フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

2月27日(火) 晴れ

2018-02-28 08:21:30 | Weblog

8時、起床。

トースト、カレー、サラダ、冷麦茶、紅茶の朝食。

本来であれば冷麦茶の占める位置は牛乳によって占められるべきだが、あいにくと牛乳は昨日の時点でワンパックを消費しており、水曜日の生協の配達を待たねばならないのである。妻は牛乳は飲まず、私にしても飲むのは朝食のときだけなのだが、一日コップ一杯でもワンパック(1000ml)では一週間はもたない。5日目か6日目でなくなる。

朝の食卓に昨夜のカレーがあると、それだけで満たされた気分になる。

今日は締め切りの迫った査読の仕事をする。タイトルだけを聞いて気楽に(止む無くかな)引き受けたのだが、分量が400字詰め原稿用紙に換算して200枚はある長い論文だと後から知って後悔した。普通、論文といえば、50枚程度のものである。その4倍、修士論文クラスの分量である。しかも読み始めて驚いたのは、内容が博士論文クラスの力作であることだ。いや、驚いた。

昼過ぎ、昼食を食べに出る。ささっと食べたかったので「吉野家」に入る。牛丼というのは「ぶっかけ丼」にカテゴライズされる食べ物である。大きな鍋で煮込んだものをご飯の上にかけて食べる。カレー丼、深川丼(アサリ飯)、肉じゃが丼、そぼろ丼などもこの類で、注文してから出てくるまでの時間が短いことが特徴である。同じ丼物でも、カツ丼、親子丼、天丼、鰻丼とはそこが違う。ご飯と味噌汁だけを注文し、ご飯に味噌汁をかけて食べればこれも一種のぶっかけ丼だが、食堂でそういう注文をしている人を見たことはない。(でも、私は味噌汁かけご飯はけっこう好きで、とくに卵と大根の味噌汁はぶっかけご飯にすると美味しいと思う)。

牛丼、あたま大盛り、つゆ多め、と注文する。480円也。

味噌汁は不要。お茶があればよい。

生卵は、つゆ多めで注文したときは不要。つゆ多めでさらに生卵をかけるとずぶずぶになってしまう。しかも、今日の「つゆ多め」は実質体に「つゆダク」であった。「少しつゆ多め」というリクエストができるならそうしたいところだ。

お新香も不要。無料の紅生姜で十分。

もしゆっくり食べたいときは、プチ贅沢で、豚汁かけんちん汁を注文するのがよいだろう。

吉野家には和風ファストフード店のパイオニアとしてこれからも頑張ってほしい。

昨日アマゾンに注文した本がもう届いた。

 栗原彬編『人びとの精神史9 震災前後 2000年以降』(岩波書店)

「2000年以降」というのは本書が出版されたのが2016年であるから、15年くらいの長さのある期間で、これまでの巻が「1970年前後」とか「1980年代」とか5年から10年くらいの期間を想定していたのに比べると、ラフな感じがするが、現在進行中の「現在」を「歴史」として語ることは難しい。それにもしこれまでの巻の尺度に合わせて「00年代」という設定にしてしまうと、「2011年3月11日」の震災がそこから外れてしまう。もちろん震災とは無縁の「00年代」の精神史というものが書かれてもおかしくはないが、あの震災を経験したわれわれにとっては、「00年代」の精神史というものは、「震災で何が変わり、何が変わらなかったのか」というbefore-after的な視点を想定したときの「before」的な状況として認識されがちである。歴史とはそういうもので、決して当時を生きていた人々の目から見たその時代ではなく、当時を振り返る現在のわれわれの目から見たその時代を描くものである。

夕食はカマス、湯葉の煮物、サラダ、けんちん汁、ご飯。

食後にいただきもののバームクーヘン。

オリンピックの中継がなくなって淋しいという人もいるだろうが、私はもう十分堪能させてもらった。本も読みたいし、録り溜めてあるTVドラマも観たい。

 2時半、就寝。


2月26日(月) 晴れ

2018-02-27 13:08:49 | Weblog

8時、起床。

書斎に行くとお泊りをしたナツがまだ私の椅子の上にいる・・・と思ったら、そうではなくて、妻がゴミ出しをするときに一度出て、そしてすぐにまた入ってきたのだという。外はかなり寒いのだろう。ナツの行動でその日の寒さの程度がわかる。

朝食はトースト、サラダ(サーモン)、牛乳、紅茶の朝食。

 

昼から大学へ。

馬場下の交差点から本部キャンパに向かう道は「早大南門通り」という名前が付いている。

試験を終えて本部キャンパスから地下鉄の駅に向かう受験生たちが、「南門(難問)だったな」とつぶやきながら歩く道である。別名、「早大狭門通り」とも呼ばれている(嘘です)。

その早大南門通りにある「たかはし」。

ぶり照焼き定食。珍しく魚料理を注文したのは、先日、ニューヨークからやってきたアマネさんとジュリちゃんが目の前で魚料理(塩さば定食と銀むつ煮付け定食)を食べているのを見て、美味しそうだなと思ったからである。

ジュリちゃんが食べていたのはぶりの切り身の照り焼きだったが、今日はぶりのカマの照り焼きである。

同僚の上野先生と相席になり、あれこれおしゃべりをしながら食事をした。二人はほぼ同い年で、昔、私が二文の学生担当教務をしていたとき、上野先生は一文の学生担当教務をされていた。いわば戦友である。

馬場下の交差点の鯛焼き屋でお八つの鯛焼きを一尾買って、教員ロビー別室で食べる。

研究室で食べなかったのは、ここでしばらく雑用を片付ける必要があったからである。

教員ロビー備え付けのパソコン。ワードがまだ2010である。最新版は2016だが、せめて2013にバージョンアップしていてほしいものである。学生が2013で書いたレポートを2010で開くとレイアウトが微妙に違ってくるのである(デフォルトでは一頁の行数は36行だが、それを自分で40行まで増やすことができる。しかし、旧いバージョンで新しいバージョンの文書を開くと、その設定が反映されないのである)。

卒業生のアヤノさん(論系ゼミ7期生)からラインに写真が送られてきた。「先生こんにちは。静岡では、河津桜が咲き始めました!」のメッセージと一緒に。

ピンクの花が河津桜の特徴である。

本場河津町河津川沿いの桜並木である。

キャンパスのスロープ上の桜が咲くのはあとひと月ほど先だろう。卒業式(3月26日)とのタイミングは今年はどうだろう。

雑用を片付けてから、新宿の「シアター・ミラクル」に卒業生のサワチさん(アヤノさんと同じ論系ゼミ7期生)が出演する芝居を観に行く。

「シアター・ミラクル」を活動の拠点にしている4人の演出家が8作品を作り、A・B・C・Exと各チームに分かれて上演する演劇祭。

サワチさんが出演するのはfeblaboの「お父さんをください」。

「妻に先立たれ、男で一つで娘を育ててきた男は、いつしか自分がゲイだったことに気づき、年下の彼氏と恋に落ちていく。そしてある日。彼氏は男と娘のもとを訪ね、願い出る。「お嬢さん、お父さんをください」(シアター・ミラクル祭'18のHPの紹介文)

GLBTをテーマにしたコメディで、サワチさんは娘役を演じるのだろう、その程度の予想で芝居を見始めたが、実施、その通りなのだがが、話の展開は予想をはるかに超えたものだった。

娘が父親の結婚に反対するのは予想撮りだが、その理由は、たんに同性愛についての反感からではなく、自分が父親と結婚したいからであった。同性愛についての社会的受容は高まっているが、近親相姦はあいからずタブーであり、それは今後も変わらないだろう。父親は(そして年下の彼子も)娘の思わぬカミングアウトに狼狽するが、話はさらに時空を越えて展開していく。年下の彼氏というのは、実は、未来からタイムトラベルしてきた父親と娘の間に生まれた子供で(つまり近親相姦は成立してしまうのだ)、双子の兄が人類を滅ぼす邪悪な存在になることを防ぐべく、両親(父親と娘)を結婚させないために父親に接近したというのである。ただ、それは最初は任務のためであったが、やがて父親のことを本当に愛するようになってしまったのだとカミングアウトする。かくして父親は娘との近親相姦と年下の男(=息子)との同性愛+近親相姦のどちらを選ぶのかの選択を迫られる。もし前者を選べば、双子の子どもの一人が人類を滅ぼすことになるかもしれないし、後者を選べば息子は存在しない(生まれない)ことになる。話はここからさらにあっと驚く展開を見せるのだが、「ミラクル祭'18」は3月5日まで続くので、ここまでにしておこう。上演時間30分のよく練られたコントであった。

 終演後、サワチさんと話をした。いつも思うことだが、ふだんの彼女と舞台の上の彼女とは別人である。今日も舞台の上の彼女は、ふだんの彼女からは考えられないようなきわどい台詞を話し、きわどい所作をくりひろげていた。役者とはそういうものだといってしまえばそれまでだが、私にはどうもふだんの彼女が「ふだんのサワチさん」というキャラクターなのではないかと思えてくるのである。

 

ちょっとポーズを取ってもらって撮った一枚。『ひよっこ』のシシド・カフカみたいだ。

後半に観た『モルフェウスの使役法』は上演時間1時間のよく洗練された不条理劇だった。コンピューター関連のベンチャー企業で働く(立ち上げメンバーの一人)男が主人公で、彼は「世の中には二種類の人間がいる。決断できる人間とできない人間だ」という人間観・人生観をもって、バリバリと仕事をこなしている。彼が友人の誘いにのって「明晰夢」についてのセミナーに参加したことをきっかけに、主体性とはなにか(本当に自分は自分の生を生きているのか)、現実と夢は何か違うのかいう問題に悩まされることになる。そこに企業の隠された秘密がかかわってくる。古典的な不条理劇とは違って、スタイリッシュで「出口(らしきもの)のある」不条理劇である。これを観られたのは儲けものであった。

たくさんもらったチラシの中に先日急死した大杉漣の写真が載っていた。

帰宅する前にちょっと「phno kafe」に寄って行く。

レモンとココアのケーキとあずき茶を注文。他に客はいなかったので、大原さんとおしゃべりをして、客が入ってきたのを潮時に席を立つ。

夕食はカレーライス。妻がときどきカレーが無性に食べたくなるのだそうだ。

一昨日、リョウコさんからいただいたバームクーヘンを食後にいただく。

2時、就寝。


2月25日(日) 曇り

2018-02-27 00:14:26 | Weblog

7時、起床。

トースト、ソーセージ&エッグ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

昼から大学へ。日曜日だが、教授会がある(臨時というわけではなく、入試シーズンは会議の予定も変則的なのだ)。

1時から始まった会議は2時間ほどで終了。

帰宅途中、小腹が空いたので、東京駅のホームのベンチでサンドウィッチと缶コーヒーの遅い昼食。駅弁は食べにくいが、サンドウィッチなら食べられますね。ただし、写真は撮りにくい。

大井町のヤマダ電機に寄ってBluetoothの折り畳み式のコンパクトなキーボードを購入。5000円ほどで貯まっているポイントを使って購入。

蒲田に着いて、駅ビル東館の「くまざわ書店」で、『人びとの精神史』(岩波書店)の1巻から8巻を購入。全9巻だが、最後の巻だけ棚になかった(あとからアマゾンで注文)。面白いのは、1950年代(第2巻)と1960年代(第4巻)との間に1960年前後(第3巻)があり、1960年代(第4巻)と1970年代(第6巻)との間に1970年前後(第5巻)があること。1980年前途や1990年前後や2000年前後の巻はないので、戦後の精神史を考えるとき、1960年前後と1970年前後は特別に意味のある時期だったという問題意識(歴史観)が見てとれる。社会学者の見田宗介によれば1960年前後は「理想の時代」から「夢の時代」への分水嶺だったし、見田の弟子の大澤真幸によれば1970年前後は「理想の時代」から「虚構の時代」への分水嶺だった。 

夕食は地鶏丼と白菜と油揚げの味噌汁。それと大根の漬物。

夕食後、Bluetoothのキーボードとスマホの接続作業。「作業」というほどのこともなく、簡単に接続できた。

やっぱり折り畳み式というのは鞄に入れて持ち歩くのに便利だ。

長めのメモやメールやラインを入力するときはこれを使うことにしよう。ただし、フリック入力と比べて格段にスピードアップするというわけでもないのは、まだこのキーボードの配置に不慣れなことと、すでに私が大分フリック入力に馴れて来ているためである。

最近、ナツはやたらと膝の上に上がりたがるので、キーボードを打つ時の妨げになる。君もコンパクトに丸くなってくれるといいのだが。

2時、就寝。


2月24日(土) 晴れ

2018-02-26 11:42:55 | Weblog

8時、起床。

トースト、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

11時半に蒲田駅で卒業生のリョウコさん(論系ゼミ2期生)と待ち合わせ「まやんち」へ行く。

11時半開店だが、すでに店内は満席状態。もちろんわれわれは予約をしている。(土曜日は午前中の来店に限り予約可)

予約のときにアフタヌーンティーも注文しておいたから、後は紅茶のチョイスだけである。私は東方美人。ユカさんが最初の一杯をポットから注いでくれる。彼女は金曜日は朝3時に起きていわきから蒲田に通っているのだが、金曜日の夜はこちらに宿泊するそうである。2カ月の修業期間の半分が過ぎたわけだが、カフェ「ここち」の開店へ向けて、残り1月頑張ってください。

 しばらくしてアフタヌーンティーが運ばれてきた(写真は二人前)。

上段のお皿には、レモンのマカロン、オペラ、苺のトライフル、ハートドフリュイ(2種)、アールグレイのケイク。

下段にはスコーン、野菜のサンドウィッチ、サーモンのキッシュ。 

リョウコさんは「まやんち」は初めて。念願のアフタヌーンティーを前にして嬉しそうだった。夏季限定のピーチメルバと違って、アフタヌーンティーは通年メニューだが(ただし内容は季節に変化する)、なにしろ金土の週2日営業だから、いつでも思い立ったときに食べに来れれるというわけではない。私の馴染みのカフェの中では一番予約の必要なカフェである。

「まやんち」には1時間半ほど滞在した。今日は昨日とは打って変わって暖かい。寺町池上に梅を見に行くことにした。

池上駅の構内踏切でバーが上がるのを待ちながらの一枚。昭和っぽい雰囲気の写真だ。

池上梅園を目差して歩きながら、途中の小寺に寄り道をする。

中道院。

早咲きの白梅はすでにピークを過ぎて、散り始めている。

散った梅の花びらが浜辺に打ち上げられた桜貝のようである。

本門寺の階段の脇の早咲きの桜も一週間間に来た時よりも花が散っている。ただし、こちらはピークを過ぎたわけではなく、蜜目当ての野鳥たちに花を啄まれてしまったのである。一本桜であるから集中砲火を浴びてしまうのだ。

本門寺の総門と階段の間にある理境院。

門を入ってすぐ右手の白梅。

木自体は大きくはないが、大きな花が見事だ。これから見頃を迎える。

境内には紅梅も。

巌定院。紅梅と白梅、松の緑、本堂の屋根の黒い瓦のコントラストはこれから見頃だ。

池上梅園に到着。入口には「6分咲き」と表示されている。もっとも桜と違って、一本一本の開花のペースはそれぞれで、すでにピークを過ぎた木もあれば、いまが満開の木もあれば、まだまだこれからという木もある。園全体をトータルで見た場合の「6分咲き」ということである。

暖かな週末ということで、人出も多かった。きっと(天気がよければ)来週の週末はさらに人出が増えそうだ。

園内にはたくさんの種類の梅が植えられている。

この枝垂れ梅は花も大きくて見栄えがする。低木のためもあって記念写真のスポットになっていた。

別の白梅のところでリョウコさんのポートレイトを一枚。

 全体として年配の客が多いが、小さな子供連れの家族も少なくない。小さな子供はあまり梅には関心がないないようである。梅の良さがわかるのは大人になったからだ。 

こちらはさきほどとは別の大ぶりな枝垂れ梅。

池上梅園は本門寺のある丘の斜面を利用して作られている。

だから高低のある風景が楽しめる。

上の方から梅園の入口付近を見る。入口横の休憩所は去年に作られたばかり。

 日本庭園にある和室の玄関前の白梅。 

 庭園の中をめぐりながら撮ったポートレイト。

満開時はこんな感じである(大田区のホームページから拝借)。

梅園を出て、池上駅に戻る途中、「薫風」で一服。先日、財布を忘れた「無銭飲食」をしたお詫びの意味もある。 

生搾りレモネードを注文。

暖かな日差しの差し込むサンルーム。のんびりしたいところだが、リョウコさんには次の予定があり、3時には電車に乗らないとならない。

池上駅の蒲田方面行のホームで、西日を浴びながら撮った一枚。このアングルからだと(工事の始まっている向かいのホームが電車に隠れて見えないこともあって)改修工事着工前の池上駅の風景を撮ることができる。

最近、立川にマイホームを購入したリョウコさん。人生設計を着々と実現していますね。しかし、人生、自分の思い通りにいかないこともこれからだんだん増えていくでしょう。でも、それが人生ですから。そういう覚悟はしつつ、頑張ってくださいね。また、会いましょう。次回はもう少しゆとりをもってね。

私は小腹が空いたので、帰宅する前に蒲田屋で海苔巻と稲荷ずしを買う。 

この時間になるとちょっと値引きされている。

夕食は鶏鍋。白菜と葱と椎茸をたっぷり入れて。

サイドメニューの薩摩揚げは妻とシェア。

女子カーリング(日本対イギリス)を観ているときにスマホに「号外」が入る。おお、彼女は2個目の金メダルだ。すごいな今回の女子スケート陣は。

そしてカーリング女子は文字通り「あっ」と驚く結末で銅メダルを獲得した。三階の仕事部屋のテレビで観戦していた妻がドタドタト階段を下りてきて「銅メダル獲ったね!」と言った。「そだねー」と私は答えた。

2時、就寝。


2月23日(金) 晴れ

2018-02-25 11:45:17 | Weblog

8時、起床。

トースト、ソーセージ&エッグ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

9時過ぎに家を出て、大学へ。

今日は午前中に大学院の科目履修生の入試(面接)がある。

面接は12時前に終わる。

12時に卒業生のアマネさん(一文、社会学専修)が一人娘のジュリちゃん(7歳)を連れてやってきた。 一昨年の12月末に続いての来訪である。ニューヨーク在住のアマネさん一家だが、今回はフランス人の旦那さんはご一緒ではなく、母子二人での一週間ほどの里帰りである。

前回の記事は→こちら

前回はカメラを向けると「変顔」連発のジュリちゃんだったが、今回は控えめである。

研究室で少しおしゃべりをしてから食事に出る。

前回は一人で走り出して、大人二人が追いかける展開だったが、今日はおとなしくお母さんと手をつないでいる。「変顔」が影を潜めてきたこともそうだが、幼児から少女に変貌しつつあるように思われる。

前回と同じく「たかはし」へ行く。お店の方もジュリちゃんのことは覚えていて、「お孫さんですか?」と聞かれる。ということは、アマネさんを娘だと思っておられるということになる。

注文をすませ、ノートにお絵かきを始めたジュリちゃん。ときどき私の方をチラチラ見ている。どうやら私の似顔絵を掻いているようである。

私とアマネさんは彼女が最近読んだというアメリカ下層社会についてモノグラフについての話をした。彼女は証券会社でリスク管理の仕事をしていて、社会科学系の本を読むことは彼女の仕事の一部である。

 

完成。な、なるほどね。よく描けました(笑)。

料理が運ばれてきた。

私は肉豆腐定食。

アマネさんは焼きサバ定食。

ジュリちゃんはブリ照焼き定食。

サイドメニューでジュリちゃんの大好物の卵焼きも注文。

デザートは、これも前回と同じく「カフェゴト―」で。

私はバナナタルト、ジュリちゃんはチョコレートタルト、アマネさんはベイクドチーズケーキ。

お店の方に写真を撮っていただく。

 馬場下町の交差点の鯛焼屋さんで金時いもの鯛焼きを買う。ジュリちゃんはさつまいもが好きなのだそうだ。

これから二人は二子多摩川(ニコタマですね)にジュリちゃんの服を買いに行くそうだ。そして明日はディズネーランドに行くとのこと。残り少ない日本での日々を楽しんで下さい。そして、また来年、いらっしゃい。

夕食は妻と「梅Q」で食べる。

特製ホタテ釜飯。

季節限定の竹の子と牛肉の釜飯。

本当は釜飯を待っている間に出てくるはずの焼き鳥が手違いで後から出てきた(どうもわれわれの注文した焼き鳥は別の客のところに運ばれてしまったらしい)。お詫びにということで、本日のポイントは二倍になってカードにスタンプが押された。

早稲田の卒業生で実践女子大学准教授の原田謙君から本を送っていただく。放送大学のテキストで、原田君は数章(地域集団や高齢者の問題)を担当している。ありがとうございます。

 森岡清志・北川由紀彦『都市と地域の社会学』(放送大学教育振興会)

2時、就寝。