のろや

善男善女の皆様方、美術館へ行こうではありませんか。

『ゴーストバスターズ』(2016)

2016-08-24 | 映画
あ!チャールズ・ダンスだ!チャールズ・ダンスが出てるじゃないですか!
こういう「私が権威だ君は黙りたまえ」みたいな役、本当に似合うなあ!!
ちなみにチャールズ・ダンスは昔『ゴールデン・チャイルド』という映画で、本作で出て来るライヴ会場のゴーストと似たような姿の悪魔を演じたことがありますね。

↓0:47のやつね。
Ghostbusters Official Trailer #2 (2016) - Kristen Wiig, Melissa McCarthy Movie HD


だからキャスティングされたって訳ではないと思いますけれども。


というわけで
『ゴーストバスターズ』を観てまいりました。長野行レポートは次回からとさせていただきます。

いやいやどうして、面白かったですよ。前半はもたつき感がありましたが、ゴースト退治が始まるとやっぱりワクワクいたします。ガジェットが活躍する終盤のバトルも楽しいし、2丁拳銃ならぬ2丁プロトン・ガンで、襲い来るゴーストたちをバッタバッタと薙ぎ倒すシーンは実に爽っ快でございました。街を破壊する巨大ゴーストや、ジャガイモ似の大喰らいゴースト、そして足を引っ張るだけのバカといったオリジナルから受け継いだ要素も、旧作にくっつき過ぎず離れ過ぎず、上手に料理されてされておりました。旧作といえば、あの人やらこの人やらがカメオ出演しているのは織り込み済みとして、ゴーストバスターズとは多分何の関係もない某大御所ミュージシャンが顔を出しているのは何故なんでしょうか。

さておき。主人公を女性にすることで、この手のエンタメ映画でありがちな男女比と役割、即ち、抜けている所もあるが個性的で有能な男たち&可愛くてセクシーな紅一点、という構図がきれいに逆転しているのも面白い。見た目がいいだけのボンクラ男ケビン(クリス・ヘムズワース)が劇中ではっきり「観賞用」だと明言されているあたり、いっそ清々しい。
字幕が変な女言葉ではないのもよろしうござんしたね。「〜なのよ」とか「〜だわ」とか言いませんでしょう、実際。

とまあここまで誉めて来ましたが、手放しで絶賛できるかというとそうでもなく。細かくギャグを挟みすぎなせいで話の流れが寸断され、所々でテンポが悪くなっている感は否めません。怒りのビンタ一発で悪霊を叩き出すとか、心霊オタクむき出しなノリで現場に乗り込んで行くなど、キャラクターに即したことをしているだけで充分面白いので、続編があれば小ネタを詰め込みすぎずサクサク進む展開にして頂きたいと思った次第。


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2 コメント

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のろさま (菜菜)
2016-08-28 14:14:52
お久しぶりです。
更新を心待ちにしておりました。

お体の事も気になりましたので、コメントは控えてこっそり^^;お邪魔をしていました。

やっぱり楽しいのろさまのblog記事に、拝読できて感謝してます。
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お久しぶりでございます。 (のろ)
2016-08-31 21:41:54
菜菜さま、コメントありがとうございます。
こんな辺境ブログでも読んでくれているかたがいらっしゃるかと思うと、たいへん励みになります。
ぼちぼち更新どころかぼちぼちぼちぼちぼち更新になるかとは思いますが、これからも細々と続けて行くつもりではありますので、気が向いた時に覗いて下さったら幸いです。
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