元ベース弾きの田舎暮らしは

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大きく変わった今年の盆

2020年08月16日 | ふるさと

昨日は菩提寺「慈眼寺」の施喰会(施餓鬼法要)に出席。

38度の酷暑に「ジャケット」着用の必要も?

 

5ヵ月前の3月、突然、地元の長老二人が我が家を訪問。

訝る私に、「護持会の責任総代を引き受けてくれないかな?」

「古希を過ぎましたが、まだ宮仕えの身です。もっと適任の方がいらっしゃるのでは?」と私。

「東堂(前住職)の推薦もあり、ぜひお願いしたい。」と長老たち。

 

結局 5名の責任総代の末席なら、仕方ないと了承。

初めての新旧総代の引継ぎ会議に出席。会長職の互選の別室会議も。

突然 私以外の責任総代に囲まれ「ぜひ会長を・・。サポートするので」

いつの間にか、護持会会長職への「レール」が敷かれていたのです。

 

「お布施」「お供え」と書かれた包みと米持参の檀家。田舎のお盆です。

法要終了後、住職の「新護持会長を紹介します。」と言われ挨拶を。

このために、ジャッケト着用の必要性があったのです。

 

     

 

この重責就任要請を断れないもう一つの理由が。

菩提寺であるこの寺に、墓の移転と永代供養をお願いしていたことも。

東京に住む四人の娘たちに、墓守のための苦労を掛けたくないため移転を決意。

「墓終い」と「新墓建立」を4月に完了しました。

 

新しく墓を建てたとき、思いがけない心の変化がありました。

それは「安心感」?「安堵感」?が生まれたこと。

数年前の家の新築時の「物理的満足感」とは、異なる心の変化でした。

 

裏山の自前の墓地に並ぶ40本の石塔を見ても感じなかった感覚です。

「散骨」や「樹木葬」を夢見ていた時とは異なる、「永遠の家」新築感覚。

墓に関心のなかったかみさんにも、娘たちにも変化を感じました。

 

古い墓や築120年の家は、家族にとって「与えられたもの」。

新墓や新築の家は、私の「想い」と建築プロセスを見ていたせいかも。

なにより私の「安心感」が伝わったのでしょう。娘たちは写真しか見ていないのだから。

 

     

 

数日前訪れた広島の霊園。義母の初盆の墓参です。

「ところ変われば・・」。広島の盆の墓地の風景は、まるで「フェスティバル」。

カラフルな「灯篭」が盆の雰囲気を盛り上げます。

地味な禅宗の岡山県北とは、別世界です。

 

「今年の盆は、帰省しないでくれるかな!」と娘たちに連絡。

娘たちも予想していたのかすんなり了承。スケジュール変更を「強要」。

帰れない娘たちに、お菓子や桃を大量に送ったかみさん。

本当は孫たちを抱きしめたかったのですが、それはかみさんも同じ気持ち。

 

     

 

施設入所の母親とは、再び面会謝絶の施設の通達。

県外客や不特定多数の親戚の訪問拒否のコロナ対策。

 

苦渋の選択をせざるを得ない今年のお盆。

今年のお盆の状況は、多分記憶に残るでしょう。

石碑に刻んだ「安寧」の時が、待たれます。

 

画像   石碑   「安寧」と刻み、永代供養をお願いしました。

     月と星   今朝離れの上空に、上弦の月と金星が並んで輝いていました。4時半。 

     霊園    広島の霊園。灯篭の飾りがカラフルで賑やか。

     畑の傘   母親元気だった数年前まで、トマトの雨除けにさした傘群。

            母親が健在の「生存確認」の印。通行人が皆見ていたらしい。


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