元ベース弾きの田舎暮らしは

60歳で田舎にUターン、素人の「米と野菜」作り
音楽が縦軸の人生
就職相談・紹介が「天職」

30年ぶりの再会

2007年07月16日 | 思い出
台風の雨の中、広島県呉市から珍しい人が東京の私を訪ねてくれました。

30年前 お世話になった販売店の社長です。

私の新入社員の赴任地が広島でした。
何にもわからない新入社員が特約店に連れられて、販売店に同行していました。
ようやく慣れてきたころの話です。

呉市で兄弟で経営していた販売店の弟が、将来を考えて独立したのです。

流通の常として、どんなに円満退社であろうとも顧客の奪い合いになることは必至です。
両方に均等に付き合うことの難しさは新入社員に毛の生えた程度の私には、荷の重いことでした。

独立間もない販売店の自宅にお邪魔して、よく食事をさせてもらいました。
奥さんや義理のお父さんの熱意が伝わってきたのを覚えています。

私の出した東京に転居の案内状を見て、急に会いたくなったそうです。
年賀状は出し続けていましたので所在は意識していましたが、新幹線で台風の中、そのためだけに上京してくれたのです。

非常にうれしい想いで、恵比寿のガーデンプレースでビールを飲んだあと、単身のマンションにおいでいただき夜中まで話しました。当時の先輩にも連絡を取り、同窓会の雰囲気です。

友人でなく、メーカーと販売店のお客様の関係で、独立の支援ができるベテランでもない私を良く覚えていて、会いにきてくれた社長(頭が白くなっていましたが)の義理堅さに驚くと同時に、懐かしさで、大雨の中幸せな一日でした。

(写真はお土産にいただいた呉の饅頭とチリメン)
コメント
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