フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

8月28日(火) 曇り

2018-08-31 13:33:00 | Weblog

8時半、起床。

居間の東側の窓辺のハーバリウム。後ろから光を受ける場所に置くのがいい。

もう一本、食卓の上にあったオリーブオイルの瓶を並べてみる。タイトル「花と油」。「水と油」のように相容れないわけではないが、「花と蝶」ように融合するわけでもない。

トースト、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

昨日から松本の「シェ・モモ」で購入したキウイとパインのコンフィチュールの瓶を開けた。キウイの酸っぱさとパインの甘さの融合が新鮮だ。

いただきもののジュレを食べる。

オレンジとグレープフルーツのセパレートがきれいだ。

食卓はカラフルだが、今日の空は灰色だ。

居間のクーラーは今日は切っている(気温は30度ない)。風通しのいい場所を求めて、ハルが書斎の外の廊下にいる。

2時を回った頃、昼食。今日は外に食べに出るのはやめて、残り物のピラフがあったので、それを食べてしまうことにした。ピラフだけではものたりないので、豚肉の生姜焼きと目玉焼きを付ける。

デザートはいただきものの最中。

自分で組み立てるタイプのもの。皮がパリッとした状態でたべられるところが利点である。

このタイプの最中はいろんな店が出しているが、「日本橋屋」の最中はあんこがとても美味しい。

 夕方、散歩がてら大井町にヤマダ電機に行く。 

CDコンポを購入。USBに録音できる機能があるものがほしかった。以前は音楽をMDに録音して教材として教室で流したりしていたが、すでにMDは前世紀の遺物となり、教室のAV器機でMDが使えるところは1つ2つしかない。流行りの薄型のワンコンポを購入しようと思っていたが、店員さんに奥行きのあるものの方がスピーカーの音がいいですよと言われ、同じCDで聴き比べてみたら、びっくりするほど音質が違った(薄型のものは文字通り音が薄っぺらだ。ただし、ヘッドフォンで聴くのであれば差はない)。ここはアドバイス通り奥行きのあるタイプを購入する。17550円也。

夕食は回鍋肉、

サラダ、明太子、ワカメの味噌汁、ご飯。

 深夜、ウォーキング&ジョギング。

3時、就寝。


8月27日(月) 晴れ

2018-08-30 22:09:18 | Weblog

7時半、起床。

トースト、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

書斎の窓は西向きなので午前中はクーラーなしで大丈夫。

 午後3時を回った頃、遅い昼食を食べに出る。カジヤマ・ベーカリーがあった場所はすっかり更地になった。

「吉岡家」に行く。

この時間帯、他に客はいなかった。中休みなしでやっていてくれてありがたい。

サイドメニューでウィンナー炒めを注文。ケチャップとマスタードが容器に入ったまま出てくるのが下町(場末か?)流である。

もり蕎麦を食べるときは何か一品欲しくなる。

もり蕎麦。注文のとき大盛りにしようかどうしようか迷ったが、サイドメニューがあるので普通にした。

花屋で仏花を買って帰ろう。

このシャッター通り化を通り越して住宅街化(店舗がなくなって一般の住宅になっている)した商店街で、昔の面影をわずかにのこしているのがこの魚屋さんだ。

「あるす」も人影のなくなったままだ。

「この暑さでいい花が入って来なくて、ごめんなさいね」と花屋の奥さんが言った。「花はどのあたりから仕入れているですか?」と聞いたら、関東はだめで、青森や北海道の花を仕入れているんです」とのことだった。そんなに遠方からですか。

西日が射し込んでくる時間帯の書斎はきびしい。

居間でレンタルしたDVDを観る。韓国映画『レッド・ファミリー』。先日、卒業生のサワチさんと映画談議をしたときに彼女が最近視て(といっても最近の作品ではないが)よかったと語っていた映画である。北朝鮮の工作員4人が韓国で家族を装って暮らしている(祖父、息子夫婦、孫娘)。周囲からは仲睦まじい家族に見られているが、家の中では、「嫁」がリーダー格で、他の3人にあれこれ命令をしている。それぞれ祖国に本当の家族がいるが、もうずいぶん長いことあっていない。もし自分たちが祖国を裏切るようなことがあれば(脱北)、家族は殺されてしまうのだ。彼らの任務の多くは脱北者の暗殺である。ところがあるとき彼らは重大なミスを犯してしまう。それは彼ら自身の死のみならず祖国の家族の死にもつながりかねないものである。上層部は彼らの祖国への忠誠をテストすべく、罪のない隣人の韓国人一家を殺害することを求めてくる。さて彼らの選択は・・・映画はこうしてクライマックスを迎える。シリアスな設定だが、随所に滑稽味もあり、娯楽作品として楽しめる。

DVDの返却がてら駅ビルの本屋をのぞいてくる。

帰り道、近所の八百屋「広島屋」のシャッターが下りていて、貼紙がしてあった。 

閉店のお知らせである。最後は息子さんが一人で店に出ていたが、ご両親が元気なときは活気のあるお店だった。だいぶ前に親父さんがクモ膜下出血で急死し、数年前に女将さんも亡くなり、とうとう火が消える様に閉店となった。開業して約60年というから、私が子供のころからあったわけだ。「広島屋」というのだから親父さんが広島の出身だったのだろう。4年前に閉店した大衆食堂「越中屋」もそうだが、こういう店主の出身地を店名にするという慣習も最近はすっかり廃れてしまったようだ。

「広島屋」の向かいの「ぐるぐるベーグル」も最近、閉店してしまった(店主さんの健康上の理由らしい)。

夕食は秋刀魚、サラダ、冷奴(+納豆)、茄子の味噌汁、ご飯。

今シーズン最初の秋刀魚である。私にとっての秋の三大味覚の1つである。あとの2つは、牡蠣フライと松茸ご飯である。

デザートはメロン。

『有隣堂』で購入した『ほぼ日手帳公式ガイドブック2019』(マガジンハウス)。

私は4月始まりの手帳を使っているので、購入するのはまだまだ先のこと(来年の2月頃)だが、カズン(日記帳)+ウィークリー(スケジュール帳)の併用ということに変わりはない。私には「来年はどの手帳にしようかしら」と考える楽しみはない。でも、「どんなふうに使おうかしら」と考える楽しみはある。

2時、就寝。


8月26日(日) 晴れ

2018-08-30 13:01:20 | Weblog

 9時、起床。

 サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

いただきもののバームクーヘンを紅茶のお供にする。食事のあとの茶菓子は、夕食の後よりも、朝食や昼食の後の方が美味しく食べられるように思う。食事そのものが軽めなので、お腹に余裕があるからだ。夕食の後のケーキというのはハーフサイズやプチサイズなら口直しでいいけれど、大きいものは無理矢理感がある。 

明日が締め切りのゼミ要項の原稿を事務所に送る。今年思いつきでやってみた3年生の夏合宿が有益だったので、来年度からは決まりごとにしようと思う。

昼食は「phono kafe」に食べに行く。「閉店まであと何日ですか?」と大原さんに尋ねたら、「23営業日です」と即答だった。ノートに書いてあるらしい。これからは一日一日が貴重である。

ご飯セットを注文。

ご飯は少なめで。 

ズッキーニとカシューナッツレモン和え(左) ベジミートの唐揚げ(右)

ニラとこんにゃくのピリ辛和え

食後にメロンとレモンのカキ氷を食べる。桃のカキ氷は(桃パンも)もう終わったそうである。

 夕食はピラフ、サラダ、味噌汁。

ピラフには目玉焼きとソーセージをのせて。

デザートは梨。

卒業生のケンゾー君(論系ゼミ2期生)からLINEのメッセージが送られてきた。かねてよりお付き合いの女性と12月9日に結婚式を揚げることになったそうだ。「遠方(札幌)かつ、日曜日ということで、授業の都合上難しいと思いますが、もしご都合が合えば先生にもご参加していただけると嬉しいです」とある。

以前からゼミの卒業生の結婚式への出席は各代先着3組までと言っているが、二期生はミサさん、リョウさんの結婚式に出て、残り1枠ある。札幌は確かに遠方だが、ケンゾー君のほかにも卒業生が在住しているので(2.5期生のアミさん、4期生のハルカさん、6期生のハヅキさん)、この機会に会えたらと思う。月曜日は授業がないので、日曜日は札幌泊が可能だ。というわけで「おめでとう。結婚式に出席させていただきます」と返事をする。

写真は2年前の9月に函館でケンゾー君と会ったときに撮ったもの。このとき彼は彼女同伴で札幌から来てくれたのだが、彼が私と会っているときは彼女は別行動だったので、実物の彼女とは結婚式当日に初めてお目にかかることになる。

 深夜、ウォーキング&ジョギング。

2時半、就寝。

 


8月25日(土) 晴れ

2018-08-29 12:46:40 | Weblog

9時、起床。

サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

11時20分に蒲田駅で卒業生のサワチさん(論系ゼミ7期生)と待ち合わせ、「まやんち」へ。開店時間の11時半の少し前に店に着いたが、かなりの行列ができている(もちろん予約をしているから大丈夫)。今日はピーチメルバがメニューに出る今シーズン最後の日である。

今日のサワチさんは長い髪を後ろで束ね、(いつもは黒と白が基調の彼女にしては珍しい色使いの)緑色のノースリーブのサマーニット。元々がクールなたたずまいの方だが、今日はとくに夏の日にふさわしい涼しげなファッションですね。

 私には今シーズン11個目、彼女には人生初のピーチメルバである。

  

残暑はまだしばらく続くようだが、今年のピーチメルバの夏はこれで終わりである。一切れ一切れ、味わいながらいただく。

支払いのとき、店主のまゆみさんが、「大久保さんと同数のピーチメルバを召上った方が、あちらにいらっしゃいます」と言った。私がキング・オブ・ピーチメルバ2018なら、その方はクイーン・オブ・ピーチメルバ2018というわけだ。ゼミ合宿、学会シンポジウム、甥っ子の結婚式で、ピーチメルバを食べに来られなかった日が3日あったが、11個というのは決して少ない数ではない。これまでは毎年独走状態でのキングであったが、これからは二強時代というわけだ。いや、「われも」「わたしも」という新たなライバルも登場し、群雄割拠の時代を迎えるのかもしれない。そうなってくると、同じ日に2度来店したときはどうカウントするのかとか、お替りをしたときはどうカウントするのか、というこれまでとくに問題にされてこなかった技術的な問題がクローズアップされてくるだろう。判定にAIの導入ということも必要になるだろう(それはないか)。

 ランチは「西洋料理SUZUKI」に食べに行く。東口から西口の奥地へ移動。

蒲田駅から徒歩10分、到着しました。商店街の外れの町の洋食屋さん。普段は下丸子の「喜楽亭」と同じくらいの月1ペースだが、今月は週1ペースで来ている。予約の電話で名前を言わなくても声だけで認識されるようになった(笑)。

アラカルトで注文。コーンポタージュスープ。

海老フライ。大きくて、真っ直ぐな海老フライである。

ビーフシチュー。とっても柔らかく煮込まれた肉と濃厚でほろ苦いデミグラスソース。付け合せの野菜も美味しい。

食後にコーヒー(400円)を注文するとミニ・プリンアラモードが「おまけ」で付いてくる。私は慣れっこだが、初めての人にはサプライズ感がある。

私のカップを見て、彼女が「あっ、同じ柄で色違いのカップがうちにもあります。母がカップのコレクションをしているんです」と言った。そうですか、まだお連れしていませんが、大井町のカフェ「pottery」にはたくさんのカップが並んでいますよ。今度行きましょう。

「pottery」のマダムは占いを始めたので、ついでに見ていただきましょうか(笑)。

このあと青梅線の鳩ノ巣というところまで(奥多摩である)大学時代に所属していた演劇部のイベントに参加するために行くという彼女を駅まで送って行く。社会人になったいまでも年に数回、舞台に立っている女優さんである。彼女のポートレイトには物語性がある。それは彼女の表情と身のこなしから生まれるものだが、別の言い方をすると、風景そのものに内在している物語性に同化する能力といってもいいもので、稀有な能力である。

サンロードを歩く。

鰻の「寿々喜」(こちらも「スズキ」だ)の前で。

 昔懐かし定食屋「蒲田食堂」の前で。ここは『下町ロケット』にも登場していた。

「サンロード」と「バーボンロード」をつなぐ路地にある居酒屋さんの前で。

「ここで」と私が言うだけで、彼女は自分で考えて表情や仕草を作ってくれる。いいですね。

「バーボンロード」を歩く。

コインランドリーで。育ちのよいお嬢さんが身を落として場末の裏町で生きているという感じですね(笑)。

東急のガード下で。

居酒屋の入口に貼られたハイボールのポスターの前で。ポスターには誰かのサインがしてある。「酔わないで人生がわかるか?」ですと、私に喧嘩を売っているみたいだ。

「わかるの?」と問いかけるような表情。さあ、どうかな(笑)。

蒲田駅に到着。今夜のイベントでは彼女は『黒柳徹子」を演じるらしい。どういうことなのか行ってみたいとわからないそうだ(笑)。

11月・12月に2つ舞台に立つ予定があるそうで、たぶん秋の週末は稽古一色ではなかろうか。会社勤めとの両立は大変だと思いますが、平日と週末で別の世界を生きているというところは私の娘と似ています。それは普通の人にもある程度言えることだが、演劇にたずさわっている人に典型的にいえることである。日常の物語と虚構の物語。前者には事実が、後者には真実があるのではなかろうか。頑張って下さい。楽しみにしています。

夕食は妻と「マーボ屋」に食べに行く。入口のドアが開いたままなので、もしやエアコンが壊れているのかと思ったが、そうではなくて、移店内に風を入れないと厨房が酸欠状態になるのだそうである。それは、それは。加藤さん(料理人)、大丈夫ですか?(笑)

野菜サラダ。

エビのサクサクフリッター。並べ方が行儀よくなりましたね。 

 豚肉と玉子と野菜の甘辛炒め(ムース―ローのことね)。

甘辛とのバランスをとって四川風麻豆腐をハーフサイズで。 

夜空の雲が白い。 

「夏の社交週間」は本日で終わり。旅先も含めると、8月は15人、2日で1人のペースで人と会ったことになる。暑さも社交も盛んな夏だった。

2時、就寝。


8月24日(金) 晴れ

2018-08-28 16:46:23 | Weblog

8時、起床。

サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

今日の『半分、青い』。和子さん(律の母親)が死んだ。仙吉さんの死は大往生だったが、和子さんの死は早すぎる死である。60代の前半という設定のようだが、とてもそうは見えないので、なおさらである。平均寿命というのは、計算上の数字であり、みんながそのあたりまで生きるというものではない。それを大きく越えて生きる人もいれば、そのはるか手前で死ぬ人もいる。いつか死ぬことは絶対確実だが、いつ死ぬかは不確かである。われわれは漠然と自分が平均寿命あたりまで(少し控え目に平均寿命-10歳くらいあたりまで)は生きるだろうと考えて、日々を生きているが、そんな保証はない。毎日を「今日が人生最後の一日かもしれない」と思って生きるというのは極端だとしても(そうしたら毎日が最期の晩餐で食費がかさみそうだ)、いろいろなことを先延ばしにして不確かな未来の時間を肥大させない方がよいだろう。

ところで律は母親のことをずっと「和子さん」と呼んでいたが、今日初めて「お母さん」と(しかし和子さんのいないところで)呼んで泣いていたが、彼が母親のことを(父親のこともか?)名前で呼んでいるのには何か訳があるのか。ドラマの初めの方で(私は途中から見始めたのでわからない)その訳を説明している回があったのだろうか。学生の中にも私のことを「大久保先生」ではなくて「大久保さん」と呼ぶ者がたまに(ごくたまにだが)いる。たぶん「先生」という言葉に漂う権威性(えらそうな感じ)を排除したいのであろう。「孝治先生」と呼ぶ者もいる。こちらはたぶん親しみの表現であろう。まだ面と向かっていわれたことはないが、学生同士の間では「孝治」と呼ばれているという噂も聞いたことがことがある。「金八先生」が「金八」と呼ばれるようなものだろうか。

11時半に卒業生のカナエさんと蒲田駅で待ち合わせて「まやんち」へ。彼女は卒研を指導した学生で、2016年9月に文化構想学部を卒業し、いまは京都大学の大学院の修士2年生である。8月中旬に上海で学会報告があり、相当なプレッシャーだったらしいが、その後、中国旅行を楽しんで、先週末に帰国した。お疲れ様。また一段成長の階段を上がったようですね。

今日と明日が「まやんち」でピーチメルバが食べられる最後の二日間である。山梨の桃はピークを過ぎてしまったので、わざわざ青森から取り寄せたそうである。 

私は今シーズン10個目、彼女は人生初のピーチメルバである。彼女はさっそくインスタにアップしていた。

今シーズン最後から二番目のピーチメルバを「もしかしたらこれが最後かもしれない」と思って口に運ぶ。しみじみと美味しい。

ランチは「パン日和あをや」に食べに行く。

彼女の黄色主体のファッションは果物屋の店先によく似合う。60年代に田代みどり(アイドル歌手の走りだった)が日本語の歌詞で歌ってヒットした「パイナップル・プリンセス」という歌を思い出した(笑)。

京都の生活では原色の服を着る機会はまずないそうである。

線路沿いの道を鹿島田方面に歩く。

町工場が点在している。

踏切を渡るともうすぐだ。

「パン日和あをや」に到着。

二階の畳み席も空いていたが、彼女がパンの話を奥さんとしたいだろうと思って、今日は一階のテーブル席に座った。彼女は京都ではパン教室に通っていて、社会学とパン作りのダブルデグリー(2つの学位取得)を狙っているそうである(笑)。

冷房のほどよく効いた室内。

今日のおすすめメメニュー。

まずは8月のドリンク、自家製ジンジャエールで喉を潤す。

ラッシュ・ディッシュ(オードブルの盛り合わせ)。気分が華やぎます。

ベトナム・コッペ。「バインミー」としてベトナムでは親しまれているものですね。

本日のスープはビシソワース(ジャガイモの冷製ポタージュ)。夏の定番である。

パン盛り合わせ。食パン、クロワッサン、ベーグルの三位一体である。一つ一つの製法について、カナエさんは熱心に臆さ様に聞いている。私の連れてくる卒業生でこういう人は珍しい。「美味しいですね」くらいは誰でもいうが、製法についての感想や質問が的確で、奥様も手ごたえのある相手だとと感じたようである。

パンのおかずに(私には必要だ)ソーセージの盛り合わせも注文。

注文はしていなかったが、サービスでスコーンをいただいた。スコーンについてもカナエさんは的確な感想と質問を発していた。食レポか(笑)。

アイスティーもサービスでいただく。

カナエさん、奥様に気に入られたようである。

どうか社会学とパン作りのダブルデグリーめざして精進してほしい。

店を出る前に奥様に写真を撮っていただく。

さて、時間があるようなら、もう一軒、カフェの梯子をしましょうか。蒲田に戻って「カフェ・スリック」に行くことにした。川崎で乗り換えるときにマダムに電話して席をとっておいてもらう。

移動はやはり喉が渇く。 店に着いてさっそく冷たいドリンクを注文する。私はいつものグレープフルーツ・セパレートティー。彼女はマロウ・カルピス。

黄色の背景に映えますね(笑)。

シフォンケーキは私は紅茶、彼女はプレイン。(「プレインを注文されるお客様は〝おぬし、できなる〟と身構えます」と以前マダムが私に言っていた)。

彼女はお菓子(ケーキ)作りにも熱心である。マダムにあれこれ感想や質問を述べる。 

マダムも質問にちゃんと答えている。

身振り手振りを交えてますます熱心に語るカナエさん。

ついにかめはめ波を放とうとしているのか!(笑)

「語るに足る相手」としてマダムに認められようである。よかったね。 

今年の京都の夏は尋常でない暑さである。帰ったら修士論文の執筆に引きこもりがちになる日々だろう。でも、あまり根をつめすぎるのもよくないですよ。「はい、月に一回くらい息抜きも兼ねてパン教室に通おうと思います」と彼女は言った。 それはいい。でも、人はパンのみにて息抜きするにあらず(笑)。他にも息抜きがあってもいいんじゃないでしょうか。

蒲田駅で彼女を見送ってから家に帰る。

東の空の低いところに月が出ていた。

夕食はポースソテー、サラダ、玉子スープ、ご飯。

昨日、アマゾンに注文した本がもう届いた。

小林多寿子・浅野智彦編『自己語りの社会』(新曜社)。関東社会学会の研究霊歌と学会大会の成果をまとめたものである。私も一度(二度だったかもしれにない)、一橋大学へ開かれた研究例会に出席したことがあったが、興味深い報告を聴くことが出来た。大学院の演習で読んでみようかしら。

発達障害の自立・就労を試験する本③『発達障害の人の「私たちの就活」』(河出書房新社)。私の知り合いのライター、宇樹義子さんが紙媒介でデビューするというので買い求めた。彼女は高機能自閉症で、自身の経験を「このわがままな身体と生きていく」というエッセーにまとめている。就活で彼女は面接までは進むが、面接官が怒り出し、ことごとく落とされるという経験をする。「私は、初めてシャカイというものを恐ろしいと思った。いままで知らなかったが、シャカイは、私のまったく気づかないうちに、私には理解できない法則で回っているものらしい。怖い、気味が悪い、やっていける気がしない」そう彼女は思った。シャカイについて彼女が感じた不気味さは私にもわかる。それが社会学というものを勉強しようと思ったきっかけの1つであったからだ。

宇樹義子さんのサイトは→こちら

 深夜、ウォーキング&ジョギング。

2時半、就寝。