映画の話でコーヒーブレイク

映画の話を中心に、TVドラマや旅行の話などを綴ります

気持ちを共有するためには・・・

2011-03-27 | その他
計画停電が始まって2週間が過ぎました。
1週目は仕事もキャンセルになり、停電の予定に合わせて買い物に行ったり家事をしたり。
被災地の方々に比べれば・・・私たちに今すぐできるのは節電と停電との思いと
東京電力供給地域では(東京23区を除く)みんな頑張っているんだとの連帯感で
翌日の停電予定を確認し、ちんたらすることなくテキパキ行動、宵っ張りの私ですが早寝に努めました。

2週目、仕事を再開しそこで耳にしたのは・・・
意外にも停電にならず電力供給を受けている家庭が結構あるということと、
不平等だとそのことに怒りを抱いている方がいることでした。
そして「ラッキー」というか近隣に救急病院や官公庁、駅、火葬場など停電できない施設があることで
停電を経験していない方たちと停電に取り組んでいる方たちの間に、気持ちの上での温度差のようなものを感じました。

そして今週末の土曜・日曜、全グループで停電回避の報を受け、時間を気にして過ごさなくていいんだ~
と思った途端、ほっとしたというか自分の気持ちが緩んだの感じました。
勿論、節電には努めていますが・・・停電ありの平日とは明らかに気持ちの上で違いがあったのです。
それは、停電あり組となし組の温度差を私の中で実感したということなのでした。

日々テレビで流される「みんなでやれば大きな力に」や「日本に力を信じてる」「日本の強さは団結力」
などACのコマーシャルの言葉。
地震・津波・原発事故が一度に起きたというとんでもない危機に直面するいま、
1日3時間、場合によっては日に2回の停電を選択の余地なく受け入れることで、
少しは復興の役に立てるかもしれないということや、今まで必要以上に恵まれた環境だったということを
実感できる気がします。

トイレットペーパーや納豆、ガソリン・灯油の不足が解消され、徐々に元の生活に戻りつつある中、
大きな力を生むためには、痛みを共有し、被災地以外の人たちも何らかのがまんをするということが必要なのではないでしょうか?

「がんばって下さい」でなく「共にがんばりましょう」というためにも・・・。


*これはあくまで一般家庭での話です。
商業施設や工場など、数時間とはいえ停電は死活問題です。
復興を支える為にも、二次災害等を起こさないよう経済をまわしていく必要があると思います。