ここ数年 自分の中に「ある変化」が。
それは、「深い思考」でなく「即行動」という「本能重視」の人生に。
きっかけは、「もの忘れ」からでした。
携帯や家の鍵、財布の置き場所を探すことが増えてきた私。
隣の部屋に行き、何をするために来たのか忘れ、元居た場所に帰り思い出すことも。
固有名詞や当用漢字が書けず慌てたことも。
かみさんからもきつい言葉が。
「その話は前に聞いたよ!」、「このことは、前に話したよ!忘れたの?」
人間ドックでは、異常なしとの判断ながら、確実に低下している脳の記憶と体力。
昔 組織に属する人間として、「高効率による大きな成果」を求めてきた仕事人生。
少ない人数・少ない経費で、大きな売り上げ・利益を目指す製造会社の営業部門でした。
そのための人事や販売・営業企画が私の「メインストリート」。
しかし 現在の就職相談と求職者の情報収集の仕事は、効率とは遠い世界。
目の前の求職者に、最適の仕事に就いてもらうシンプルな仕事内容。
労政担当として、新しいミッションの初代の担当者です。
会いたい人達に、計画的でなく、衝動的に会いに行くことにしました。
行動エリアを絞り移動距離を少なくする効率より、縦横無尽に動くことを開始。
東西・南北に移動しても、車で1時間半の狭い市内。
市内には、法人・個人の会社が1100社。
民生委員や老人クラブの会長、婦人会の会長、振興協議会の会長などおよそ300名。
それぞれの地区や家庭の事情に詳しく、Uターン情報もよく知っている人達。
この人たちの力を借りる方法は、通り一遍の通達でなく、やはり訪問して個別面談。
人口減少対策の必要性と多くの求人件数の存在の告知、何より私との信頼関係醸成。
毎日2~3人の人に会うことを決めたのが3年前。3年半で回り切った1500人。
途中であきらめたり、いやになるかと心配だったが、モチベーションを持続できたのです。
事業者であれば、創業時のこと。個人の場合は仕事内容と家族の話。
見知らぬ人に会う前の玄関先での不安や緊張が、数分で溶けるのを実感。
会話は、私の転勤族経験、四人娘の存在や素人農業などの個人情報開示が先です。
多くの事業所の創業時や個人情報を日報形式でデータベース化。私の宝物です。
効率的訪問、義務化された仕事でなく、私の好きなようにさせてもらったため。
家の中でも、まとめて効率よくすることより、思い立った時行動する様に。
後で他のことと一緒にやろうとして、結局忘れることが増えたことを改善したいと。
又 効率化で余った時間や経費を何に使うのか考えたときに愕然。
誰のために時間をうまく使うのか?何のために経費を削減をするのか?
人生の残りをカウントダウンする年齢になってきたのでしょう。
行きたいところに行き、会いたい人に会い、欲しいものを手に入れること。
食べたいものでも量が減り、食べたいものがどんどん少なくなっている現在。
誰にも強制されない人生は、効率とは無縁のモチベーションの「世界」です。
ただし かみさんには、強制されていることは認めます。(笑)
画像 珈琲屋 あるれ のカップ群 Uターンした時お世話になった喫茶店のマスター
地元の文化人が集まる喫茶店
北海道のクマ牧場 餌をもらうため手をたたき媚びるクマが哀れでした
仙台駅 一番の楽しみはタンの塩焼き、到着同時に店に
浜松のうなぎ屋 駅南のうなぎ屋、なじみの店は別にあります
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