元ベース弾きの田舎暮らしは

60歳で田舎にUターン、素人の「米と野菜」作り
音楽が縦軸の人生
就職相談・紹介が「天職」

「最高級&わけあり」桃を求めて

2020年08月09日 | 食べ物、飲み物

岡山と言えば「桃」。

県北の我が町「新見市」も桃の生産地として知られたところ。

今が宅配で全国に配送の最盛期。盆までが「勝負」の時期だとか。

 

毎年 格安で桃を頂いていた農家が今年は不作。

長雨で糖度も上がらず、早めに出荷も終わったとか。

今年は娘や親戚に送るのは無理とあきらめていました。

 

ところが数日前、仕事で訪問した別の桃農家で意外なことを・・。

「今年は雨も長かったが、その後の高温が糖度を上げ、出来はいい。」と。

同じ天候ながら、片や不作、片や良質?

 

昨日 「出来が良い」と言った桃農家をかみさんと訪問。

初めての客である私たちにも拘わらず、相場より安い価格でいただきました。

品種は白桃の中でも高級な「夢白桃」。「清水白桃」と双璧。

この見栄えと価格を聞き、「もっとありませんか?」と私。

 

すると「この桃で良ければ いいよ」とコンテナの中の桃を指します。

意味が分からず、「なんでもいいです」と私。

価格を聞いてびっくり、ほとんどタダ同然。

わずかな斑点・シミがあり、通常出荷できない「二級品」?

 

     

 

帰省自粛の東京の娘たちに、写真を添えLINEで「桃いる?」と連絡。

写真の桃の数量に驚く娘たち。「欲しい!送って!」

梱包資材を近くのホームセンターで調達。今日発送予定です。

 

購入した桃農家は二代目。桃の木は150本。

7月20日前後から盆まで、およそ10種類の桃を生産・出荷しているらしい。

県南から嫁いできた奥さんも、もうベテランの域?

来年の予約を済ませ、帰途に。車の中に桃の香りが立ち込めています。

 

桃作りの難しさを感じました。

同じ天候のもと、何で出来不出来があるのだろうか?

桃の木の育つ環境は平等なはずなのに、「立地」or「手入れ」?

工業生産品以上に農業生産品の安定生産は困難。

乱高下する収入では、後継者が激減する理由も納得です。

 

米作りも似たようなもの。

今年は日照時間の不足のため、成育不良気味。

加えてコロナの影響で、飲食業会の消費量が激減。米価の大暴落も?

ただ桃のように、見た目で消費者の選択から漏れることはない品目。

共済制度があるとはいえ、食料自給率の上がらない構造的な問題がある農業。

 

        

 

コロナにより、東京の4人の娘たちや孫たちの帰れない盆。

永代供養の菩提寺に墓を移転した初めての盆。

石碑に合わせ特注の線香立ても納品されました。

 

先の見えない田舎のお盆の始まりです。

 

     

 

画像  白桃     手前が通常の「夢白桃」、向こうが「わけあり白桃」

    ラベンダー  数年前の家族旅行の北海道美瑛で、カメラ好きの四女が撮った写真

    石碑     4月移転、入魂供養の除幕前

    線香立    石碑に合わせ特注、盆に間に合いました

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする