映画の話でコーヒーブレイク

映画の話を中心に、TVドラマや旅行の話などを綴ります

インターステラー

2014-12-03 | 映画 あ行
短いTVスポット予告に登場するマシュー・マコノヒーが
フランネルのシャツを着てとうもろこし畑をバックに娘や息子といる姿と
宇宙服に身を包み宇宙船で悲壮な旅をしている姿という大きなギャップに
一体どんな映画なの?と興味をひかれ見てきました。


   ****************

         イ ン タ ー ス テ ラ ―

   ******************    

     
 < ストーリー >
近未来、食糧難と環境変化によって人類の滅亡の危機が迫る中、元宇宙飛行士の農夫クーパーは、
自宅の怪現象を基に解析したコードに従い、人類が移り住む星を秘かに探す元NASAの基地に
たどり着き宇宙飛行士として復帰するよう求められる。
地球に残していく娘に必ず帰ってくると約束し、前人未到の新天地を探し出すため宇宙を目指す。
果たして人類が住める場所を見つけ、帰還することができるのか?
  
       新天地の候補は三つ

前知識のないまま見たものだから、時代設定に戸惑いました。
近未来、砂嵐と疫病で作物が枯れ、人類が滅亡の危機に瀕しているという
ところからスタートです。
   
             トウモロコシ畑と荒涼たる未知の惑星

「スタートレック」や「宇宙家族ロビンソン」を見て育ったので、宇宙物は好きだし、
いま私たちが目にしている星の光は何光年・何万光年も前の輝きが遙かかなたから
届いたものだといった話にロマンを感じます
しかしながら、宇宙物理とか量子力学とか相対性理論とかは苦手です。
ブラックホールやワームホールなど理論上あるはずだとか、時間の流れが違うんだ
なんて話を聞いても、誰かが確かめたわけやなし、ホンマかいなぁ~っと
懐疑的になってしまうのです。
天体物理学者さん監修のもと練り上げられたストーリーという事で科学的な裏付けが
あると言われても、「時空を超える父娘の絆」というテーマの「時空を超える」部分に
どうしてもついていけませんでした。
「時間」と「空間」が「入れ子」になっていて、最初の気付きのきっかけを作った
のが実は自分って…ありなのかなぁ?
      娘は長じて宇宙学者に

            
そんなことを思っていたらBSでチャールトン・ヘストン主演の「猿の惑星」を放映して
いるのに気が付きました。懐かし~!初めて見た時、驚愕のエンディングにショックを
受けたっけっと後半の20分ほどを見て、そうだった彼も宇宙に飛び出し
時空を超えて未来の地球に帰還していたんだったと思い出しました。
彼にとっては一瞬でも、地球では何百年もの時が過ぎ、人類は下等動物に成り下がって
言葉もしゃべれなくなっていたんだった…。

同じく宇宙物理の理論に則ったストーリー。
「猿の惑星」は抵抗なくというか感動したのに、どうして「インターステラ―」には
違和感を感じてしまったんだろう?
ゼロ・グラビティー」でも同じような乗りきれない感想を持ちました。
これは、共にハッピーエンドな終わり方がご都合主義に思えてしまったからでしょうね。

娘を想う父親と父を想う娘の絆を描くヒューマンな家族の物語なんだけど
宇宙に関する知識の乏しい私は、とうもろこし畑に取り残されてしまった感じ。

ダラスバイヤーズ・クラブ」で別人のように痩せこけていたマシュー・マコノヒーが
元の体型(以前よりは痩せている?)に戻っていてよかった。ホッ。

思わぬ方々の登場に、ちょっとビックリ。
 エレン・バースティンとマットです。


 にほんブログ村 映画ブログへ


  ***** 見た 映画 *****

 11月28日 「インターステラ―」@109シネマズMM横浜

      「天才スピヴェット」@109シネマズMM横浜