フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

5月27日(日) 晴れ

2018-05-30 01:02:34 | Weblog

7時、起床。

誰かが私の名前を呼んでいる、と夢の中で思った。郵便局か宅配便の人だろうか、と思っていたら目が覚めて、ここはKの家でさきほどの声はKの声だとわかった。彼はすでに6時には起きていた(私より3時間も早く就寝したのだ)。

昨日、風呂の帰りにコンビニに買っておいたパン、サラダ、桃のジュース、紅茶の朝食。K夫人が一緒のときと食卓の風景はずいぶんと違う(笑)。

【参考】前回(一昨年の秋)の和楽亭の朝の食卓の風景

8時半に和楽亭を出発。

茅野の駅前には土偶の大きなポスターがある。「仮面の女神」と名付けられている。

傍らにはレプリカも(もちろん実物はずっと小さい)。左の土偶は「縄文のビーナス」というそうだ。茅野市は「縄文の里」なのだ。

Kとはここでお別れ。彼はこのまま車で相模原の自宅に戻る(中央道が混む前に)。今回もお世話になりました。また、会おう。

駅の窓口で昨日の特急券の払い戻しをして、松本までの特急券と乗車券を購入。9時8分発のあずさ1号に乗る。

30分ほどで松本到着。

ホテルに荷物を預けて、とりあえず四柱(よはしら)神社に挨拶に行く。

拝殿の中では結婚式が執り行われていた。外では記念撮影の準備が整っていた。

神社の外の縄手通りは観光スポットである。

『半分、青い』でおなじみの五平餅だが、岐阜だけでなく広く中部地方の山間部の郷土料理である。秋風羽織の本名は美濃権太だから、ルーツは美濃地方なのだろう。五平餅は美濃の郷土料理でもあるから、彼が知らなかったとは考えにくいのだが・・・。

今日は松本カフェ巡りの一日になる。最初のカフェは「まるも」。女鳥羽(めとば)川にかかる一ツ橋の袂にあるおそらく松本で一番有名な老舗カフェだ。

店内は松本民芸家具で統一されている。ここは私の分類でいえば「もの思いカフェ」だ。ブレンドコーヒーを注文して、これからの松本散歩の一日の順路について考える。1時間ほど滞在。

 

店を出て、一ツ橋を渡り、川沿いの道を右に行くとすぐのところに趣の違う二軒の店が並んでいる。一つは「宝来屋」。和菓子の店だ。

和菓子といっても上品なタイプではなく、団子と大福の店だ。でも、これが美味しいのだ。みたらし団子、あん団子、豆大福、草大福を1つずつ購入。お八つ用だ。

お隣はコンフィチュールの店「Momo Cafe」。開店当初はカフェもやっていたようだが(店名にその名残がある)、現在は生産と販売のお店だ。

いろいろ試食させていただいて、3種類のコンフィチュールを購入。これは家へのお土産だ。

一ツ橋を再び渡り、中通りへ。ここはクラフトの店がたくさん並んでいる。「coto.coto.」は馴染みの店だ。今日はご夫婦でお店に出ていらしゃる(ふだんはどちらかお一人のことが多い)。5月の最後の週末、松本では毎年、クラフトフェアが開催されている。たくさんの観光客がやってくるのだ。

知り合いの刺繍作家yanyanさんの刺繍ポーチが並んでいる。yanyanさんはクラフトフェアにも毎年参加されていて、「源池蕎麦」の前で出店をしているそうなので、あとで行ってみよう。

2軒目のカフェは中通りの路地の奥にある「chiiann」。

店内の写真は客が写らないアングルで撮っているが、けっこう混んでいる。さすがにクラフトフェア期間中である。

クラフトフェア限定プレートを注文。ビシソワーズ(冷製のポテトポタージュスープ)。

二種類のショートパスタ(塩味)、サラダ、ピクルス。

 さらにキッシュが付いて1000円はお得感がある。

食後に紅茶(chiiannオリジナルティー)をポットで。

ゆっくりお茶を飲んでいたら、さらに客で混んで来て、とうとう満席になったところで、席を立つ。明日また坂井さんと一緒に来ますね。今日の奥様はいつもの(?)ボーダー柄ではなく黒のTシャツを着ておられた。黒のベレーとマッチしていて素敵でしたが、明日はボーダーを楽しみにいますね(笑)。

yanyanさんの出店は高砂通りの「源池蕎麦」の横にある。私の顔を見てニッコリされたが、もっと驚くかと思っていた。「coto.coto」のご主人から「大久保さんがいまから行きますよ」と連絡が行っていたらしい。

yanyanさんと初めて出会ったのは5年前のことで、そのとき彼女は「coto.coto」で刺繍の実演をしていた。私はてっきり中国の方かと思い、それにしては日本語がお上手だなと思ったのだが、yanyanは彼女の作品全体のブランド名で、彼女自身は日本人、お父様は早稲田大学の卒業生だった。当時は新宿区の落合にお住まいだったが、いまは結婚して岐阜に住んでおられる。秋にはお母さんになるとのことで、そうなると、作品の制作はペースダウンするでしょうとのこと。それはおめでとうございます。じゃあ、いまのうちに買っておかなくちゃ(笑)。

高砂通りにある古本屋「アガタ」。後で行く予定の「縣(あがた)の森」の「アガタ」からとった店名だ。ちょっと覗いていくことにする。

旧制松本高校(現在の信州大学)出身の作家、北杜夫の本がたくさん並んでいる。

古本屋に入ったときは(新刊本屋の場合とは違って)挨拶代わりに必ず何か購入する。

 竹内洋『立志・苦学・出世』(講談社現代新書)

 大岡玲『篠山紀信 目玉の欲望』(毎日新聞社)

高砂通りを出て、ホテルに向かう途中の公園で子ど達が水遊びをしていた。今日は暑い(でも空気は爽やかだ)。

ホテルにチェックイン。

部屋で一服。「宝来屋」の団子二本と豆大福を食べる(草大福は夜食用にとっておく)。

再び外出。縣の森公園(松本高等学校跡地)で開催中のクラフトフェアを見物に行く。 

松本には何度も来ているが、クラフトフェアの時期に来たのは今回が初めて。 

陶器、木工、染織、ガラス、金属、比較など、たくさんのクラフトの作家さんが出品しているが、申し込めば誰でも出品できるわけではなく、審査があって、一定の水準以上と認められた作家さんしか出品できないそうだ。

広い敷地には、クラフトのお店だけでなく、松本の飲食店も出店をしていて、さらながら大きな縁日のようである。飲食店も出店するには審査があるそうだ。

見たことのある作品が並んでいると思ったら、以前、ギャラリーカフェ「Gargas」(ガルガ)で個展をやられていた「Akane Bon Bon」さんの出店だった。藍や柿渋で染めた厚紙を使っていろいろな形の箱を作っておられ、私も数点もっているが、今日は箱ではなく、手前のトレーを購入した。

作家のAkaneさんとは今日初めてお会いした。出店の場所はくじ引きで早い番号の人から決められるそうで、今回はよい場所がとれましたとのこと。それはよかった。もしそうでなかったら彼女の出店に気付かなかったかもしれない。

ネットに彼女の工房のことが紹介された記事がある。→ こちら

クラフトフェアは5時で終了。二日間ともお天気にめぐまれてよかったですね。

本日3件目のカフェは「Gargas」。 

チキンカレー(小)を注文。「SKIPA」のことを思い出す。

付いてくるサラダがきれいで美味しい。

2階のギャラリーでは「may may」展をやっている。作品展は月替わりで、明日が最終日だ。

 

3人の作家さん(松本冬実、角りわ子、戸津圭一郎)の作品が展示されている。

角りわ子さんのモダンな柄のカップを購入。

それと1階のショップにあった小池千恵さんの角皿を購入。以前、同じ柄の長皿を購入し、研究室でおにぎりを食べるときなどに使っていたが、最近はおにぎりは3個ではなく2個になったので、長皿では間延びがする。おにぎり2個ならこちらがいい。長皿は自宅で焼き魚用にしよう。

さきほどクラフトフェアで購入した「Akane bon bon」さんの藍染の紙のトレーをテーブルの上に出して、腕時計とキーを置いてみる。予想した通りシルバーが映える。

カフェオレを注文してもうしばらく滞在。

ホテルに戻ったのは7時過ぎ。

今日撮った写真の整理などをしてながら、残った草大福一個を食べる。

風呂を浴びて、1時過ぎに就寝。


5月26日(土) 晴れ

2018-05-28 08:53:46 | Weblog

7時半、起床。

今日もトースト抜きの、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

9時前に家を出る。今日から二泊三日の信州旅行だ。初日の今日は、新宿から10時ちょうど初のスーパーあずさ号に乗って茅野まで行き、高校以来の友人のKと会う(そこに彼の別荘「和楽亭」がある)。

ところが新宿駅に着いてみると、中央線の国分寺駅付近の信号機の故障で快速と特急が止まっている。30分ほどで復旧の見込みというので、構内のドトールでコーヒーとバームクーヘンを注文して待つことにした。

ところがしばらくして復旧に手間取っておりさらに1時間(計1時間30分)かかりそうだとアナウンスがあった。そもそもホームにまだスーパーあずさ号は入ってきておらず、その前と前の前の列車が停まっているのだ。だからそれが動き出して、その後にスーパーあずさ号が入ってくるわけだから発車までは2時間は最低かかるだろう。いや、もっとかかるかもしれない。構内にはベンチらしきものは設置されていない。新宿駅とはそういう駅なのだ。乗り降りが多くてベンチなんか設置しては人の流れの妨げなのだろう。駅の外に出てカフェで時間をつぶすしかない。私の乗車券は途中下車はできないものだが、こういう事態であるから、駅員さんに聞いたら出してもらえた。

椿屋珈琲店に入る。「お煙草はお吸いになりますか?」と聞かれたので「いいえ」と答えたら、禁煙席に案内されたが、喫煙席よりずっと狭いスペースで混んでいたので、「狭いね。喫煙席の方がいいです」というと店員さん(メード服を着ている)はニッコリした。新宿駅の近くのカフェは喫煙者が多いのだろう。

アールグレーを注文。

1時間ほど経過したところで、サンドウィッチ(ミックスサンド)を追加で注文。さらに1時間滞在。

スマホで運行状況をチェックしていたが、一向に進展がない。

駅に行ってみる。緑の窓口には長蛇の列が出来ていたので、有人の改札口の駅員さんに状況を尋ねたところ、まだ復旧の目途がたっていないとのこと。駅員さんにかみついている人が多いが、そういうのはイライラがかえって増幅するだけである。最新の情報は改札口のアナウンスだそうなので、その付近で待つことにした。友人のKには電話で事情を説明する。やがって快速が動き始め、続いて特急が動き始めた。

1時10分頃、私のスーパーあずさ11号がホームに入ってきた。待ってたよ。乗客がほとんど乗っていないのは途中の駅で快速に乗り換えたからだろう。車内の清掃作業などをして、発車したのは1時半近かった。実に3時間半の遅れである。 

さらに臨時的措置で停車する駅が増えたため、茅野到着は4時頃になった。普通に10時に発車していれば、12時4分に着くところだから、4時間近い遅延である。やれやれ。それでも指定席に座れただけましで、自由席の人は大変だったろう。 

特急が2時間以上遅れた場合は特急券は払い戻しになるというのを忘れていた。「なんだか得をしてような気がする」と私が言うと、Kは呆れた顔をしていた。「遅延証」のスタンプを押してもらい、実際の払い戻しはいつでも(一年以内)できる。窓口は混んでいるから明日にしよう。

Kの車で高原地帯を行く。夏の雲が出ている。

「グリーン・エッグ」の閉店時間(4時)は過ぎていたが、マダムに挨拶だけでもしておこうと立ち寄る。

「close」の札は出ているが、まだ店内に客はいる。

マダムに挨拶。お久しぶりです。一昨年の秋(11月)以来である。

われわれのツーショットも撮っていだだく。

フルーツのタルトをテイクアウトする。

カフェ「魔法屋JIN」へ。

 

帰る客を見送りに出てきた奥様と顔が合い、彼女は「あらっ」という表情をしてから、ニッコリ笑った。こちらも「グリーンエッグ」と同じく一昨年の秋以来だ。

レモングラスの入ったハーブティーを注文(Kはコーヒー)。ポットカヴァーではなく、固形燃料を使って紅茶が冷めないようにしている。

私はちょっと小腹が空いていたのでシフォンケーキを注文。「スリック」のシフォンケーキと比べると質素である。夏みかんの皮の甘露煮が甘酸っぱい。

奥様に写真を撮っていただく。また立ち寄らせていただきますね。初めて来たのが5年前の夏で、「祝開店」の花束があった。その週に開店したばかりだったのだ。なので開店以来の客としてずっと応援している気持ちでいる。ちなみに「魔法屋JIN」という店名来は、「来ていただいた方が幸せになるような魔法がかけられたら」という願いと愛犬の名前(JIN)に由来する。

「香草庵」で冷やしニシン蕎麦を食べられなかったのは残念だが、馴染みの2軒のカフェを回って気が済んだので、Kの別荘「和樂亭」へ。写真は縁側から見た風景。 

部屋にはK夫人の書で「和楽」の文字が額に入って壁に掛けられている。K夫人は書道の師範である。

Kと近所を散歩する。 

この広々とした景色はいつ見てもいい。 

田には水が引かれ、田植えはすんでいる。

NHK俳句のテキスト(6月号)にこんな句が載っていた(「巻頭名句」の1つ)。

 田を植ゑていちにち光る飛騨の国  日下部宵三

ここは信濃の国だが、同じような風景だろう。

Kの別荘の隣の隣は長円寺という立派な寺。Kの家の墓もここにある。

たくさんの石仏たち。 

風薫る信濃の国の石仏(いしぼとけ) たかじ

風雪の中、座り続けてきた仏たちである。

ようやく日没の時間が近づいてきた。 

村の共同浴場(温泉)に行く。

入浴に来た人たちがくつろぐための大広間。

ここには食堂がある。オーダーは7時までとのことなので(いまちょうど7時だ)、風呂に入る前に食事にする。私はソースかつ丼を注文。Kは山菜うどん。

注文を受けてから揚げたカツを甘目のソースにくぐらせ、千切りキャベツを敷いたご飯の上にのせる。とっても美味しかった。

食後、すぐに入浴というわけにはいかないから、しばらく広間でおしゃべりをする。くつろいだ気分でこれからの人生のことなどを話した。といっても、哲学的な話ではなく、主としてお金の使い方がテーマだった。Kは自分で稼いだ金は全部使い切って死ぬという方針である。昔風の言い方をすれば「子孫に美田を残さず」というやつである。ただしこれはKの一存では実行できない。夫人の承認がいる。あるいは夫人と折半した上で、自分の分を好きなように使い切って死ぬというならありかもしれない。いや、それも夫人の承認が必要だろう。今回、K夫人は愛犬シローの介護があるので、こちらには来ていない。この件、彼女も交えておしゃべりしたいものである。私自身については、Kほど思い切った考え方はもってはいない。私の小遣いの主たる使途は、本と飲食と社交と旅行であるが、これからは新本を買うよりも買っただけで読んでいない本や繰り返し読みたい本を読むことになるだろうから、年金生活になっても大丈夫だろう。もちろんこんな楽観的な考えは、治療費のかかる病気に私や家族がかかったら成り立たなくなるものであることは承知している。だからそういうときのための蓄えはしておかなくてはならない。たぶん、これ、世の中の多くの人が持っている常識的な考え方であろう。

入浴後、冷たいものを飲みながら、もうしばらく広間でおしゃべりを続き。

「和楽亭」に戻る途中、最近新しくできたコンビニで買い物。

 「和楽亭」ではテレビを観ながら、気楽なおしゃべり。Kは少し酒をたしなむ。酒を飲みながら、甘い物(月餅など)を食べていた。「グリーンエッグ」でテイクアウトしたフルーツタルトもシェアした。去年の夏、定年退職前に大きな病気がわかり、手術をした。以来、食は細くなったが、こういう間食ができるのであれば大丈夫だろう。

これからは足腰を鍛え直して、好きな山登りを本格的に再開してほしい。

Kは10時に就寝。私は普段の習慣からそんなに早くは眠れない。ロフトで今日撮った写真の整理をする(そのためのノートパソコン持参である)。 

1時半、就寝。


5月25日(金) 晴れ

2018-05-26 08:41:30 | Weblog

9時、起床。

昨日に続いてトースト抜きの、サラダと牛乳と紅茶の朝食。

今日の『半分、青い』。秋風羽織の本名が「美濃権太」であったという衝撃にガン再発疑惑も霞んでしまった。これで秋風羽織という優雅で女性的なペンネームの謎が解けてしまった。

昼食は「phono kafe」で。

五月晴れの週末になりそうだ。 

 ご飯セットをご飯軽めで注文。 

ベジミートとピーマンのバルサミコ炒め(左) ポテトの包み揚げ(右) 

 新玉ねぎと長ひじきのクルミソース

5周年記念に差し上げた胡蝶蘭は元気に咲き続けている。結構長持ちするのである。「閉店(9月末)までもってくれるかもしれませんね」と大原さん。それはさすがに無理です。 

 店を出て、そのまま大学へ。

途中、「東京ステーションギャラリー」に寄り道。先週末から「夢二繚乱」展が始まった(7月1日まで)。 

「夢二と出版」をテーマに、かつて夢二の本の出版をしていた龍星閣が収集していた夢二の作品(千代田区に寄贈)が多数、とっても多数、展示されている。非常に多才で、美術コーディネーターでもあった夢二の仕事の全容を見渡すことができる。1時間もあれば十分だろうと思って入館したが、甘かった。これはまた来なければならぬ。図録を買って行く。 

 4限・5限はゼミ。

4限は3年・4年合同ゼミで、映画・TVドラマを素材としたポピュラーカルチャーの中の「「人生の物語」の分析。今日の班(4年のTさん、Hさん、3年のIさん、Yさん)はイギリス映画『アバウト・タイム』を取り上げた。過去の任意の時点に戻ることのできる能力をもった青年が主人公(父親も同じ能力をもっている)。最初はその能力をフル活用して何度も何度も人生をやり直すのだが、人生の経験を積む中で、しだいにその能力を使わずに一日一日を精一杯生きていくことの素晴らしさに目覚めるというストーリー。「今日が残りの人生の最初の一日」といういい方があるが、そういうポジティブシンキングをバックグラウンドにした人生賛歌の作品だ。映画やTVドラマを素材した発表の場合、難しいのは、ストーリーを紹介することと考察のポイントになる場面を見せることの時間配分だ。短い作品ならば全部を見せればよいが、そういうわけにはいかない。あらかじめ全員が各自でその作品を観て授業に出てくれば、内容の紹介は不要になるが、それも難しいだろう(いや、そうでもないかな)。だからストーリーは映像ではなく、口頭や文章(レジュメなり板書なり)で説明して、ポイントになる場面(シーン)に焦点を当てるというのがよいのではないかしら。今後の班はこの点を考えて下さい。

来週は日本映画『湯を沸かすほどの熱い愛』(2016年)。

 休み時間のスイーツは、連携ミスが、3年生のIさんと4年生のKさんが被って用意してきた。食べる側からすると二倍のスイーツでいいのだけれど。

 

6限は学年別のゼミ。私は3年生の方に出る。テキストを読んでのディスカッション。全員が発言するという点は10期生は早くもクリアーしている。次は各自がどれだけ深くテキストを読み込んでくるかである。 

8時過ぎに大学を出る。

大井町で途中下車して昨日に続き「ヤマダ電機」へ。

夕食は蒲田に着いてから「中華つけ麺大王」で。

肉入りつけ麺を注文。店員の中国人の女の子は「チャーシューつけ麺!」と厨房に向かって大きな声で言った。メニューには「肉入りつけ麺」とあるが、「チャーシューつけ麺」でいいよね。 

 

9時半、帰宅。

「ヤマダ電機」で購入したのはこれ。 

外付けキーボード(1500円)である。 

昨日は「丸洗いできる」といううたい文句につられて買ってしまったが、フルキーボードで横幅がある。机上で使っている分にはよいが、持ち歩くには適さない(明日からの信州旅行に持って行くので)。いつなんどきまたコーヒーをこぼしてしまうかもしれないので、キーボードのサブがあるのはよいことだろう。

今日が締め切りのNHK俳句の投稿をする(ネットから出来るのだ)。兼題は「蚊遣火」と「裸」。見慣れないものなので苦労した。

2時、就寝。


5月24日(木) 晴れ

2018-05-25 12:09:48 | Weblog

9時、起床。

サラダ、牛乳、紅茶の朝食。トーストを抜いたのは、直接にはパンを切らしたからであるが、コンビニに買いに出なかったのは月末の体重目標値を意識してのことである。体重の変動はインプット(食事)の量とアウトプット(代謝)の量との差で決まるわけであるから、体重を減らすためには、軽めの食事と適度な運動を心がけることである。私の目標体重は前月比マイナス1キロという無理のないものなので(ただしそれを数か月続ける)、食事そのものを抜いたり、ジムでがむしゃらに運動をする必要はない。

昼から大学へ。

3限は大学院の演習。

演習を終えて昼食を食べようとしていると、ドアをノックする音がして、出版社の営業の方が入ってきた。「春風新聞」というのを手渡される。新聞とはいってもいわゆる新聞ではなく、新聞の体裁をした出版カタログである。洒落ているじゃありませんか。

普通であればカタログを受け取ってお引き取りいただくのだが、その営業の方は文学部の出身で、私の「ライフストーリーの社会学」を受講したことがあるという。そうでしたかということで、少しおしゃべりをする。職場は横浜にあるそうだ。私は蒲田に住んでいるというと、「素敵な街ですね」という。「?」と思ったが、どうやら「鎌倉」と聞き違えたよである。

出版社の名前は「春風社」。1999年創業の人文系の学術書を中心とした出版社だ。「この街を離れんとして春の風 たかじ」。「春風」は好きな季語なので、どうぞ頑張ってください。

昼食はおにぎり2個(鮭と梅干し)とミニカップ麺(ワンタン)。 

ワンタンは醤油味。とんこつよりこちらの方が好みだ。ワンタンは麺と違って「のびる」ということがないので(ないよね?)、おにぎりを食べ終わってからゆっくりいただく。

5限は講義「日常生活の社会学」。

6時過ぎに大学を出て、大井町で途中下車して「ヤマダ電機」に寄る。

「丸洗いできるキーボード」を購入(2500円)。

コーヒーをこぼしてもすぐ洗い流せば大丈夫、だそうだ。でも、できれば、そういう事態に遭遇したくはない。

夕食はオムライス、アボカドサラダ、めかぶ、茄子の味噌汁。

深夜、ウォーキング&ジョギング。

2時、就寝。


5月23日(水) 小雨

2018-05-24 16:02:21 | Weblog

9時半、起床。

トースト、サラダ、冷麦茶(牛乳を切らした)、紅茶の朝食。

午後、卒業生のアカネさん(論系ゼミ4期生)と蒲田駅で待ち合わせ、「中川」で食事をする。 彼女は築地にある職場(銀行)から午後休をとってやってきてくれた。実は彼女と卒業後に会うのは初めてで、実に4年2カ月振りである。印象は「全然変わってませんね」。

私は銀鮭焼き定食。普通のサイズのご飯茶碗に大盛りで、軽めで注文すべきだった。

鮭の切り身は好物だが、朝食がパンなので、家ではあまり食べる機会がない。夕食のおかずで鮭が出るときはたいてい洋風の料理になる。鮭ではなくサーモンになる。なので焼いた鮭の切り身は、宿の朝食かお昼の定食屋で食べることがほとんどだ。ふっくらとして、かつ引き締まった鮭である。皮のところを最後に食べる。これが旨いのだ。

アカネさんは釜揚げしらす丼+鶏の唐揚げ定食。鶏の唐揚げは少し遅れて出てきた。「揚げたてでとっても美味しいです!」彼女は肉が好きらしい。今日は水曜なので「phono kafe」はお休みだが、もし案内しても肉好きの人には喜ばれなかったかもしれなに。

小雨が降っている。本当は少し腹ごなしの散歩をしてから「スリック」に行きたいところだったが、雨なので「これから伺いたいのですが、席は空いてますか」とマダムに電話して、空いているとのことなので、そのまま「スリック」に行く。私が電話で「こんにちは。大久保です」と名乗ったのがアカネさんには物珍しかったようで、「カフェに電話して名乗る人を始めて見ました」と言われた。ふ~ん、そうか。彼女には「馴染みのカフェ」というのはないらしい。 

写真を見ながら(トッピングはシフォンケーキの種類ごとに違う)、彼女は瀬戸内レモンのシフォンケーキを注文した。私は抹茶ラテのシフォンケーキを注文。

紅茶はマダムのおすすめで、彼女はキームン、私はアフタヌーンティー(ラッフルズホテル)をミルクで。

抹茶ラテのシフォンサンド。

瀬戸内レモンのシフォンサンド。

 気が付いてみると、このところ論系ゼミ4期生の人たちとよく会っている気がする。意図したわけではないが、一種の連鎖反応だろう。アカネさんと卒業以来初めて会うことになったのは、私がガラケーからスマホに切り替えるにあたって、しばらく会っていない人にもメールでそのことを連絡したのだが(でも、宛先不明で半分以上は届かなかった)、それがきっかけである。彼女はゼミ論集の編集作業をやってくれていて、そういう学生とは卒業後も会うことが多いのだが、4期については彼女ともう一人ハナコさんという学生が編集係で、その2人とも卒業後に一度も会っていなかったので、「どうしているかな」と気になっていた。今回、アカネさんと会えたので、気がかりの半分は解消できた。2月に、これまた卒業以来初めて会った4期生のタエコさんが、「次はハナコも連れて行きます」と言っていたので、それに期待している。

 マダムとのおしゃべりも彼女には楽しかったようである。4年2か月振りということで、最初はちょっと緊張気味だったか彼女だが、「スリック」でのおしゃべりは学生時代に戻って本領発揮(笑)という感じだった。

「午後休」というのを利用して会いに来てくれるというのはこれまでにないパターンのように思う。平日に会うのは、(土日が仕事で)平日が休みの人か、有給や振り替え休日をとって来る人か、専業主婦でお子さんを幼稚園にお迎えに行く時間までがフリーの人だった。昼過ぎまで会社で働いて、午後、蒲田(あるいは早稲田)にやってくるというのは、有効な時間の使い方である。ランチの時間は少し遅くなるが(2時ごろ)、私は普段からランチは遅い方なので(朝食が遅いから)、むしろ生活のリズムに合っている。かつて、土曜日が半ドンであった時代、午前中会社で働いて、午後からどこかに遊びに行くというパターンが普及していたが、あれはあれでよいものであった。 

  5時ごろに「スリック」を出て、彼女を蒲田駅の改札で見送った。次回はまた4年後というのではなく(オリンピックではないのだから)、そんなに間を空けずに会いましょう。

ご近所のアジサイも本格的に開花している。

夕食は青椒肉絲、 

海老シューマイ、サラダ、大根の味噌汁、ご飯。

 夕食後、ちょっとした悲劇に見舞われた。コーヒーをパソコンのキーボードの上にこぼしてしまったのだ。妻が淹れて書斎に持ってきてくれたばかりのコーヒーをほぼ全部。数週間前にもコーヒーを書斎の机でこぼしたが、そのときは膝の上で、熱くはあったが火傷をするほどではなく、ズボンを洗えばそれで済むレベルだったが、今日はキーボードが使い物にならなくなった。水とか紅茶であればなんとかなったかもしれないが、砂糖とクリーム(不純物)が入ったコーヒーであったから、あわてて水洗いして乾かしてもいくつかのキーが接触不良になった。不幸中の幸いだったのは外付けのキーボードなので、ノートパソコン本体は無事であったことだ。明日、大学の帰りにでもヤマダ電機によって、新しいキーボードを調達してこなくてはならなくなった。ちなみにパソコン本体のキーボードはだいぶ以前にやはり飲み物をこぼして接触不良になっているのだ。

3時、就寝。