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72歳!最高齢勤務記録!

2020年12月05日 | ビジネス

私の勤務先での身分は会計年度任用職員。

世の中では、「臨時職員」のほうが通称かも。

人事に聞くと「庁内では最高齢です。」

 

この年齢で勤務できることはありがたいこと。

でも胸中には、複雑なものもあります。

仕事で会う人に、年齢を言うと反応は二つに。

 

「えっ!、まだ働くの」と多少憐みのニュアンス。(可哀そう?)

「いい加減に後進に道を譲ったら・・」とはっきり言われることも。

かみさんから「もっと 働いてください」と「鞭が入るのです」と釈明。

 

他方「働けるうちは働いたほうが良いよ!」と肯定派も。

「家でごろごろするより、認知予防と健康維持には働くのが良いよ!

『「見た目が大切だから、髪も染めたら」とかみさんから「指示」があるんです。』と私。

「染める髪があるから、いいんじゃない!」と妙な「賛同」も。(笑)

 

職場で上司に、来年度の勤務継続の可能性を確認。

「人件費の予算も計上してあるから、4月からもお願いします。」の返事が。

ほっとした気持ちと「体力が持つかな?」と葛藤もあります。

 

LINEで娘たちに、この年齢で働くことを話すと、

「おめでとう、でも体に気を付けて!」全員が賛成。

誰一人「もう、いいんじゃない。」とは言いません。

父親が定年のない自営業だったかみさんは、この年でも働くのは当たり前との雰囲気。

 

     

 

もう働くのは最後かなと思っていた気持ちを変えさせたのは、最近あった市長選挙の結果。

知人が市長に初当選。新市長夫妻とは、年に数回食事する間柄。かみさんも同席です。

互いの親が、近隣の整形の病院に通う状況で、その病院の院長に紹介され、食事会参加。

 

新市長の下で働いてみたいと思う気持ちが。

市政の課題の最重要なテーマは、人口減少対策。

私の担当するUターン・Iターン促進の成果もその一翼を担うもの。

新しい体制下でもう少し、頑張ってみようの気持ちも芽生えました。

 

      

 

昨日 民生委員を訪問し、帰りに目にした夫婦の姿が気になり、車を停車。

剪定された大きな木の下で、落ち葉を掃く夫婦。近くに他府県ナンバーの車も。

「この木は何の木ですか?」と私。「樫の木です。」と相手。

 

「昨年 独り住まいの父親が亡くなり、明日一周忌なんです。」と夫婦の話。

雑談中、名乗る私に「いいですね。ふるさとで働けるとは・・。」

同居を勧めたけど来なかった父親とふるさとを恋しがる男性でした。

 

別れを告げ、帰途の運転中、夫婦の言葉が心に残っています。

ふるさとで農業をしながら、勤務できることは幸せなことかと再確認。

私の「残日録」のページは、まだ埋められると確信しました。

 

私の「心の支え」の大きなイチョウの木もあります。

 

     

画像   旧実家時代のイチョウ    もう実家は解体し、新築にしました。 

     遠景のイチョウ       我が家の目印。遠くからでも目立ちます。

     イチョウの落ち葉      落葉時は毎日落ち葉掃きが日課

     縁側の落ち葉        天気の日、ガラス戸を開けると縁側に葉っぱが

    ※旧実家は解体し、イチョウも短く剪定済。でも10年経つと大きく成長

 

コメント (6)
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