神社総代であり会計の私の「イベント」は・・・。
それは年度末の決算書作成。
1年間の収支計算と資産計上。今日はその監査の日。
我が家の家計と同じく、収入が先細り。
氏子が年々減ってくるのです。
限界集落の宿命ですが、戸数が毎年減少。
都市部の子供の家に移住するシニア。廃屋があちこちに。
病院や介護施設に入り、再び帰らない人。
高齢で運転できなくなると、食料の買い出しもままなりません。
JAの移動販売車でもカバーできないエリアも。
そんな人たちが、泣く泣くふるさとを離れます。
運命共同体だった田舎の結束も次第に崩れつつあります。
宗教上の理由から、神社の氏子を辞退する家も散見。神社は神道のシンボル。
氏神様を通じ、豊作や家内安全を祈願した時代は、遠ざかっていきます。
減った氏子で四季の祭りを支えきれなくなった集落も多数存在。
祭りは簡素にせざるを得ません。各戸負担の年会費が重くのしかかります。
宮司の世襲も崩れてくる現実。他の職との兼務でないと経済生活は厳しいとも聞きます。
祭りの開催日の問題も。
祭りは、いわば神社の「誕生日」のお祝い。「誕生日」は変更できません。
ウィークデイに祭りが開催される確率は高いのです。
サラリーマンは会社を休んで総代を務めます。それも年に数回も。
農業が主流だった時代なら可能だった総代や氏子の参加は、今や個人に大きな負担が。
ただ 神楽などのイベントはいまでも人気があります。
神楽開催が運よく週末に当たると、夜遅くまで子供たちで大賑わい。
神楽に打たれる「花」は逆に増えてきて、特別会計は利益増加。
輪番制の総代も戸数減少で、回転が速くなり、再任も急ピッチ。
総代拝命は、「神への奉仕」の精神からプレッシャーのかかる「義務感」に変貌しています。
当面 集落の集合化により、各戸負担軽減の対策しかありません。
リタイアー組が、名誉職として、永代総代を務める時代かも?昔と同じように。
考えることの多い神社の運営、決算書作成の手が止まります。
画像 昨年の子供神輿(祭りが、この子たちに引き継げるかどうかの瀬戸際です)
それは年度末の決算書作成。
1年間の収支計算と資産計上。今日はその監査の日。
我が家の家計と同じく、収入が先細り。
氏子が年々減ってくるのです。
限界集落の宿命ですが、戸数が毎年減少。
都市部の子供の家に移住するシニア。廃屋があちこちに。
病院や介護施設に入り、再び帰らない人。
高齢で運転できなくなると、食料の買い出しもままなりません。
JAの移動販売車でもカバーできないエリアも。
そんな人たちが、泣く泣くふるさとを離れます。
運命共同体だった田舎の結束も次第に崩れつつあります。
宗教上の理由から、神社の氏子を辞退する家も散見。神社は神道のシンボル。
氏神様を通じ、豊作や家内安全を祈願した時代は、遠ざかっていきます。
減った氏子で四季の祭りを支えきれなくなった集落も多数存在。
祭りは簡素にせざるを得ません。各戸負担の年会費が重くのしかかります。
宮司の世襲も崩れてくる現実。他の職との兼務でないと経済生活は厳しいとも聞きます。
祭りの開催日の問題も。
祭りは、いわば神社の「誕生日」のお祝い。「誕生日」は変更できません。
ウィークデイに祭りが開催される確率は高いのです。
サラリーマンは会社を休んで総代を務めます。それも年に数回も。
農業が主流だった時代なら可能だった総代や氏子の参加は、今や個人に大きな負担が。
ただ 神楽などのイベントはいまでも人気があります。
神楽開催が運よく週末に当たると、夜遅くまで子供たちで大賑わい。
神楽に打たれる「花」は逆に増えてきて、特別会計は利益増加。
輪番制の総代も戸数減少で、回転が速くなり、再任も急ピッチ。
総代拝命は、「神への奉仕」の精神からプレッシャーのかかる「義務感」に変貌しています。
当面 集落の集合化により、各戸負担軽減の対策しかありません。
リタイアー組が、名誉職として、永代総代を務める時代かも?昔と同じように。
考えることの多い神社の運営、決算書作成の手が止まります。
画像 昨年の子供神輿(祭りが、この子たちに引き継げるかどうかの瀬戸際です)
も厳しい状況に追いやられますね。
お宮参りで祝詞をあげてもらった神社に死ぬ
まで毎年お参りして元気でお連れ通りいただ
いているお礼を言うことは人間として大切な
ことです。会社の仕事一辺倒の時代は終わり
ましたから皆が文化伝統の継承者としての誇
りと自覚を持って生きることが要求されます。
現実の厳しさを痛感しています。
今日の地震、自然の猛威。
人間の無力さを感じます。
そのためにも、人間に可能なことを実現するのは当たり前。
その思いを今日ほど感じたことはありません。