元ベース弾きの田舎暮らしは

60歳で田舎にUターン、素人の「米と野菜」作り
音楽が縦軸の人生
就職相談・紹介が「天職」

「花を見に一時帰宅の母親」

2013年04月26日 | ふるさとの母親
母親は正月に家に帰って以来、久しぶりの帰宅。
発病後10カ月が過ぎました。
未だに右半身にマヒが残り、利き腕は不自由。

しかし意気軒昂。
ボケずに、新聞を見、テレビはあまり見ないものの、ラジオを聴いています。
脳内出血で少し呂律が回らないことも。入れ歯を外していることも理由の一つ。

家を建て替えたことは、うろ覚え。入院後の竣工ですから、已むを得ません。
解体前の旧い家が未だに自分の家の感覚。
間取りや仕様について説明してもチンプンカンプン。

春になり、花を見に一時帰宅します。
往復介護タクシーの利用予定。車いすごと運んでくれます。
背もたれの倒れる車いすが便利、疲れた時に横になれる優れもの。

家に入るスロープの板は、介護ショップからの短期レンタル。
妹の友人が社長のため便宜を図ってくれます。
バリアーフリーにしてあるものの、廊下のコーナーは狭いかも。
発病前に設計したため、完全な「介護用」にはなっていません。

庭の藤の花はまだ咲き初め。満開には時間がかかります。
白い藤は田舎でも珍しい種類。今から5月にかけ、匂いが庭に充満するでしょう。
桃の花も盛りは過ぎたものの、大半が残っています。

病室にとどまる入院生活から、自然界に移動することは母親の願い。
待ち焦がれた帰宅は次の日曜日。
私たち兄妹3人が付き添い、短時間ですが外の「空気」を感じさせます。


コメント (2)
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