12月5日あたりにアップしようと書き始めましたが、一気に書いてしまったのでちょっとフライング。
勢いが大事なので、連続アップでいっちゃいましょう。
今回はちょっとテイストを変えてます。
感想などコメントに残していただければ嬉しいです。
*****************************************
ボーン・アルティメイタム THE BOURNE ULTIMATUM 2007
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あくまで好みの問題ですが、マット・デイモンは好きなタイプじゃございません。言っちゃった…成田でお出迎えする熱狂的ファンの皆様ごめんなさいませ。
「何で主役やのん?悪役の顔やんか。笑った顔に品が無い」などと勝手なことを言っていたのに、この映画の来日キャンペーンで「SMAP×SMAP」に出ているのを見て意見を変えることにいたしました。
普通映画でみるとカッコいいのにインタビューを見ると、「あれれ?いま一つ…」という俳優さんが多いなか、驚いたことにマット・デイモンは素の方がカッコいいのよ。
「笑顔もなかなか、いいやんか!」でも、これって俳優としてどうなのよ?
とにかく、見ていなかったボーンシリーズ二作のレンタルDVDを借り、3作目に向けて準備。
「ボーン」って骨じゃなくて苗字なのね、から始まり、よく判らないオープニングから次第に引き込まれおさらい完了。
「いや~、なかなか面白いやんか。」
「クレイグ・オーエンはこんなちょい役スナイパーでええのんかいな。」
「それにしてもちょっとしたヨーロッパ観光気分やな。フランス、ドイツ、スイスにイタリア、ロシアにインド。歴史を感じる街並みやね。」
「私はだぁ~れ?でも言葉はオッケーなのね。一体何ヶ国語しゃべれんの?身体能力もすっごいな~。めっちゃ強いやん。」
よ~し、準備オッケーとばかりに、いざ最終章、究極の「アルティメイタム」へ。
やはり「そこはどこ?あなたは、だぁ~れ?」から、目まぐるしく舞台は変わる。
ロシア、イタリア、イギリス、フランス、スペイン、モロッコのタンジール、やっと危険なヨーロッパ・地中海周遊のたびを終え、帰ってきたのはニューヨーク。
上空から写す街並みの美しさは旅行会社のコマーシャル以上に「行ってみたい」という気にさせる。
パリでは殺されたマリーの兄にご対面。
この兄を演じるは「グッバイ、レーニン!」で孝行息子を、「ラヴェンダーの咲く庭で」でジュディ・デンチが恋心を寄せるこれまた記憶喪失のヴァイオリニストを演じた、ドイツ期待のダニエル・ブリューレ。
ドイツ映画じゃ主役なのになんともなぁ…。そういえば、これまたマット・デイモン主演の「グッド・シェパード」で東側のちょい役スパイを演じたマルティナ・ゲデックもドイツの大女優。
「マーサの幸せレシピ」や「善き人のためのソナタ」主演で美しかった。
「ハリウッドは何様やねん?やっぱり言葉の壁があるんかな?」なんて思っていたら、次から次へと息つく暇なく畳み掛けるアクション。
「一体あんたは何ヶ国語しゃべれんねんな?」なんてどーでもよくなってしまうほど、「ロッキーを超え、人間離れしたダイ・ハードをも超え、ターミネーター2の何にでも変身する未来から来たサイボーグT―1000の域に達してるやないかいな。」
次から次に現れる刺客を、千切っては投げ、爆破現場から、大破した車の中からすっくと立ち上がり何事も無かったかのように次なる敵を追いかけるお姿は、すでにロボット。
対するCIAも、最新テクノロジーを駆使し、世界中に駐在する局員を動員するも、たった一人に振り回される。
1998年ウィル・スミス主演の「エネミー・オブ・アメリカ」を見たとき、
「もうプライバシーなんてあらへんなぁ。どこにおっても見つかるわ。恐ろしい世の中や」と感じた以上に、この10年間で技術は進んでおりました。
アングロサクソン5カ国(米・英・カナダ・豪・ニュージーランド)の諜報機関で運営されている全世界通信傍受システム「エシュロン」を使って、電話・ファックス・携帯電話・メールなどに目を光らせているのです。
迂闊に「*ロ」(エじゃないぞ!テですよん)とか
「自*」(戒・粛・信はいいけど満や慰や爆はあかんよ!)なんて書いたりしゃべってりしたら、とんでもないことに巻き込まれるかもよ。映画でここまでってことは、現実はもっと凄いことになってるんやろな。
思わず帰りの道すがら、駅やショッピングモールで監視カメラを探してしまいましたがな。くわばら、くわばら。
今回の悪役は、私の好きな♪デビッド・ストラザ―ン。
マッカ―シーの赤狩りに対抗したエドワード・マーローを描いた「グッドナイト&グッドラック」でアカデミー賞にノミネートされました。渋~い。
なんてうっとりしていたら、あらま!もう一人の悪役はアルバート・フィニーじゃあ~りませんか。
オードリー・ヘップバーンと「いつも二人で」に出ていた頃はスリムで爽やかだったのに…「オリエント急行殺人事件」でポアロを演じた時は別人かと目を疑ったが、以降着実に体重としわを増やしておられるご様子、善玉は「エリン・ブロコビッチ」までかなぁ。貫禄、貫禄。
さてさてこの三部作の「オチ」じゃなかった「結末」はいったいどないするつもりやねんと思っていたら、
「洗脳されて殺人マシーンに」って、
どこかで見たストーリーやなぁ・・・
「あっ、『マンチュリアン・キャンディデイト 影なき狙撃者』やんか」
* この映画については近いうちにアップします。
* 朝鮮戦争時、捕虜になったアメリカ兵が洗脳されて・・・という当時としては驚きの斬新なストーリーです。
状況がわからないまま、ここまで引っ張っておいて、1962年製作映画と同じ結末って、
「どないなっとんねん」とちゃちゃを入れたい気持ちもあるけれど、
それ以上に次々繰り出されるスピード感あふれるアクション!と、
その場にいるような臨場感・緊迫感にあふれたカメラワークに、
見終わった後すっかり満足、
勢い余って「書くぞ~!」とパソコンに座った次第です。
感情が昂ると、第一言語の関西弁がぽろぽろ出てきます。
お読み辛い点は御容赦のほど。(関西弁についての御意見等がありましたらコメントお願いいたします。)
でもこのエンディングは最終章でなく、まだまだ続編有りかもという暗示かしら?
10年、20年後、スタローンやブルース・ウイリスに続けってか?!
それまで身体を鍛えておこうね、マット。
まだまだ公開中です。
劇場の大画面で気分転換しませんか?
勢いが大事なので、連続アップでいっちゃいましょう。
今回はちょっとテイストを変えてます。
感想などコメントに残していただければ嬉しいです。
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ボーン・アルティメイタム THE BOURNE ULTIMATUM 2007
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あくまで好みの問題ですが、マット・デイモンは好きなタイプじゃございません。言っちゃった…成田でお出迎えする熱狂的ファンの皆様ごめんなさいませ。
「何で主役やのん?悪役の顔やんか。笑った顔に品が無い」などと勝手なことを言っていたのに、この映画の来日キャンペーンで「SMAP×SMAP」に出ているのを見て意見を変えることにいたしました。
普通映画でみるとカッコいいのにインタビューを見ると、「あれれ?いま一つ…」という俳優さんが多いなか、驚いたことにマット・デイモンは素の方がカッコいいのよ。
「笑顔もなかなか、いいやんか!」でも、これって俳優としてどうなのよ?
とにかく、見ていなかったボーンシリーズ二作のレンタルDVDを借り、3作目に向けて準備。
「ボーン」って骨じゃなくて苗字なのね、から始まり、よく判らないオープニングから次第に引き込まれおさらい完了。
「いや~、なかなか面白いやんか。」
「クレイグ・オーエンはこんなちょい役スナイパーでええのんかいな。」
「それにしてもちょっとしたヨーロッパ観光気分やな。フランス、ドイツ、スイスにイタリア、ロシアにインド。歴史を感じる街並みやね。」
「私はだぁ~れ?でも言葉はオッケーなのね。一体何ヶ国語しゃべれんの?身体能力もすっごいな~。めっちゃ強いやん。」
よ~し、準備オッケーとばかりに、いざ最終章、究極の「アルティメイタム」へ。
やはり「そこはどこ?あなたは、だぁ~れ?」から、目まぐるしく舞台は変わる。
ロシア、イタリア、イギリス、フランス、スペイン、モロッコのタンジール、やっと危険なヨーロッパ・地中海周遊のたびを終え、帰ってきたのはニューヨーク。
上空から写す街並みの美しさは旅行会社のコマーシャル以上に「行ってみたい」という気にさせる。
パリでは殺されたマリーの兄にご対面。
この兄を演じるは「グッバイ、レーニン!」で孝行息子を、「ラヴェンダーの咲く庭で」でジュディ・デンチが恋心を寄せるこれまた記憶喪失のヴァイオリニストを演じた、ドイツ期待のダニエル・ブリューレ。
ドイツ映画じゃ主役なのになんともなぁ…。そういえば、これまたマット・デイモン主演の「グッド・シェパード」で東側のちょい役スパイを演じたマルティナ・ゲデックもドイツの大女優。
「マーサの幸せレシピ」や「善き人のためのソナタ」主演で美しかった。
「ハリウッドは何様やねん?やっぱり言葉の壁があるんかな?」なんて思っていたら、次から次へと息つく暇なく畳み掛けるアクション。
「一体あんたは何ヶ国語しゃべれんねんな?」なんてどーでもよくなってしまうほど、「ロッキーを超え、人間離れしたダイ・ハードをも超え、ターミネーター2の何にでも変身する未来から来たサイボーグT―1000の域に達してるやないかいな。」
次から次に現れる刺客を、千切っては投げ、爆破現場から、大破した車の中からすっくと立ち上がり何事も無かったかのように次なる敵を追いかけるお姿は、すでにロボット。
対するCIAも、最新テクノロジーを駆使し、世界中に駐在する局員を動員するも、たった一人に振り回される。
1998年ウィル・スミス主演の「エネミー・オブ・アメリカ」を見たとき、
「もうプライバシーなんてあらへんなぁ。どこにおっても見つかるわ。恐ろしい世の中や」と感じた以上に、この10年間で技術は進んでおりました。
アングロサクソン5カ国(米・英・カナダ・豪・ニュージーランド)の諜報機関で運営されている全世界通信傍受システム「エシュロン」を使って、電話・ファックス・携帯電話・メールなどに目を光らせているのです。
迂闊に「*ロ」(エじゃないぞ!テですよん)とか
「自*」(戒・粛・信はいいけど満や慰や爆はあかんよ!)なんて書いたりしゃべってりしたら、とんでもないことに巻き込まれるかもよ。映画でここまでってことは、現実はもっと凄いことになってるんやろな。
思わず帰りの道すがら、駅やショッピングモールで監視カメラを探してしまいましたがな。くわばら、くわばら。
今回の悪役は、私の好きな♪デビッド・ストラザ―ン。
マッカ―シーの赤狩りに対抗したエドワード・マーローを描いた「グッドナイト&グッドラック」でアカデミー賞にノミネートされました。渋~い。
なんてうっとりしていたら、あらま!もう一人の悪役はアルバート・フィニーじゃあ~りませんか。
オードリー・ヘップバーンと「いつも二人で」に出ていた頃はスリムで爽やかだったのに…「オリエント急行殺人事件」でポアロを演じた時は別人かと目を疑ったが、以降着実に体重としわを増やしておられるご様子、善玉は「エリン・ブロコビッチ」までかなぁ。貫禄、貫禄。
さてさてこの三部作の「オチ」じゃなかった「結末」はいったいどないするつもりやねんと思っていたら、
「洗脳されて殺人マシーンに」って、
どこかで見たストーリーやなぁ・・・
「あっ、『マンチュリアン・キャンディデイト 影なき狙撃者』やんか」
* この映画については近いうちにアップします。
* 朝鮮戦争時、捕虜になったアメリカ兵が洗脳されて・・・という当時としては驚きの斬新なストーリーです。
状況がわからないまま、ここまで引っ張っておいて、1962年製作映画と同じ結末って、
「どないなっとんねん」とちゃちゃを入れたい気持ちもあるけれど、
それ以上に次々繰り出されるスピード感あふれるアクション!と、
その場にいるような臨場感・緊迫感にあふれたカメラワークに、
見終わった後すっかり満足、
勢い余って「書くぞ~!」とパソコンに座った次第です。
感情が昂ると、第一言語の関西弁がぽろぽろ出てきます。
お読み辛い点は御容赦のほど。(関西弁についての御意見等がありましたらコメントお願いいたします。)
でもこのエンディングは最終章でなく、まだまだ続編有りかもという暗示かしら?
10年、20年後、スタローンやブルース・ウイリスに続けってか?!
それまで身体を鍛えておこうね、マット。
まだまだ公開中です。
劇場の大画面で気分転換しませんか?