9時半、起床。
寝坊である。休日、それもGWの初日だから、いいのだけれど、一週間の疲れがでたのかしら。
朝食はとらず(すぐに昼食なので)、11時半に卒業生のユミさん(論系ゼミ1期生)と蒲田駅で待ち合わせ、「phono kafe」へ行く。
それにしても今日は日差しが強い。初夏の日差しである。駅からここまでは7分ほどだが、彼女は黒い日傘を差していた。
私はパンセット、彼女はご飯セットで、おかず6品はシェア。
揚げ茄子とパクチーのサラダ(左) 玄米ビーフン春巻(右)
メニューに春巻があるとテンションが上がる。好物なので、二人前注文する。
おからボール(左) 玄米ビーフン春巻(右)
テンションが上がっているせいで「おからボール」を「ドラゴンボール」と言ってしまう(オヤジギャグです)。
玄米と豆腐のタルト人参ソース添え。
春巻を二皿にしたので、これを外そうと思っていたら、ユミさんは「これが外せません」と言う。あっ、好きなの? ブロッコリーのタルタルソースを外すことにする。
新玉ねぎとナメコの梅肉醤油。
いまは新玉ねぎをいろいろな場所で目にする。
いつもはごはんセットだが、今日は朝にパンを食べなかったので、パンセットにした。大原さんに「カロリーは同じくらいですか?」と聞いたら、「玄米ごはんよりパンの方がずっと高いですね」とのこと。そ、そうなのか!
パンセットの場合は味噌汁でなくスープ(玉ねぎととうもろこし)。
箸を付ける前に大原さんに写真を撮っていただく。
食事をしながら、彼女の話を聞く。仕事の話でもなく、プライベートな話(恋バナ)でもなく、その中間領域に属する話題だ。社交的話題といってもいい。話題は2つあった。
1つは朝ドラ『半分、青い』のこと。彼女は毎日録画して、帰宅してから見ているそうである。これまで朝ドラをそういう風にして見たことはなかった。だから私が『ひよっこ』の話をしてもついて来られなかった。今回は脚本が北川悦吏子であるというのが決め手である。彼女は北川の作品が大好きなのだ。16歳のときに見た『オレンジデイズ』が決定的だった。大学生たちの物語だったが、あれを見て、大学に行こうと思ったそうである。主役は妻夫木聡演じる「櫂くん」だったが、彼女は自分の子どもには「櫂」か「律」という名前を付けたいそうである。ちなみに「律」は『半分、青い』で佐藤たけるが演じている主人公すずめ(鈴愛)の彼氏の名前である。な、なるほどね。「もし女の子だったら?」と尋ねたところ、「なぜか男の子しか生まれる気がしないんです」とのことだった。そ、そうなのか。思い込みが強いな(笑)。
もう一つは羽生善治のこと。フィギアスケートの羽生君の方ではなく、将棋の羽生さんの方である。先日、彼女はゼミ同期のキョウコさんと久しぶりで会って食事をしたのだが、そのとき「羽生さんが素敵」ということで意見の一致をみたそうなのである。ちなみに彼女は将棋のことは全然知らない。「どんなところが?」と聞いたら、「羽生さんがTVに出演して話しているのを観たんですが、とても頭がよくて、教養があって、そのくせちょっと天然のところもあって、やさしい人柄の方ですね。結婚をするなら羽生さんのような男性が理想です。人間として尊敬できる人がいいです」とのことだった。そ、そうか。これはなかなか大変だな(笑)。
そろそろ2軒目に移動しましょうか。
2軒目のカフェ「スリック」は1時半に予約しておいた。
私はレモンのシフォンケーキと紅茶はウバをミルクで。
彼女は紅茶のシフォンケーキとマダムの勧めでチャイを注文。チャイは「SKIPA」でよく飲んだが、「SKIPA」が閉まってからトンと飲む機械がなくなってしまった。「どう?」と彼女に尋ねたら、「SKIPAとはまた違う味わいです。香りがよくて、甘さは控えめです」とのことだった。
「SKIPA」といえば、宙太さんはいま大船のイタリアンレストランで働いて、藤沢に住んでいる。宙太さんとは「SKIPA」閉店後に2度あったけれど、いずれも蒲田でだった。こんどは宙太さんの新しい地元で会おうかと思っているのだが、「そのときは君も一緒にどう?」というと「ぜひ!」とのことだった。「SKIPA」にはたくさん卒業生を連れて行ったが、ユミさんは宙太さん&のんちゃんと最も親しい卒業生の一人である。12月30日の「SKIPA」最終営業日には彼女と一緒に行った。
この前の冬ドラマでは『アンナチュラル』と『anone』がよかったと彼女は言う。私は『アンナチョラル』は初回しか観ていないが、最終回まで録画はしてある。初回を観て、面白いが、いささか物語が詰め込み過ぎであると感じた。彼女によると、『アンナチョラル』は『逃げ恥』の野木亜紀子の初めてのオリジナル脚本なのだそうである。そうか、だから初回はちょっと肩に力が入ったのかな(初回を見て、見るか見ないかを決める視聴者はとても多いから)。「ぜひ最後まで見て下さい」と彼女は言った。そのときの彼女の表情はちょっと石原さとみに似ていなくもなかった(普段の彼女は『ひよっこ』に出ていたときの木村佳乃に似ている)。
「スリック」では「家族」の話もした。結婚して自分が作る家族の話ではなくて、自分が子供として生まれた家族の話である。社会学では前者を結婚家族、後者を定位家族と呼んで区別する。結婚家族は選択できるが(理想の結婚相手)、定位家族を子供は選ぶことができない(宿命としての家族)。家族の内実はさまざまだが、人が経験できる定位家族は一つだけである。それがその人の「家族」のイメージに決定的な影響を与える。プラスのイメージであれば、それをコピーしようとするが、マイナスのイメージであれば、そのマイナスの程度に応じて、そのイメージを修正したり、反転させたような結婚家族を志向する。あるいは結婚家族そのものを志向することをやめるだろう。そんな話をマダムも巻き込んでした。
「スリック」を出たのは3時ちょっと前。彼女を東急蒲田駅の改札で見送った。
それにしても(というのは二度目だが)、今日の空には雲ひとつない。
夕食は妻と「マーボ屋」に食べに行く。
エビのサクサクフリッター
新玉ねぎと豚肉の旨醤油炒め
新ジャガと鶏肉のスパイシーパウダー合え
四川風麻婆豆腐
(以上、すべてハーフサイズで)
写真は撮ったのだが、その後、(パソコンに読み込ませる前にメモリーカードが行方不明になってしまって、アップできない。
amazonに注文しておいたTVドラマ『恋におちたら』のDVDセットが届いた。レンタル店落ちの商品で一枚あたり1000円ほど。『恋におちたら』は2006年の春ドラマで、当初は『ヒルズに恋して』というタイトルだったらしいが、劇中、時代の寵児だったホリエモンらしき人物が登場するのだが、折しもフジテレビ買収騒動があって、急遽、こちらのタイトルに変更されたといわれている。授業でこのドラマの初回の一部を使わせてもらっているが、その都度、TSUTAYAでレンタルしてきたので、仁義を切る意味で6巻セットを購入した。このGWは遠出の予定はなく、自宅およびその周辺で過ごすことになるので、『アンナチョラル』と『恋におちたら』を観ることにしよう。
深夜、ウォーキング&ジョギング。昨日、ゼミコンで食べ過ぎてしまったので、その落とし前をつけねばならない。
2時、就寝。