元ベース弾きの田舎暮らしは

60歳で田舎にUターン、素人の「米と野菜」作り
音楽が縦軸の人生
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「私はピアノ」

2010年12月19日 | 音楽
「私」が四人娘の家に来たのは、もう20年近く前。
以前は、クラビノーバだったらしいのですが、タッチが異なるため発表会で困ったそうです。
四人とも「私」を弾いてくれました。

永く弾いてくれたのは3番目と4番目の子。
3番目の子は、音楽好きでしたが、ピアノでなく、結局トランペットを吹くことに。
ただ専門の大学に入るために同じ曲をよく弾いていました。課題曲だったようです。

4番目の子が一番弾いてくれたのかもしれません。
クラシックからジャズまで。最近好きな曲を聴きながらパソコンで採譜し、「私」を弾きます。
この子も音楽の道に進むかと思っていたら、どうやらデザインを選んだようです。

この家の家族は、みんな音楽好きですが、好きなジャンルが違うのです。
お父さんは、オーディオ装置で、よくピアノの曲を聴いていますが、「私」には触れません。
お母さんはロックが好きで、家事をしながらも、運転中もB'z一辺倒。

この家族は、よく引越ししました。もちろん「私」も一緒に。
「私」が初めてこの家族に会ったのは、首都圏の小田急線の新百合ヶ丘の家。
それから博多、浜松、岡山。

そのため いつも「私」を弾くために、家さがしが大変でした。
マンションでは、上下階に迷惑がかかると、戸建てを探したからです。
庭でバーベキューをしたいお父さんの思惑もあったようですが・・・。

今日 岡山の家で「私」に関する会話が交わされました。「私」をどうするか?
お父さんとお母さんと4番目の子の会話の結果。選択肢が三つ。

①お父さんの田舎の新見に運ぶ。ただ弾き手がいないのと湿気のため壊れるかも。
②「私」を売る。家族全員が沈黙。「私」に愛着があり、そうはしたくない?
③4番目の子と一緒に東京へ。しかし家賃が高いため ため息。美大生がピアノ?

4番目の子が来年3月の引越しのため、年明けには東京のマンション探しが始まります。
「私」もこの家族が大好き。できたら離れたくないのですが・・・。 
コメント (4)
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