のろや

善男善女の皆様方、美術館へ行こうではありませんか。

13金(2013)

2013-09-13 | 映画
いきなりですが13日の金曜日でございます。
以前の13金(2008)で記事にしたのは...

13金 - のろや

妄想映画。我ながらなかなかの出来映えでございます。
今ならこの映画に、月の裏側で採掘作業をしていたら偶然に鍵十字形の巨大建造物を発見してしまうサム・ロックウェル、というのをはじめとした以下のシーンもねじ込みたい所でございます。

月ナチスに捕まってあわや拷問に晒されるかと思いきや、K-PAX星からやって来た善良な宇宙人ケヴィン・スペイシーの卓越した交渉術のおかげで解放されたサム。基地に帰ってみると、突然のK-PAX星人の出現によって自我崩壊を起こしたロボットのガーティから宇宙空間に放り出されそうになり、やむなくガーティの電源を強制シャットダウン。「ビヨンド・ザ・シー」を歌いながらゆっくりとこと切れるガーティ。
一方、ハワイ沖で海上軍事演習をしていたはずなのにふと気がついたら火星にいたテイラー・キッチュは、映画がコケるのは俺のせいじゃないと必死に訴えるものの、火星の第七王子マーク・ストロングからバックハンドで思いっ切りしばかれた上に生爪をはがされて「私に嘘はつくな」とスゴまれ、思わず「うるせーハゲ!」と毒づいてしまいます。その言葉がユニバースをアクロスしてはるばる地球に到達し、中米の天文台で観測を続けていたSETI研究員ジョディ・フォスターがそれを受信したことから、全地球上ののピカード艦長ファンならびに一部のブルース・ウィリスから「ハゲで何が悪い!」という激しい反火星運動が巻き起こるのでございました。
ジョディ・フォスター研究員が反火星キャンペーン以上にやっかいな同僚メル・ギブソンがまき散らす舌禍への対応に追われている間に、ロシアの極秘エージェントたるケイト・ブランシェットは謎の暴言の発信元について探りを入れるべく、何やら知っていそうなドクトル・ハリソン・フォードに接触を図るものの、ドクトル・フォードは長らく冷凍状態でコチコチに固まったままなので何も引き出せそうになく、それならば諜報活動で何とかしようとかつての国務長官で諜報部のチーフであったジェフリー・ラッシュに招集をかけるものの、彼は彼で公序良俗に反する著作を出版したかどで長らく精神病院に収監されているとの報を受け、エージェント・ブランシェットはあまりのやるせなさに、思わずギターをつまびきながら「風に吹かれて」を口ずさんでしまうのでございました。

えっ
サム・ロックウェルは最後にギャラクシー・クエストの一員として出て来るから、月で採掘作業してるのはおかしいんじゃないかって。大丈夫です。あの人、いっぱいいますんで。


というもはや13日の金曜日にはかすりもしないような話を延々と繰り広げてしまったわけでございますが。
こんな馬鹿話も5年前にはわりと屈託なくできたのですよ。


最後に、言い訳のように真面目な話題を取り上げておこうと思います。ちなみに13日の金曜日とは依然として無関係な話でございます。
といっても他のブログさんをご紹介するだけなんですが。
しばらく前から読ませていただいている米国在住の方のブログです。
リンクしたページでは東京新聞の記事を紹介してくだすっております。
大手メディアにも気骨あるジャーナリズムが残っているのを見ますと、わずかなりとも勇気づけられます。

裸の王様に、「王様は裸ちゃうの?」と言えん大勢の意気地なしが、無かったことにする『日本の現実』 - ウィンザー通信

(追記)
真面目話ついでにもう一つ。
現代版治安維持法との呼び声も高い「秘密保全法案」についてのパブリックコメント、こいつが9月17日まで募集中でございます。ワタクシは今回はじめてパブコメというものを出してみました。日弁連の言うように、たった2週間の募集期間をもっと延長するべきだという意見も添えて。コメントったって一応政府に届く文章なんだし、いろいろ難しいことを書かねばならいのかしらん、と今まで尻込みしていたのですが、反対ですとか賛成ですという一言だけでもいいそうですよ。

↓のフォームから送付できます。
パブリックコメント:意見募集中案件詳細|電子政府の総合窓口e-Gov イーガブ

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2 コメント

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のろさま。 (菜菜)
2013-09-17 09:19:35
いつも、色々、ありがとうございます。

私だけでは手に入れられない数々の『耳に届く言葉』をこちらで沢山いただいてますよ。

私も、わずか数行の言葉ですが、自分の気持ちをこのたび送ることができました。

のろさまの、おかげです。

私なりに
やれることを、行動に移していくしかない
それが今の心境でございます。
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Unknown (のろ)
2013-09-18 09:59:11
菜菜さま、ありがとうございます。励みになります。
行動を起こしていただいたこと、拙ブログがその一助となったとあれば、たいへん喜ばしいです。

カネ・コネはもとより、やる気も元気も能力もわりかしゼロに近いワタクシとしては、もう久しくタイタニック上の三等客のような気分で生きております。
とはいえ全きゼロよりはマシと思って、歴史と自分に対する言い訳作りのような恰好ではありますが、ほつほつと真面目なことを言ってみたりやってみたりしている次第です。
しかし本当に、これからどんな世の中になって行くことやら。
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