映画の話でコーヒーブレイク

映画の話を中心に、TVドラマや旅行の話などを綴ります

THE BEST EXOTIC MARIGOLD HOTEL マリーゴールドホテルで会いましょう

2012-10-04 | 映画 さ行
65才以上が3000万人を突破した日本。
老後をどんな風に、どこで過ごすのか?・・・大きな課題です。
定年後、東南アジアの国々に移住する日本人ご夫婦の生活ぶりを紹介するTV番組を
時々見ますが、言葉の問題や治安、病気になったときにどうするかなど気になるところです。

本作は、引退後インドで暮す決心をし海を渡る英国人7人7様の第二の人生を描くドラマ。
8月の旅行で、行きの飛行機の中で鑑賞しました。

何と!今年の東京国際映画祭での上映が決まっている作品です。
公開はその後になるのでしょうか?

ジュディ・デンチにビル・ナイ、トム・ウィルキンソンにマギー・スミスら英国の名優に加え、
スラムドッグ$ミリオネア」でジャマールを演じたデヴ・パテルが登場します。
 


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            THE BEST EXOTIC MARIGOLD HOTEL 
                     マリーゴールド・ホテルで会いましょう

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 *一応、東京国際映画祭でのタイトルは「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」になっていました。

             
               
 < ストーリー >
「インドの豪華リゾートホテルで、エレガントな時を」なんて宣伝文句に惹かれて英国からやって来た
7人の男女。彼らを待っていたのは、期待に反したオンボロホテルと、刺激的な異文化だった。


夫を亡くし、夫の借金返済のため家を売り、英国を去る決心をする未亡人。
最高裁判事を引退し、子供の頃過ごしたインドで、ある人物を探しに来た者。
娘の事業に投資して失敗、引退後の家をインドで探そうとしている夫婦。
人生を捧げた職場でリストラにあい、足の手術を受けるためインドに来た者。
結婚相手や恋人を求め、人生最後にもう一花咲かせようと恋に賭ける者。

7人とも孤独で、それぞれの事情から英国での生活に見切りをつけ、新天地インドへ。
一方、インドのマリーゴールド・ホテルは野心に燃える若者が運営しているが
資金繰りが上手くいかず風前の灯。

成熟した英国社会から来た高齢者たちと、発展途上で活力あふれるインドの若者たち。
この一見相容れないような人たちが、関わり合い助け合ってそれぞれの行き詰まった人生に
突破口を開く。

インドの雑踏、車やバイクが猛スピードで行きかうシーンと、カラフルな衣装や美しい景色が対照的です。


    
             

新天地で、
自分の才能に目覚める者。
新たな一歩を踏み出す者。
新たな出会いに賭ける者。
英国に帰る者。
インドの風習や家族の束縛を乗り越え、人生を切り開こうとする若者。

「求めよ、さらば与えられん。叩けよ、さらば開かれん。」という言葉を思い出しました。
いくつになっても、まだまだ捨てたもんやないよ~と思わせてくれる素敵な映画です。


こんな映画が作られるということは、英国でも老後を如何にどこで過ごすかは社会的課題に
なっているということなのでしょうね。
英国→インドへというのはやはり旧植民地でイギリス連邦という繋がりがあるからでしょうか?





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