のろや

善男善女の皆様方、美術館へ行こうではありませんか。

山田晃士「鍵穴から覗き見」

2017-08-27 | 音楽
金曜日のことでございますが
山田晃士独り舞台巡業「鍵穴から覗き見」in京都へ行ってまいりました。
何せライブバーなんて行ったことがないのでドキドキものでございましたが、仕事は早番、翌明日は休み、しかも大阪ではなく京都に来てくれるという絶好の機会を逃すわけにはまいりません。

山田晃士 - ヤマダコウシ - オフィシャルサイト*孤独中毒*

湿度高めの選曲、心に突き刺さり身体に沁みわたる唄声、そしてナイトプールのきれいなおねえさんからカズーホルダー問題を経てなぜかマリオブラザーズ3へと至る小ネタ満載トーク。濃ゆい夜でございました。

会場のパーカーハウスロールは入ってみるとこぢんまりとしたお店でございまして、…






とまあこんな具合で、いつもスピーカーの向こうにいた人の声がいきなり頭の後ろから聞こえてきたワタクシのキンチョーのほどをご想像くださいませ。

氏の楽曲と美声と演奏を聞くにつけ、ああ何と豊かな才能であろう、こんなアーティストと同じ時代に生きていられるなんて何て幸運なのだろうとしみじみ思うわけでありまして、常日ごろ早くくたばることばかり考えているような輩をここまで引き上げてくださるんですから、本当に本当にたいしたものなのです。

そもそもあまり音楽に詳しくないのろさんが山田晃士氏のことを認識した、つまり顔と名前と楽曲が一致したのは、2002年の年末に偶然耳にしたNHK-FMの特集番組『Bellows Lovers Night』(アコーディオンやバンドネオンなど蛇腹=bellows楽器の奏者が集うライブイベント)で、氏とアコーディオン奏者の佐藤芳明氏のふたりぼっちユニット、「ガレージシャンソンショー」がナビゲーターを務めていらっしたことに発します。ガレシャンが2006年に活動休止宣言をお出しんなった時には、建前上は休止といっても、もう復活は望み薄かなあと残念に思っておりましたが、昨2016年10月13日に13曲から成るデヴュー13年記念アルバムその名も『13~treize~』をめでたく世に送り出され、のろを狂喜乱舞せしめたのでございました。

↓アルバムの冒頭と最後を飾る13拍子の曲『13』
ガレージシャンソンショー 『13~treize~』 PV


このアルバムを買って以来、駐輪場やコインロッカーで13番が空いていると、ヤレ特等席だとばかり喜び勇んで利用する有様でございます。
そのガレシャンも10月に大阪に来てくださるのです。去年の大阪公演へは行かれませんでしたが、今回はどうにかこうにか都合をつけて、是非とも足を運ばねばと心を固め、今からそわそわしております。



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2017-08-18 | Weblog
いやあまあ、皮膚炎が酷うございまして。
メインは結節性痒疹というやつのようなんですが、その他にも痛いのやらガサガサのやらじくじくのやら、もうめいっぱい。
前世でいったいどんな悪行をやらかしたんでしょうねワタクシは。
村中のヒキガエルを集めて生きたまま籠に詰め込んで火をつけたとか、その様子を、貧乏なお婆さんがやっとの思いであつらえたぼた餅をふんだくって頬張りながら笑って見ていたとか、そういうレベルの鬼畜行為におよんだ報いとして今の人生でこんなに頭から足先までぶつぶつだらけ血まみれ汁まみれの身体に苦しめられているんじゃないかと、うっかり信じそうになるくらいな惨状なわけです。

皮膚炎で死ぬ人ってのはたぶんあんまりいらっしゃらないのであって、そういう意味で「皮膚以外の身体は元気」なわけです。そんなわけで人前ではけっこう快活に振る舞ったりするんけれども、実を言いますと死ぬほどつらくて常日ごろ樹海のこととか割と考えてたりしますので、身近に皮膚炎まみれの人がいたら明るい顔をしておりましても「こいつも大変なんだろうな」などとちょっぴり思っていただけると幸いです。

普通の肌が欲しいですな。
別にきれいな肌じゃなくていいんで、普通の肌。
半袖を着て外を歩けるような。
夜は普通に眠れるような。
朝は寝具が血まみれ落屑まみれになっていないような。
うっかり制汗剤を塗って痛さに身悶えしなくていいような。
薬を塗ったり貼ったりするだけで1時間もかかったりしないような。
いやあもう、そんだけ。