ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

バスの傾き

2022-05-25 11:53:44 | 社会・政治・一般
今更だが、ようやく気が付いた。

日頃、電車はよく使うが、バスはあまり使わない。バスを一番使うのは、もっぱら通院の時だ。ただ乗車中は外をぼんやり見ていたり、あるいはウトウトしていたりしていて気が付かなかった。

全てのバスではないと思うが、私が使っているバスは停車すると、出入り口側に傾くというか沈み込む。もちろん乗降を助けるためだと思う。そして扉が閉まり発車するときには、その傾きが元に戻る仕組みになっている。

多分、エア・サスペションを活用しているのだと思う。少し気になって調べてみた。

これはバスの乗客が乗り降りしやすい様に、バスを傾けるニーリングと呼ばれるシステムだそうだ。ユニバーサルデザインの一環であり、人に優しくなっているそうである。なるほど、悪くないと思った。

比較的最近導入されたようで、普通の乗合バスだと左に傾くそうだが、観光バスなどでは前方に傾くタイプもあるそうだ。私はまだ足はさほど衰えていないので気が付かなかったが、確かに脚力の落ちた高齢者には優しいサービスなのだと思う。

ちなみに私がこの仕組みに気が付いたのは、バスが停車時にシューっと音が聞こえたからだ。はて?これは空気の抜ける音ではないかな。そう思い、よくよく観察すると、わずかにバスが左に傾いている。そしてバスの発車直前に傾きが元に戻っているからだ。

いつからだろう。バス会社によって違うので調べても分からなかったが、比較的最近だと思う。知らないところで目に見えぬ努力がされているのだと、改めて感心しましたよ。
コメント (2)
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