チェコはプールB内では明らかに格下なので、勝敗も何もないためチェコ戦の感想は書かなかった。
韓国に大勝したので、強敵はオーストラリアのみ。オーストラリアには、アテネ五輪準決勝で苦杯を舐めさせられている。年俸1億円超えの選手を並べ、宿舎は高級ホテルの日本が、野球だけでは食べていけず、トラックの運転手もしているようなオーストラリアに負けたということで大炎上した。我々世代の野球ファンにとって、あの試合はトラウマになっている。
ところが、初回いきなり大谷の特大スリーランで先制。見えないほどの打球速度で自身の看板にぶつけた。あれで日本は完全に主導権を握り、あとは打撃練習、投球練習だった。出番のなかった大勢を出すなど、調整に使うことができた。
贅沢な話だが、プールBの4試合、勝負の緊迫感がほとんどなかった。得点も相手の四球絡みが多く、ギリギリの緊張感でのバントとか進塁打とかの経験を積めたかというと疑問。まあ、これは日本ではなく相手が悪いのだが、フロリダに行って急に相手が強くなって動揺するとかないように、気を引き締めて臨んでほしい。