フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

7月30日(金) 晴れ

2010-07-31 03:32:48 | Weblog

  9時、起床。カレーライスと牛乳の朝食。家でカレーライスを食べるときに牛乳を飲むようになったのはいつからだろうか。最初はご飯を食べながら牛乳を飲むことにためらいがあったが、いまはまったくない。カレーの刺激から胃粘膜を牛乳の皮膜が保護してくれている気がする。


カレー丼というべきか

  午前中は答案の採点。「日常生活の社会学」の方は終ったが、「現代人間論系総合講座1」の方がまだ残っている。これも今日明日で終らせたい。
  午後から大学へ。「maruharu」で昼食。本日のサンドウィッチとアイスカフェオレ。昨日のゼミ・卒研説明会で出したサンドウィッチが大変好評でしたと伝える。

  夕方まで研究室で答案の採点。6時から「ホドリ」でゼミの納会。春期を振り返るに、ゼミ初年度の去年とは違って、今年は同じ日の6限に3年クラス、7限に4年クラスをかけもちで教えることになったわけだが、3年クラスを途中で抜け出して、4年クラスに遅刻して駆け込むということが常態化し、どうも気ぜわしい。人数も2倍(18名×2)になり、学生一人当たりとの対話の密度も薄くなった気がする。去年が特殊なのだが、どうしても去年と今年を比べてしまう。そんなことを考えながら、みんなの話に耳を傾けていると、いつものように恋愛話が盛んである。生活の中心には恋愛(への関心)があるというのが大学生の一般的な生活構造なのだろうか。それは楽しいことのようでもあるが、ひとたび喪失的な出来事(失恋)があると、たちまち世界の真ん中に空洞が生じることになる。リスキーな構造だ。それを回避・緩和するには複数の相手と恋愛するのがよいわけだが、「純愛」というのはシニカルな現代社会にあってもあいかわらず高い支持を得ており、リスク分散型の恋愛は「二股」「三股」と呼ばれて軽蔑の対象となっている。一途に愛し、傷つき、そして立ち直り、別の一途な愛を求める、そういう「オレンジデイズ」な世界を生きてみたいと多くの学生が思っているようである。物語のある(=ドラマチックな)人生を希求していると言ってもいい。このブログは学生の親御さん(とくにお母さん)も読まれてるらしいので、ご報告しておきます。


「ホドリ」の夜は更けて


7月29日(木) 雨のち曇り

2010-07-30 01:14:40 | Weblog

  早朝、雨戸を叩く雨の音で目が覚める。かなりの雨だ。今日は夕方からゼミ・卒研説明会がある。懇親会を兼ねているので、いろいろ食べ物や飲み物も手配済みだ。もし中止や延期になったら、飲み物はよいとしても、食べ物は全部パーになる。どうか大雨警報が発令されたりしませんように。二度寝をして、9時に起床。パンを切らしていたので、ベーコン&エッグをご飯にのせて食べる。


醤油をかけて食べる

  午前中、ゼミ・卒研説明会で使うパワポのスライドの作成。午後から大学へ。JR東京駅から東西線の大手町駅まで歩いている途中で、4年ゼミ長のNさんから電話が入る。出ると、明日の夕方からの納会(焼肉)のコースは何にしましょうとの問い合わせ。そっちで考えてくれと答える。冷たい男だと思われるだろうが、これも教え子の自立を考えてのことである。昼食は「メルシー」のチャーシューメン。

  3時から論系カンファレンス室で3年生のKさんの卒研ガイダンス。すでに自分で指導教員の内諾もとって、頑張って勉強を進めているので、こちらからアドバイスをすることは何もない。
  4時から論系の教室会議。来年度の各科目の担当者を確認する。
  そして6時15分から36号館382教室でゼミ・卒研説明会。2部構成で、前半はゼミ担当者がひとりずつ前に出て(ゼミの3・4年生を伴って)ゼミの説明をする。後半は、ゼミごとに教室の中での場所を決めて学生(2年生)からの相談を受ける。用意した食べ物や飲み物は前半から配膳する。「軽食を用意します」と事前に言ってあったが、お菓子の類を想像していた学生も多く、ちゃんとしたサンドウィッチやケーキや鶏の唐揚げやおにぎりなどが出たのに驚いていた。しかも参加費は無料である。みんな、現代人間論系の懐の深さを垣間見たに違いない。それにしても特筆すべきは学生スタッフの働きである。おおまかなコンセプトと予算はこれこれでと私が言っただけで、あとは助手さん2人とゼミの学生有志にお任せしたのだが、準備万端で本番に臨んでくれた。お見事でした。どうもありがとう。


7月28日(木) 晴れ

2010-07-29 01:58:07 | Weblog

  8時、起床。晴天なり。コンビニにオレンジジュースを買いに行く。朝食はパンのことが多いので、飲み物は欠かせない。牛乳、ジュース、アイスカフェオレ、アイスティー、冷麦茶・・・その日その日で変わるけれど、ジュース、それもオレンジジュースが一番心躍る感じがするのは、世代的なものだろうか。子どもの頃、オレンジジュースはあこがれの飲み物であったから。


ウインナーソーセージが好きなのも世代的なものかもしれない

  午前中に「日常生活の社会学」の答案の採点を終る。大問1つよりも小問4つの方が採点に時間がかからないことがわかった。いや、時間自体はそれほど違わないのかもしれないが、疲労度が違う。これはパッと見て解答の水準が判別しやすいからだろう。また、大問1つより小問4つの方が点数がよいということもわかった。小問(解答は200字程度)であれば問題のポイントがわかっていれば、たくさん書く必要がないので、点数がとりやすいのである。結果、昨年度、一昨年度よりも全体の成績はよい。採点も楽で、学生もいい成績がもらえるとなれば、みんなが幸せなわけで、よい方式ではなかろうか。
  午後から大学へ。陽射しが強い。昼食は「maruharu」で本日のサンドウィッチ(ハムとポテトサラダ)とオニオンスープ、食後にアイスカフェオレ。


馬場下の交差点を渡り


バス停の少し先に


「maruharu」はある

  3時半から始まった会合は5時半までかかった。終ってから、大学生協で以下の本を購入。

  スティーヴン・ムルホールほか『リベラル・コミュニタリアン論争』(勁草書房)
  森村進編『リバタリアニズムの多面体』(勁草書房)
  堀江敏幸『正弦曲線』(中央公論新社)
  アドルフ・F・V・クニッゲ『人間交際術』(イースト・プレス)

  現代人間論系室へ寄って明日のゼミ・卒研ガイダンスの打ち合わせをすませてから大学を出る。電車の中で『それからはスープのことばかり考えていた』を読み、残りあと少しだったので、蒲田に着いてから「シャノアール」に寄って、最後まで読む。


サンライズ商店街を入って少しいった左側(地下)に


「シャノアール」はある

  夜、ゼミ生たちから続々とインタビュー調査の完了報告のメールが届く。暑い中、ご苦労様。


7月27日(火) 晴れ

2010-07-28 08:33:45 | Weblog

  8時、起床。シャワーを浴びてから、ベーコン&エッグ、トースト(葡萄パン)、グレープフルーツジュースの朝食。朝刊に早乙女愛さん(元女優・51歳)と中村祐造さん(ミュンヘンオリンピック男子バレーボールチーム主将・68歳)の訃報が載っていた。ミュンヘンオリンピックが1972年、映画『愛と誠』が1974年、それぞれ私が高校3年および大学2年のときのことだ。お二人の間には何の関係もないが、私の人生のシーンでは同じ青年期の登場人物なのである。合掌。

  午前中は答案の採点の合間に、次々と送られてくる演習「セラピー文化の社会学」のレポートのチェックとPDFファイル化の作業。
  昼食はざる蕎麦と鰻の蒲焼。午後から大学へ。
  4限は講義「現代人間論系総合講座1」の試験。3つの問題の中から1つを選択して解答する形式なのだが、問1を選択した学生が圧倒的に多い。170名中の130名ほどであろうか。ふぅ・・・。問1は私が出題したもので、したがって採点も私がするのである。試験開始の直前に、「いいかい、みんな、これはあくまでも私の独り言であるから、聞き流してほしいのだが、実は、私は3人の中で一番採点が辛いのである」とどうして言わなかったのかと悔やまれる。
  5限は先週卒論を提出したばかりのMさんの卒論口述試験。卒論の内容についていくつか私が質問し、Mさんがそれに答える。時間は30分ほど。結果を採点簿に記入し、事務所に提出する。
  「maruharu」へ行って、野菜サンド(もちろんトーストで)とアイスカフェオレで腹ごしらえ。フレッシュピーチティーも追加で注文。「maruharu」は29日は臨時休業する。現代人間論系のゼミ説明会&懇親会(29日、午後6時15分から、36号館381教室)で出すサンドウィッチを昼間から作るためである。

  6限は演習「現代社会とセラピー文化」の最終回。CM班の報告。パソコンの調子が悪くて苦労したが、紹介されたCMは面白いものが多く(とくに私はハイジとじいさんが登場する「低燃費」のCMが面白かった)、考察も「なるほねど」と思いながら聞いた。
  研究室で「総合講座1」の答案の整理をしてから大学を出る。蒲田の東口の「寶華園」という中華料理店で夕食をとる。「緑のコーヒー豆」の向かいにある、初めて入る店だが、前から一度入ってみたいと思っていた店である。五目ラーメン(600円)を注文。カウンターの中のご主人から「あんかけですけどいいですか?」と聞かれ、「はい」と答える。「秀永」の広東風五目そばもあんかけだが、「メルシー」の五目そばはあんかけではなく具沢山のラーメンという感じである。どちらが多いのであろう。ほどなくして運ばれてきた五目ラーメンは、大変美味しく、スープを全部飲み干した。しかも600円とは相場よりもかなり安いのではないだろうか。メニューにあるいろいろな料理も食べてみたくなった。これから時々訪れることになるであろう。

  10時、帰宅。シャワーを浴び、ガリガリ君を頬ばりながら、録画しておいたTV番組を観ていると、ゼミ生のNさんから電話がかかってきて、インタビュー調査の相談。今回のインタビューは昨年のものよりも質問の数が増えているので、普通にやると2時間半から3時間はかかりそうである。時間管理をしっかりやって、反応の芳しくない質問にあまり時間をとられないようにすることである。


7月26日(月) 晴れ

2010-07-27 00:50:40 | Weblog

  6時半、起床。寝たのが2時だったから、これでは寝足りない。でも、再び寝る気にはなれず、そのまま起きる。コンビニで葡萄パンとグレープフルーツジュースを買って来て、ハムトーストにして朝食。葡萄パンというもの、たまに食べたくなる。

  午前中は答案の採点。昼食は卵かけご飯と地鶏の照り焼き。午後から大学へ。事務所へ行ってMさんの卒論を受け取り、明日の試験問題の印刷をすませてから、教員ロビーへ。今日が春期最後の授業の坂口先生(講義「人間の発達と進化」)、井口先生(演習「作品に探る心の発達」)に教員ロビーでご挨拶。ご病気の山本先生のピンチヒッターで演習「子育ての文化比較」を急遽お願いした竹尾先生には最大限の感謝。「カフェ・ゴトー」でケーキとお茶のささやかな慰労の会。
  夕方から、大田区役所で男女平等推進区民会議。今日は区長と副区長に出席いただいての懇談会。懇談会といっても社交辞令は抜きで単刀直入に意見を申し上げる。これからの数ヶ月で次期の男女共同参画推進プラン(5年計画)が作成されるので、何か要望や意見を述べようとすればこのタイミングしかないのである。多少の非礼はご勘弁ください。こちらは本気でやっていますので、どうか区長も本気で取り組んでいただきたい。当初の30分の予定を20分オーバーしてお付き合いただいたことに感謝。次回の区民会議は8月25日。次期プランの原案を作成中の職員会議の方々との懇談が予定されている。重要な局面はまだまだ続く。