映画の話でコーヒーブレイク

映画の話を中心に、TVドラマや旅行の話などを綴ります

ランゴ

2011-10-27 | 映画 ら行
私が子供の頃は西部劇が大人気でした。
映画もテレビドラマも西部劇全盛で、多くの西部劇を見て「インディアン=野蛮な悪者」を刷り込まれていたせいか、「ソルジャー・ブルー」は衝撃的、「ダンス・ウィズ・ウルブス」以降西部劇に興味を失いました。

西部劇同様、時代劇もすっかり見なくなりました。
毎年お決まりのように大河ドラマを見て歴史を学び、時代劇から地名や言葉使い、
仁・義・礼・知・孝・忠(八犬伝の玉ですね)や勧善懲悪なんて概念を物語を通して学びました。

何故興味がなくなっちゃったのかなぁ?
お隣のお婆ちゃんは毎日「暴れん坊の将軍さま」のお出ましを大音量で迎えられます。
「あらっ、もう9:30ね」と時計代わりになるほどです。
年を重ねるとまた時代劇に回帰するのかもしれませんね。


本作「ランゴ」は子供向けというより、ギャグと遊び心満載で大人こそ楽しめるアニメです。
吹き替えだけでなく、エモーション・キャプチャーでジョニー・デップの動きや表情までランゴが体現。
最近のジョデはスパロウ船長やチョコレート工場のちょっと変なウォンカさんのイメージが定着し
ツーリスト」でアメリカ人旅行者っていわれても、見るからに怪しい人。
「ニック・オブ・タイム」のスーツを着たビジネスマンがかっこよかったんだけどなぁ・・・
でも「ランゴ」はなんてったってジョニデです。
表情豊かで、本当に笑えます。



      ******************

           ラ ン ゴ   Rango

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 < ストーリー >
人間にペットとして飼われていたお調子者のカメレオンは、車での移動中誤って水槽ごと道路に放り出され
小さな水槽の世界から、突然広大で危険なモハーヴェ砂漠で水を求めてさまようことになる。
カメレオンの女の子マメータと出会い、動物たちが住む西部開拓時代のような町「ダートタウン」に
たどり着く。水不足で苦しむ住人たちについたホラ話と偶然が重なって、夢見る「ヒーロー」になるべく
保安官に任命される。
水を巡る陰謀に気付き、保安官として問題解決に奔走するランゴの前に立ちはだかるのは
ガラガラヘビのジェイク。 はたしてランゴは保安官としての責務を果たすことができるのか?


音楽といい、住人たちの服服といい、すっかりメキシカン西部劇です。
アロハシャツで登場したランゴも拍車の付いたブーツにテンガロンハット、皮のベストにガンベルトで、
すっかり西部の保安官~。
カメレオンですが、英語ではレザート(lizard…トカゲです)と言ってます。


砂漠の町の銀行で預けるのは、お金じゃなくってお水です。
そして水利権を巡る陰謀が! いいカメを装いながら強欲な悪徳町長。
「石油の次は水争い」なんていう現実社会のとおんなじね。

ヘラヘラとその場に合わせてヒーローを気取っていた「迷えるカメレオン」ランゴが、ここ一番で頑張ります

ランゴとジョニデがダブってしまって・・・実写でコメディーぽくやってもいいんじゃない?


         
              109シネマズの飛び出す看板

そうそう、突如現れるカウボーイ・・・あの人よね?




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2 コメント

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ryokoさん、こんにちは。 (水樹)
2011-10-29 13:12:44
笑って観られる方には、そのように、
人生を思慮深く考えたい時にも、おススメで、
なおかつ、水の利権など、
風刺もしっかり入っていて、
さらっと作ったようでいて、
送り手の並々ならぬ情熱を感じた作品でした。

遊び心満載でコーティングされていますが、
だからこそ、印象に残る1本となりました。

これを観た、子どもさんの感想も聞きたいところです。
返信する
Unknown (水樹さんへ(ryoko))
2011-11-02 00:07:38

ジョニデ頼みのアニメかと思ったら、なかなかどうして。
>送り手の並々ならぬ情熱を感じた作品
同感です。笑の中に、水利権をめぐる陰謀を入れ、アニメでありながら本格的ウエスタンの雰囲気を醸し出す、な作品でした。
DVDがでたらもう一度見てみたいです。

子供の感想…年齢によって変わるんでしょうね。
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