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「効率」vs「モチベーション」

2021年01月13日 | 自己啓発

ここ数年 自分の中に「ある変化」が。

それは、「深い思考」でなく「即行動」という「本能重視」の人生に。

きっかけは、「もの忘れ」からでした。

 

携帯や家の鍵、財布の置き場所を探すことが増えてきた私。

隣の部屋に行き、何をするために来たのか忘れ、元居た場所に帰り思い出すことも。

固有名詞や当用漢字が書けず慌てたことも。

 

かみさんからもきつい言葉が。

「その話は前に聞いたよ!」、「このことは、前に話したよ!忘れたの?」

人間ドックでは、異常なしとの判断ながら、確実に低下している脳の記憶と体力。

 

     

 

昔 組織に属する人間として、「高効率による大きな成果」を求めてきた仕事人生。

少ない人数・少ない経費で、大きな売り上げ・利益を目指す製造会社の営業部門でした。

そのための人事や販売・営業企画が私の「メインストリート」。

 

しかし 現在の就職相談と求職者の情報収集の仕事は、効率とは遠い世界。

目の前の求職者に、最適の仕事に就いてもらうシンプルな仕事内容。

労政担当として、新しいミッションの初代の担当者です。

 

会いたい人達に、計画的でなく、衝動的に会いに行くことにしました。

行動エリアを絞り移動距離を少なくする効率より、縦横無尽に動くことを開始。

東西・南北に移動しても、車で1時間半の狭い市内。

 

市内には、法人・個人の会社が1100社。

民生委員や老人クラブの会長、婦人会の会長、振興協議会の会長などおよそ300名。

それぞれの地区や家庭の事情に詳しく、Uターン情報もよく知っている人達。

 

     

 

この人たちの力を借りる方法は、通り一遍の通達でなく、やはり訪問して個別面談。

人口減少対策の必要性と多くの求人件数の存在の告知、何より私との信頼関係醸成。

 

毎日2~3人の人に会うことを決めたのが3年前。3年半で回り切った1500人。

途中であきらめたり、いやになるかと心配だったが、モチベーションを持続できたのです。

事業者であれば、創業時のこと。個人の場合は仕事内容と家族の話。

 

見知らぬ人に会う前の玄関先での不安や緊張が、数分で溶けるのを実感。

会話は、私の転勤族経験、四人娘の存在や素人農業などの個人情報開示が先です。

多くの事業所の創業時や個人情報を日報形式でデータベース化。私の宝物です。

効率的訪問、義務化された仕事でなく、私の好きなようにさせてもらったため。

 

       

 

家の中でも、まとめて効率よくすることより、思い立った時行動する様に。

後で他のことと一緒にやろうとして、結局忘れることが増えたことを改善したいと。

又 効率化で余った時間や経費を何に使うのか考えたときに愕然。

誰のために時間をうまく使うのか?何のために経費を削減をするのか?

 

人生の残りをカウントダウンする年齢になってきたのでしょう。

行きたいところに行き、会いたい人に会い、欲しいものを手に入れること。

食べたいものでも量が減り、食べたいものがどんどん少なくなっている現在。

 

誰にも強制されない人生は、効率とは無縁のモチベーションの「世界」です。

ただし かみさんには、強制されていることは認めます。(笑)

 

画像  珈琲屋 あるれ のカップ群  Uターンした時お世話になった喫茶店のマスター

                   地元の文化人が集まる喫茶店

    北海道のクマ牧場       餌をもらうため手をたたき媚びるクマが哀れでした

    仙台駅            一番の楽しみはタンの塩焼き、到着同時に店に

    浜松のうなぎ屋        駅南のうなぎ屋、なじみの店は別にあります

 


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