映画の話でコーヒーブレイク

映画の話を中心に、TVドラマや旅行の話などを綴ります

バーレスク

2011-01-16 | 映画 は行
去年から気になっていたのになかなか行けなかった本作、見てきました~。煌びやか~

エキゾチックなお顔立ちのシェールは1987年「月の輝く夜に」でアカデミー主演女優賞を獲得した女優さん
で何本か出演映画を見ました。60年代から華々しい活動をしてきた歌手ということも知ってはいましたが
歌を聴いたことはありませんでした。
イン・ハー・シューズ」の中でいつも一緒にいる仲良しの例えとして出てくる「ソニー&シェール」のシェール。
音楽業と俳優業、両方で長年活躍し続けてって・・・一体今おいくつ? (答えは後ほど)

音楽に疎いので、クリスティーナ・アギレラという名前はきいたことがあったのですがどんな歌手なのか
全く知りませんでした。そういう意味では私にとって彼女は未知の人でした。


                 

            バ ー レ ス ク

                    

 
 < ストーリー >
アイオワでウェイトレスをするアリ(アギレラ)はスターを夢見てロサンジェルスへ。
そこでたまたま「バーレスク」というエンターテインメントクラブに立ち寄りすっかり魅せられる。
強引にウェイトレスとして働きながら舞台へあがるチャンスを狙う。
バックステージでは生き残りを賭けた熾烈な争いから、マイクの音声を切られ舞台で立ち往生したアリ。
スタッフがカーテンを降ろし始めたとき、意を決してアリがアカペラで歌いだす。


「バーレスク」って店の名前かと思ったら、この言葉自体に意味があったんですね。
辞書によると、
「バーレスク  Burlesque」とは、
・文学や演劇の「バーレスク」:風刺・茶番劇。主題をわいせつに扱ったり、取るに足りないものをわざと
重々しく扱ったりしてちゃかすもの。
・バラエティーショーの「バーレスク」:わいせつな笑劇、踊り、ストリップなどから構成されるもの。
とありました。
本作は後者ですが、一般的にイメージするような胸を見せたりなんてことはありませんでした。
行ったことはないけれど、フランスの「ムーランルージュ」はバーレスクですね。

「バーレスク」では出演者は口パクのダンサーばかり。
基本的に歌わないので、ボーカルの音を切って恥をかかせようとしたわけです。

オープニングで登場するタイツ姿のシェールのカッコいいこと。
女性の年を明かすのは如何なものかとは思うけれど、これは明かさずにはおられません。
この年にしてこの見事なスタイル!脱帽ですわ~。こんな64歳、絶対にいてへんよ~。

         
アギレラ演じるアリは夢と希望を抱いてアイオワの田舎から出てきて、ウェートレスからダンサーになっても
誰も彼女の秘めた歌の才能を知りません。
劇中の店の人たち同様、私もアギレラの歌の力量を知ることなく彼女がアカペラで歌い始めたその時、
♪ーーーーーo(≧▽≦)oーーーーーーー♪!きたぁーーーーー!(始めて絵文字使ってみました)
よくもまぁ、こんな細い身体で、腹の底からでるようなこんな声量ある声が出るもんだぁ~
劇中の店のスタッフ・観客一同同様、私も息を呑み言葉を失いました。
こういう歌を歌う歌手なんだー!
バラードがいいねぇ~。
見目麗しく、スタイルバツグン、歌良し、踊り良しって、4拍子そろっているやんか~
子供の頃から、ミッキーマウスクラブに出演しブリトニーやティンバーレーク(「ソーシャル・ネットワーク」で俳優デビュー)と共演していたとか、子供のころ軍に勤務する父について日本に数年住んでいたなどの情報がありました。  この3人が…ミッキーマウスクラブ、恐るべし。
8歳の頃歌っている映像をyoutube?で見ましたが、この頃からこの歌い方をしているのに驚きました。

「バーレスク」のスターになってからは、歌と踊りに華麗で煌びやかなこと うっとり

そこに、作曲家を目指すバーテンダーとのキュートな恋愛と
「バーレスク」の存続をかけた駆け引き(そんな手があったんかぁ)を絡め、た~っぷり楽しめます。

それにしても、アリのバイタリティーは凄いです。
田舎から一人で大都会に出てきて、断られても引き下がることなく強引に、勝手にウェイトレスを始め、
舞台に上がるチャンスをうかがう。これまた強引にオーディションに飛び入り参加でダンサーに昇格し、
歌えることをアピールし看板スターに。
このくらいの押しの強さがないとアメリカで成功し、夢を掴むことはできないんやろね。
夢を掴んでも浮かれることなく、本当に信じられる人をしっかり見極められたアリ。

彼女の姿を見ていると元気をもらえますよ



ところで、アギレラって「クイーン」でアカデミー賞を獲得した英国女優ヘレン・ミレンと似てませんか?
  
   ヘレン・ミレン                シェールとアギレラ

それに、作曲家を目指すバーテンダーを演じる俳優さんがV6のイノッチ(井ノ原)郵便局の簡保さんに
似ていると思ったのは私・・・だけ?


アリに言い寄り「バーレスク」を買い取ろうとするリッチな男マーカスを演じるのは
TVシリーズ「グレイズ・アナトミー」の整形外科医「McSteamy(フェロモン男)」ことエリック・デインじゃないですか。

ライバルダンサーには「ベロニカ・マーズ」や「HEROS」のクリスティン・ベル。この人も踊れるんだねぇ。

バーレスクショー、生で見てみたいなぁ。



               @109シネマズ川崎
    早くも今年5月公開の「パイレーツ・オブ・カリビアン」の宣伝用巨大髑髏が飾られていました。
     ド迫力!



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