元ベース弾きの田舎暮らしは

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30年ぶりの菩提寺での足のしびれ

2008年08月19日 | ふるさと

実家の宗派は曹洞宗です。本山は福井の永平寺。

日曜日、30年ぶりにお寺を訪ねました。父親の葬儀の時以来です。
奥深い山の中腹。見上げる高さにあります。
今は本堂まで車で上がれますが、駐車場もこの日は満杯。

「施餓鬼(せがき)」と称する檀家の集まりです。

檀家がわずか170軒位ですが、立派な本堂や庫裡があります。
数年前に建て替えられまだ新しい感じ。

近在の寺の応援含め10人の「おっさん(和尚の意?」のイベント。
およそ70人の檀家の人たちが集まっています。
ご詠歌に始まり、経も延々。寺の重要な行事らしいのです。3時間弱の開催。
母親の意向を受け出席です。あぐらをかいていても足がしびれました。

     

出席者の中に、見覚えのある顔が並んでいます。
しわが増え、頭が薄くなっても幼いころの特徴が残っています。
ただ 名前が出てきません。「やあやあ」と声を掛けごまかします。

そのあと応援の広島の坊さんの講話。
最初に全員に聞かれました。「孫と同居の人は手をあげてください」
70人中10人強。あとはシニア単独か夫婦のみの世帯が多いのです。

「皆さんが亡くなったとき、孫たちが泣いてくれると思いますか?」
「同居の孫以外は泣きません。別居の孫は葬儀の時、裏でゲームをしていますよ。」
坊さんの体験です。泣かない身内の葬儀風景。少しさびしい気持ちです。
私の葬儀の時は、孫にも泣いてほしいから。
(しかし4人の娘はまだ結婚していません。気が早すぎるかな?)

いなかには、出席しなければならない会合が多そう。
これが「付き合い」というのでしょう。

画像  菩提を弔っていただいている寺
     法会(平均年齢の高い集まり、新参者は末席です)


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