚撮る。

ここに東京のすべてがある・・・か。

午後6時、蒲田に帰って来る。

夕食は鯖(干物)、茄子とベーコンの煮物、サラダ、卵と玉ねぎのみそ汁、ご飯。

 

デザートは有楽町の「六角玉屋」で買ってきたいちご豆大福(特選)。

あんこはとろりと甘く、苺は甘酸っぱい。

 


2月24日(水) 曇り

2016-02-25 11:29:12 | Weblog

9時、起床。

トースト、サラダ(大根、トマト、ブロッコリー、レタス)、紅茶の朝食。

書斎の窓ガラスが割れる。『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』の練の事務所(兼自宅)の窓ガラスは投石で割られたが、私の書斎の窓ガラスはちょっとしたはずみで私が手をついたら割れたのである。近所のガラス屋さんに来てもらって修理する。

12時に家を出て、大学へ。

枝を切り落とされたメタセコイヤの並木が冬の曇り空をバックにシュールである。

1時から教授会。

メタセコイヤの件について教務から説明があった。新たに建設する記念会堂の基礎のコンクリートにメタセコイヤの葉が混入すると問題なので事前に枝を切り落とすと業者の方から説明は受けていたが、こんなにバッサリやるとは思っていなかったとのこと。後の祭りである。

「倍返しだ」はちょっと古めの流行語だが、メタセコイヤの再生を祈るだけでなく、スロープの一方の側にもこの際新たにメタセコイヤを植えたらどうだろう。そこには以前は高木がたくさん植わっていたが、塀の外の道を拡張する工事のときに邪魔になるということで伐採してしまったのである。そのためスロープから塀の外の民家の窓が丸見えの状態になっている。目隠しの意味でも、美観の点でも、木が植わっていた方がいいように思うのだが。

早く終わると誤解していた教授会は3時までかかった。お腹がペコペコである。

この時間になると行きつけの店は中休みに入っているところが多い。 正門前通りの「早稲田軒」まで足を延ばす。

ワンタンメンを注文して、待っているときに気が付いた。財布を忘れた(研究室に)。

すでにワンタンメンは作られ始めている。研究室まで財布を取りに戻る時間はない(麺が伸びてしまう)。これが「五郎八」や「たかはし」のような馴染みの店であれば「先生、お金は今度でいいですよ(笑)」ということにしてもらいやすいが、「早稲田軒」はたまにしか来ない店なので(前回は1月18日に人間ドックを受診した後に来た)、お店の方は私の顔くらいは知っているかもしれないが、何者であるかは知らない。

私はお店の方に、うっかり財布を忘れてきてしまったので、後で必ず持ってきますと説明し、借用書(?)代わりに名刺を渡した。「早稲田軒」は大学との付き合いのある店なので、私の説明を信じてくださり、「お金は今度のときでいいですよ」と言って下さったが、そういうわけにはいかない。「夕方に本部キャンパスに来る用事がありますので、そのときに必ず」と申し上げた。

無銭で食べるワンタンメンは格別の味わいである。

研究室に戻り、夕方まで雑用。

6時過ぎに、研究室を出て、「早稲田軒」へ支払いに行く。

本部キャンパス周辺には、最近、昔からの飲食店の閉店が相次いでいて、メディアでも取り上げられている(マスコミの世界には早稲田出身者が多いという事情もあるだろう)。この「ライフ」のその1つだ。本部キャンパス周辺の飲食店はほとんど利用したことがないので、感慨深いということはないが、灯りの消えた(もう灯ることのない)飲食店というのは物悲しいものである。

6時半から職員組合の事務所で開かれる拡大中央委員会に出席。前回(12月16日)のように長くなることを覚悟していたが、思いのほか早く終わった(8時終了)。

9時半、帰宅。