元ベース弾きの田舎暮らしは

60歳で田舎にUターン、素人の「米と野菜」作り
音楽が縦軸の人生
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「岡山大学交響楽団  ベルリオーズ 幻想交響曲」

2013年12月15日 | 作曲家 保科洋
昨晩 母校の60回定演総会を聴きに岡山シンフォニーホールへ。
指揮はもちろん保科洋先生。

このコンサートでの楽しみは保科先生作曲の「復興(管弦楽版)」。
11月に大阪公演で世界初演。私は当然初めての曲。
先生自ら指揮と思いきや別の指揮者。先生の指揮で聴きたかった曲。
ヤマハ吹奏楽団のために作曲した曲を管弦楽に再編したもの。

暗く重い序奏。逆境に立ち向かう闘い。未来への可能性を示唆するクライマックス。
この曲を聴いて、久しぶりにコントラバスを弾きたい衝動に駆られました。

圧巻はベルリオーズの幻想交響曲。
出だし少し遅めだなとの感じ。
しかし最後圧倒的な終楽章に会場から「ブラボー」の掛け声。同感です。

久しぶりに鳥肌が立つ演奏でした。
何よりあれだけテンポ・強弱の揺れる(歌う)指揮に学生たちが反応していたのです。
先生の指揮棒の要求する水準はものすごく高いもの。
特にファーストバイオリンのレベルはアマチュアとは思えません。
繊細でしなやかでなお且つ強さも持っています。

驚いたのはオケ全体のリズム感。
抑えることを要求された部分では抑え、解放された部分は限界まで解き放つ圧巻のダイナミズム。
メンバーの入れ替わる学生オケでここまで演奏できることが信じられません。

演奏後、先生の楽屋を訪ね短い時間でしたがお会いしました。
僭越ながら、指揮する先生の後ろ姿が「美しかった」と申し上げました。
喜寿を超えた先生ですが、今からも後輩の指導をお願いしたいとの希望も。

興奮したまま、新見に帰りついたのは午後11時。
先生の指揮であと何回聴くことができるのでしょうか。
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「90歳の母親の手術」

2013年12月15日 | ふるさとの母親
母親が老人保健施設に移って数カ月。
極めて強靭な精神力があり、ボケもしません。
しかしながら肉体的な能力は落ち気味です。視力・排せつ力など。
以前はメガネなしで新聞を読んでいたのが、今は大きな見出しが精いっぱい。

先日、施設から病院に行き簡単な手術を受けました。
誤嚥を防ぐため「胃ろう」にしていますが、このパイプの交換です。

私も職場に休暇取得を提出し、付き添いです。
久しぶりの一般病院に行ったため、あちこちをキョロキョロしている母親。
顔を見知った知人が母親に話しかけます。患者や看護師、理学療法士などなど。
待つこと小一時間、手術はわずか10分程度。「ちくっ」と痛かったそうです。

再び施設に帰った母親は、何か物足らない様子。
出かける前に、おしぼりで顔をぬぐい、クリームを自ら塗っていた母親。
90歳になっても見出しなみには気を遣っています。
介護の人に、着古しのパジャマでなく新しいパジャマを着せてもらっていました。

午後から出勤。そして夜は忘年会。
雪が落ちてきています。新見は冬真っ只中。
雪を見ながら酒は風情があります。
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