元ベース弾きの田舎暮らしは

60歳で田舎にUターン、素人の「米と野菜」作り
音楽が縦軸の人生
就職相談・紹介が「天職」

「買い物難民」

2021年03月12日 | ふるさと

夫婦そろって大好きなピザ。

その熱々のピザを、年に数回「移動販売車」で味わうわが町。

「ピザーラ」の出張販売です。

 

スーパーの駐車場の一角で、数日間営業する赤い車。

夕方にはひっきりなしにお客が・・。

ホテルや道の駅にもピザの販売はあるものの専門店のないわが町。

価格は少し高めでも、「本物?」を求める客はいるものです。

 

         

 

先日 訪れた民生委員さんが、開口一番「今地域で困っているのは買い物」と。

高齢者のアテンドをする民生委員として、「買い物難民」対策が急務らしい。

市内には、食料品の「移動販売の店」がJAをはじめ数店舗しかありません。

 

かつては各地にあった食料品店は、スーパーの進出に押され壊滅状態。

かろうじて残った店も、販売数量の激減で赤字状態。

後継者のいない店は、店舗改装などの投資もできず、冷蔵庫の電気代も悩み。

賞味期限を気にしながら、ケース単位の発注をせざるを得ないのだとか。

小売店もさることながら問屋も減り、日配品から手を引かざるを得ないらしい。

 

         

 

3万人を切ったわが町。高齢者比率が急増。

高齢者夫婦や配偶者を失って独り暮らしの「買い物ができない」家庭。

高齢化による免許返納が拍車をかける田舎。

交通事故率が社会問題化しても、便利な都市部とは比較できない状況。

ネット通販とは縁遠い高齢者。スマホ・パソコンの使える高齢者は少ないのです。

 

「買い物をするときの年寄りは、楽しそうなのです。」と民生委員。

そのため地区で、月に1~2回買い物支援ツアーを開催。

しかし 運転手役が確保できない状況。

運転ボランティアも70歳以上はいるものの、「人を乗せて、万一・・」と躊躇。

若い人への休日返上での運転の「お願い」も限界があるのだとか。

 

田舎だから米や野菜を育てることは当たり前だった昔。

今は、市街地でも猿やイノシシなど獣害が発生。人と動物の活動範囲が激変。

野菜つくりをあきらめざるをえず、荒れ果てた田んぼや畑。

人に脅威を感じなくなった猿は、堂々と人前で畑を荒らします。

 

         

 

わが町だけでなく、全国で起きている過疎化問題。

私もあと数年で運転ができなくなると予測。

健康で運転できる時間は、限られている実感。

 

今は、コロナ対策が一番。ワクチンの早期接種が望まれています。

同時に、崩れていっている高齢化社会、過疎化問題も喫緊の課題です。

 

画像   ピザの移動販売   ピザ好きには嬉しい店。

     ピザ        クオーターでいろいろな味を

     パンの移動販売   地元の米工房のパン屋

     複合スーパー    市南部のスーパー  

 

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春 「桜餅&摩利支天」

2021年03月06日 | ふるさと

昨日 職場に持っていたかみさん手作りの桜餅。

 

我が家は、関西風でもち米の「粒々感」のある道明寺粉を使用。

関東の滑らかな桜餅とは一味違う食感。

塩漬けの桜の葉は少し硬いものの、香りは最高でした。

 

岡山県北も寒さが峠を越し、ようやく春。

今朝は、雨上がりの霧の中、庭の紅白の梅が満開。

庭一面に漂う梅の匂いに春を感じます。

石垣の枝垂れ風の黄色い「山吹?」も今が盛りです。

 

         

 

週半ば、地元の守り神の八幡宮の宮司が「摩利支天」の祈祷のため我が家に。

地区の中でも「摩利支天」を崇める家は少ないもの。

山本勘助などで知られているように、武士の守護神。

先祖代々続いてきた、「神」と「我が家」の関係は強固?です。

 

春は、進学・就職の季節ながら、今年は過去にないパターン。

恒例のイベントが次々中止に。リモートでは情が通いません。

当事者たちの、区切り・節目が失われていきます。

 

         

 

昨日、失業の人の職場見学に同行。

彼が関心のある会社の経営者にお願いをし、仕事の内容をヒアリング。

併せて、工場内の見学も。丁寧な説明と情報公開とオープンな会社。

 

説明後、応募の意思表明をすると、即「採用」と告げられ驚きました。

人柄はもちろん、経験と前職の勤務年数の長さが奏功。週明けから早速勤務開始。

数多くの会社の不採用告知に自信を無くしていた彼も大喜び。

 

親御さんから依頼を受け、相談に乗ったのが週初め。

ヒアリングするうちに、彼の言葉の中に「言ってはいけない」言葉が。

前職の退職の理由の一つに「人間関係」と言ったのです。

 

たとえ人間関係の悪化が事実でも、口にしてはならない言葉です。

どこの会社も、この言葉には敏感。本人にも原因があると考えるから。

そのことを指摘すると、「え、なぜ?そんなこと知らなかった!」

 

         

 

厳しい就職戦線にも、春が・・。

自然界の春と同じように、多くの人に「春」が来て欲しいものです。

 

         

 

画像   桜餅   大量の桜餅。「売れるよ」と娘たち。

          プロっぽい包装をして届けます。

     床の間  この前で宮司が祝詞を

     庭の紅梅

     離れの前の梅  匂いはこちらのほうが強い

     石垣の山吹   我が家では、昔から何故か「ちい、ちい」と呼びます

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新見市議会議員選挙

2021年02月13日 | ふるさと

この4月に市議会議員選挙が。

立候補予定の人たちは、公示前ながら準備がピークに。

各戸を回り、チラシを配布中です。

 

3万人を切り、定員も18人から16人に削減。

狭き門を目指し、少数激戦の模様。

国政選挙と異なり、地域の関心も高いもの。

 

40年前の、父親の選挙を思い出します。

周囲の要望で、やむなく出馬を決意した父親でした。

地域の推薦を受け、まず域内を細かく回る「どぶ板」選挙。

ゼンリンの地図に基づき、票読み。

家族の人数まで勘案して、固く票を読む参謀。

 

他地域からの、切り崩しを防ぐため、要所に「張り番」を配置。

夜 地域内を訪問する他地区の人間の行き先をチェック。

多くの人が集まり、毎晩「炊き出し」をして、運動員と応援者の食事準備。

 

候補者名連呼の選挙カー。政見より、人情が効くのです。

妹がウグイス嬢となり、「父が苦戦しています。」とアピール。

「可哀そうに」と高齢者の同情票が集まったと後の分析も。

 

     

 

当選後、交通事故で亡くなった父親、58歳でした。

周囲から、あとを継いで「弔い合戦」をとの要望も。

当時、選挙には関心もなく、そのうち立候補の話は、立ち消えに。

 

結婚後、かみさんから強く念押しされたことが・・。

選挙に出ることと、頼まれ仲人を引き受けることはやめて欲しいと。

表に出ることの嫌いなかみさんらしい要望です。

 

今後の4年間、市の人口減少幅がどのくらいで収まるのか。

昨年末当選した市長の「かじ取り」にかかっています。

又 市の政策立案とけん制機能が、市議会議員の大きな役割。

その役割を果たしてくれる人を選ぶ重要な選挙です。

 

画像  備北民報  市議選の説明会を報じる地元新聞

    市役所   この二階で働いています

 

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新見市「散髪屋」事情

2021年01月24日 | ふるさと

今朝 8時に馴染みの散髪屋に。

カットに加え、白髪交じりの頭を黒髪に染髪。

老人臭さをなくすための工夫です。

 

市の就職相談員として再々就職が決まってから、白髪染を始めた私。

かみさんが「白髪を黒髪に染めたら?他人は見た目で判断するよ!」

初めは反発したものの、今は染めてよかったと思う日々。

就職相談の人たちに、「若作り」は少し効果があるかもしれません。

 

2年前、Uターン見込み者の情報収集のため理美容店訪問。

地区に精通し、噂話の「集積所」としての理美容店に狙いを。

事前に店舗数を調べて驚きました。

 

人口3万人を切る町に、理美容店がなんと100店舗以上営業中。

各地区に数店舗づつ分散し、どんな田舎町でも営業。

食料品店がスーパーに押され壊滅状態な状況とは明暗に差があります。

かつて税務署長が、わが新見市を「バーとバーバーの多い町」と揶揄したとも。

 

そして理容店と美容店の差もくっきり。

訪問時 閑古鳥が鳴いているは理容店つまり「散髪屋」。

逆に常に客が滞在しているのが「美容院」。

 

女性のあくなき「美」の追求に比べ、男性の投資は風前の灯。

子供や若者の大半が、美容院に流れているのが現状。

散髪して正月を迎える「風習?」は皆無とか。

散髪回数も大幅減少、少々の長髪も問題視しない世の流れと嘆く散髪屋。

 

いまだに新規開業が続く「美容院」。

専用椅子などの初期経費が圧倒的に高い散髪屋。美容院とは大きく異なるらしい。

店主の年齢とともに、客の年齢も高齢化し、死亡や施設入所で年々減少。

市内で80歳代の店主がいる理美容店が5~6店舗。

その意味では、飲み屋のママの高齢化に伴う客の高齢化現象に似た点も。

 

         

 

全国を流れ歩いた転勤族の私です。

転勤後、一度訪問した散髪屋から「浮気」することなく「操を守った」私。

義理立てしたのではなく、希望の髪型を新規店で説明するのが億劫だったため。

又 カットの技術云々より、会話できる店が「休息」できる店だったためです。

 

理容・美容の資格取得も以前と大きく変化したとか。

理美容学校を卒業し、理美容店で働き修業したのは大昔。

今は高校卒業と同時に資格が取得できる高校の専門コースが新設される時代。

 

理容と美容の大きな差は、剃刀で顔を剃れるのが理容。美容は不可。

カット技術が見直され、全国的に最近理容師志望も若干増え気味とか。

「まとまる髪型」を売り物にする美容が理容のカット技術を見直しているらしい。

 

片方で、理容組合・美容組合は形骸化してきているとも。

営業時間や休日設定も拘束力が落ち、仲間意識も希薄に。

でも新見市には、大手資本の安売り店がないのが救いだとか。

 

         

 

全国的にコロナで、「落陽」に拍車をかけられる理容業界。

持続化給付金受給店も急増。

地域の情報発信基地としての、理容店には頑張ってほしいものです。

 

画像  散髪屋       定年間際住んだ中野坂上の裏通り、

              正面右のブラウンの建物が散髪屋

    馴染みの散髪屋   新見市正田

    クリーニング店   中野坂上の小さな店  ワイシャツを出していた店

 

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「神と仏に出会う」日

2020年11月07日 | ふるさと

午前中は、宮司が我が家に。午後は菩提寺で護持会の役員会。

 

今日は「神」と「仏」のイベントの日。偶然重なりました。

宮司が「摩利支天」を祀る家を巡回し、祝詞(のりと)を奏上予定。

午後は、護持会長を拝命した菩提寺で役員会開催予定。

 

     

 

先祖が八百万(やおよろず)の神を祭ってきた我が家。

建て替え前の我が家の奥の間には、祭壇を常設。

神道を崇める「宮司」の家の様。子供心にも、奥の間は神聖な場所。

 

新築の時悩んだのは、床の間と仏壇の配置。

狭い我が家のために、神様と仏様に「同居」をお願いしました。

相対しないように、同じ方向を向くレイアウトに設計。

 

「摩利支天」は、護身と蓄財の神。もともとはインドの神。

平安時代に日本につたわり、「開運・勝利」の神です。

そのため戦国時代には武将の信仰を集めていた神。

毛利元就や山本勘助、前田利家などが有名です。

 

「摩利支天」を祭る家は、肉を食べることが「タブー?」

牛を飼う農家や家畜の売買を商いとする「博労」が多く信仰。

信仰の故か、幼いころは、牛肉や豚肉でなく鯨を多く食べた記憶。

単に貧しさから、買えなかったのかもしれませんが。

 

     

 

午後は、護持会の役員会。

この4月から、新役員に選ばれ、寺の維持・運営の役回り。

老朽化した設備の保全・修理。駐車場・墓地の環境整備。

限りある護持会費の運用、檀家への根回しなどにも配慮が必要です。

住職の世代交代により、新しい護持会を模索中です。

 

昔は、寺やお宮の役員は地域の名誉職。

サラリーマンではなく、いつでも活動できる「旦那衆」が担っていたのでは?

時代の変化の中で、効率よく運営をしたいもの。

そのため、連絡はショートメールを多用。ミーティング回数を減らします。

 

     

 

「神」や「仏」に携わる仕事は、信仰心の多寡ではなく、田舎に住むための義務?

受けた以上、精一杯つとめ、後輩にバトンタッチするつもり。

明日は、秋祭り前の神社と集落の一斉清掃。今日明日は自分の時間はありません。

 

画像    頭打ち   秋祭りの子供のビッグイベント

            残念ながら今年は、コロナで中止。神輿も神楽も。

      床の間   建て替え前の旧実家の床の間、秋祭りのしめ縄奉納

      和室    新築後の和室。リビングの手前に仏壇と床の間

      江湖    住職の新旧交代の大イベント、2年前に新住職に

 

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「大山椒魚ものがたり」

2020年09月02日 | ふるさと

先日 我が家の田んぼで見つかったオオサンショウウオ。

教育委員会の担当者の手で、近くの川の上流に放流。

報告では、50センチ近くの大きさでも、まだ子供だったらしい。

足が発育途上で、分かったらしい。

放流地は源流近くの場所で、木陰でエサの小魚もいるらしい。

同じ日に、街の中心地でも発見されたもう一匹も上流に運んだとか。

天然記念物が複数発見されるわが町は、自然に恵まれている証かも。

担当者から渡されたオオサンショウウオと放流地の写真。

グロテスクな形ながら、太古から生きてきた貴重な生き物。

パソコンが納入される週末以降に公開予定です。乞うご期待!

 

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「吉か凶か?」天然記念物が!

2020年08月28日 | ふるさと

近所の人が、「あんたの田んぼに何かいる!」と連絡あり。

急いで駆けつけると水路近くの水面下に、黒い大きな影。

体長50セン位の動くもの。

なんと「大山椒魚」。天然記念物です。

教育委員会に連絡。返事は「上流に還します。」

その前に大きさを測り、写真を撮り、県に報告義務があるらしい。

酷暑の今年の異変。

我が家に現れたのは、「吉なのか、はたまた・・」。

静かな山里の「事件です!」。

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大きく変わった今年の盆

2020年08月16日 | ふるさと

昨日は菩提寺「慈眼寺」の施喰会(施餓鬼法要)に出席。

38度の酷暑に「ジャケット」着用の必要も?

 

5ヵ月前の3月、突然、地元の長老二人が我が家を訪問。

訝る私に、「護持会の責任総代を引き受けてくれないかな?」

「古希を過ぎましたが、まだ宮仕えの身です。もっと適任の方がいらっしゃるのでは?」と私。

「東堂(前住職)の推薦もあり、ぜひお願いしたい。」と長老たち。

 

結局 5名の責任総代の末席なら、仕方ないと了承。

初めての新旧総代の引継ぎ会議に出席。会長職の互選の別室会議も。

突然 私以外の責任総代に囲まれ「ぜひ会長を・・。サポートするので」

いつの間にか、護持会会長職への「レール」が敷かれていたのです。

 

「お布施」「お供え」と書かれた包みと米持参の檀家。田舎のお盆です。

法要終了後、住職の「新護持会長を紹介します。」と言われ挨拶を。

このために、ジャッケト着用の必要性があったのです。

 

     

 

この重責就任要請を断れないもう一つの理由が。

菩提寺であるこの寺に、墓の移転と永代供養をお願いしていたことも。

東京に住む四人の娘たちに、墓守のための苦労を掛けたくないため移転を決意。

「墓終い」と「新墓建立」を4月に完了しました。

 

新しく墓を建てたとき、思いがけない心の変化がありました。

それは「安心感」?「安堵感」?が生まれたこと。

数年前の家の新築時の「物理的満足感」とは、異なる心の変化でした。

 

裏山の自前の墓地に並ぶ40本の石塔を見ても感じなかった感覚です。

「散骨」や「樹木葬」を夢見ていた時とは異なる、「永遠の家」新築感覚。

墓に関心のなかったかみさんにも、娘たちにも変化を感じました。

 

古い墓や築120年の家は、家族にとって「与えられたもの」。

新墓や新築の家は、私の「想い」と建築プロセスを見ていたせいかも。

なにより私の「安心感」が伝わったのでしょう。娘たちは写真しか見ていないのだから。

 

     

 

数日前訪れた広島の霊園。義母の初盆の墓参です。

「ところ変われば・・」。広島の盆の墓地の風景は、まるで「フェスティバル」。

カラフルな「灯篭」が盆の雰囲気を盛り上げます。

地味な禅宗の岡山県北とは、別世界です。

 

「今年の盆は、帰省しないでくれるかな!」と娘たちに連絡。

娘たちも予想していたのかすんなり了承。スケジュール変更を「強要」。

帰れない娘たちに、お菓子や桃を大量に送ったかみさん。

本当は孫たちを抱きしめたかったのですが、それはかみさんも同じ気持ち。

 

     

 

施設入所の母親とは、再び面会謝絶の施設の通達。

県外客や不特定多数の親戚の訪問拒否のコロナ対策。

 

苦渋の選択をせざるを得ない今年のお盆。

今年のお盆の状況は、多分記憶に残るでしょう。

石碑に刻んだ「安寧」の時が、待たれます。

 

画像   石碑   「安寧」と刻み、永代供養をお願いしました。

     月と星   今朝離れの上空に、上弦の月と金星が並んで輝いていました。4時半。 

     霊園    広島の霊園。灯篭の飾りがカラフルで賑やか。

     畑の傘   母親元気だった数年前まで、トマトの雨除けにさした傘群。

            母親が健在の「生存確認」の印。通行人が皆見ていたらしい。

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「車が無くては・・」わが町の車事情

2020年05月16日 | ふるさと

ついに我が町でも、ガソリン価格が110円台。

 

近くのガソリンスタンドの給油担当者が嘆いています。

「最近の客は、警察と市役所と建設関係。一般客は来ません。」

観光客や遠来のビジネスマンはもちろん、市民も外出自粛では・・。

 

市内には、ガソリンスタンドが11か所。廃業した跡も数か所。

販売数量と貯蔵タンクへの投資を考えた末での結論でしょう。

 

我が家も私とかみさん用の2台。

今月は自動車税納付の月。年金のない奇数月の出費は痛いもの。

しかし 車のない田舎暮らしは、考えられません。

バスは朝晩を除き、ダイヤはほとんど空白です。

 

もっと山奥では、車は必須。

高齢の夫婦や単身者が運転できなくなると、早速「買い物難民」です。

高齢者のもみじマークを付けた軽トラックが数多く走る我が町。

 

車の保有台数は、県南の町に比べ多いはず。

その証拠に、3万人を切る町に整備や販売の車の会社が40社以上も。

ただ 整備の資格を持った人が高齢化・退職し、廃業に追い込まれる会社も。

 

     

 

「買い物難民」を救うのが、食品の移動販売車。

JAや民間で5社、パン屋が3社、大手個別宅配が1社。

しかし 移動販売をする経営者は、いつ止めるか検討中ばかり。

 

「年寄りの国民年金収入だけでは、売れる量は知れている。食べる量は減るばかり。

大量に買うときは、市内や県南の大手スーパーに行き、うちは間に合わせの時だけ。」

「賞味期限に厳しくなり、廃棄も出る。問屋は小口販売をしてくれないし・・」

 

人口減少と高齢者の事故報道による免許返納も増加。

私も運転中に「ハッ」としたり「ヒヤッ」とすることが。

狭い山道通過時やバック時に運転技術力の低下と自信喪失も。

それでも通勤や買い物には、車は欠かせません。

 

小さな町ながら、自動車教習所は繁盛。ピーク時は順番待ち?

「合宿により、短期免許取得ができる」と近隣の町や他県からも教習生が来るとか。

運転マナーはあまりよくない岡山県人。

ウィンカーを出さない人や遅い人、もっと安全教育をお願いしたい。

 

          

 

市内の工業団地に工場建設中の誘致企業の社長にヒアリング。新潟の企業です。

「何故 新工場建設の候補に我が町を選んでいただいたのですか?」と質問。

「この町は、山陰・山陽・四国・九州への配送の拠点に最適です。

岡山県北は地震も少なく、雪も少ないから、工場稼働・輸送にメリットが」の返答。

 

この町は地質・地政・気候・の点で、他所の人には魅力的な町。

ここに住む住民として、「誇り」と「自信」を持ちたいもの。

不便さは宿命として、生きていきたい町です。

 

画像  工業団地に建設中の工場   新潟県燕市から来てくれる誘致企業 本宏製作所

                  新見市では最大級の建築物、とにかくでかい

    我が家から見る集落     手前が田植え前のわが家の田んぼ  2反5畝

                  山の新緑が眩しい

    燕市の雪(2年前)     本宏の本社訪問時、雪が壁になって残っていたホテル横

                  酒と魚が美味しい新潟県

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私の相談者たち(UIJターン分析)

2020年01月26日 | ふるさと

勤務先の引き出しにある大切なファイル。

市役所勤務を始めて、相談を受け付けた人たちのリストです。

そのリストを片手に、UターンやIターン者との相談が私の仕事。

 

人口減少対策として、設置されたセクションに採用されて2年半。

新設のため、マニュアルやノウハウが全くない状態からのスタート。

地元の事業所を回り、求人の有無の確認から始めました。

 

回り始めて、開拓をしなくても求人は十分にあることを実感。

それより働く人が欲しいとの、事業所の「求人氷河期」突入が切実でした。

そのため、事業所訪問活動を求職者情報収集に方向転換したのです。

 

事業所訪問で、社員や経営者の家族や知人の中に、Uターン者を探す毎日。

「地元に帰ってほしい」との市の本気度は、助成策実施に繋がりました。

故郷に帰り、就職した場合20万円の助成金を支給することに。

 

20万円は、他市に比べ破格の金額です。

しかし このお金があるからUターンやIターンするとは思えません。

この支給条件が、情報収集の「キーワード」になると考えました。

親や祖父母が、帰ってきて欲しいと思う時の「きっかけ作り」になれば・・。

 

         

 

UターンとIターン希望者の比率は70%と30%。男女比も70%と30%。

年齢は20~30代が60%、それ以上が40%。内 学生が15%。

親の介護などでふるさとに帰りたい人が、意外に少ないことも判明。

岡山や倉敷など県南からが35%、関西が30%、広島以西九州などが15%。

 

相談者の内、地元に帰って就職した人が50%。高い確率です。

検討中が30%、延期・中止が10%、相談が途絶えた人が10%。

 

相談が始まったきっかけは、様々。

本人から連絡があり相談開始が35%、家族からが35%、知人からが10%。

市の他セクションや議員から20%。

家族の内 実父母でなく義父母からが8%、娘や息子の配偶者の心配をしたのでしょう。

 

         

 

私自身もUターンで40年ぶりにふるさとに帰ってきた身。

独り暮らしの母親は、私に「帰ってこい」とは一言も言いませんでした。

しかし 周囲の人たちには「帰ってくる」と言っていたらしい。

 

独身者はともかく、配偶者のいる人にとって、「決断」は容易ではありません。

都市部で育った人に、田舎暮らしに不安がつきまとうのは当然。

そこで 私のような第三者、それもUターン経験者の相談担当が必要なのです。

 

高齢になり、疲れやすくなった私ですが、必要とされる間は、働くつもりです。

 

画像    引っ越し     定年時 浜松から岡山に引っ越し、依頼したトラック

      トンネル開通   市街地に通じるトンネル (30年ぶりの悲願達成)

               難所を避け、便利に 

      孫娘       2年前に帰省の孫娘 雪が珍しいらしい

               暖冬で、今年は一回も積もらず 

    

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おばあちゃんが差し出した130円とは・・

2020年01月18日 | ふるさと

昨日 市内の商工業者を回っていた時のこと。

山に囲まれた集落の小さな食料品店での出来事です。

89歳の店主のおばあちゃんから、小銭130円を手渡されました。

 

就職相談と事業所を訪問するのが私の仕事。

昨日も市内の食料品店を訪問。30分ほど創業の話や体調などを聞きました。

お礼を言い、帰るためのご挨拶をしたとき、突然おばあちゃんの取った行動は・・。

 

レジから、小銭を取り出し、私に渡してくれたのです。

意味が分からず、思わず「このお金は、何?」と聞き返す私。

おばあちゃんの言った言葉が、胸に響きました。

 

「このお金で、店の外の自販機でコーヒーを買ってくれる?」

「あんたが、そのコーヒーを飲む間だけ、もう少し話をしてくれないかなあ。」

あと少し店に滞在し、話し相手になってほしいとの意味だったのです。

 

89歳のおばあちゃんの大切な売り上げのお金をもらうわけにはいきません。

認知症でもなくしっかりしていても、その申し出をすんなり受け取るわけには・・。

固辞しながら見ると、おばあちゃんの顔は真剣そのもの。

 

根負けし、いただいた130円で自販機で缶コーヒーを購入。

再度 店に入りなおし、おばあちゃんの近況と想いを聞きました。

 

四代前に創業した食料品店。その店に嫁にきたとのこと。

その店を、元気なうちに閉めるわけにはいかないのだとのこと。

デーサービスに行くことも断り、店番をすることが自分の生き甲斐だとも。

 

別棟に同居する息子夫婦や孫。あかの他人の私だから話し易かったのでしょう。

奇しくも、おばあちゃんの手術をしたのが私の知人の医師だったことも。

共通の知人がいたことも、心を許す理由だったかもしれません。

 

     

 

市内には、法人が500社、個人が500社の事業所構成。

大手・中堅のスーパーに押されて壊滅状態の食料品店です。

私が訪問中も、この店にはお客はなし。わずかに郵便配達の人の訪問のみ。

 

「三世代 一緒に住む高齢者は少ない中で、幸せですね。」

「89歳にしては、顔の色つやがいいね」と勇気づけるのが精一杯でした。

 

私の母親は97歳。認知症ではないものの、脳内出血のため、近くの施設に入所中。

サッカー観戦と生花を見ることが唯一の楽しみです。

夕方 仕事帰りに施設に寄り、「ただいま」と声を掛けます。

「お帰り」と笑顔の母親。毎日の出来事を報告すると、うなずきながら聞いています。

 

     

 

「130円」のおばあちゃんに、自分の母親の姿が重なり、他人事とは思えませんでした。

しかし 自分にできることは、ほとんどありません。無力感です。

10~15年先、どんな自分になり、何を考えているのでしょうか。

 

画像      夕方     

        新見市の位置  平成の大合併で一市四町が合併し新しい新見市が誕生

        畑の雨除けの傘  10年以上前 母親が畑にさした「生存証明」の傘群

 

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獣害

2019年12月15日 | ふるさと

午後3時ころ、車で帰宅すると猿の「軍団」に遭遇。

車に気づいた10匹以上の群れが、畑から山に一目散。

そのスピードは驚くほどの速さ。

 

畑の大根が壊滅です。

大きめの大根が、地上部分でほとんど折られています。

辺り一面に、食い散らかした大根が散乱。

小さめの大根や隣に植えた白菜・レタスなどは手付かず状態。

 

裏庭の富有柿も、波状攻撃に遭いました。

豊作だった柿が、無残に落とされ、噛みかけの柿があちこちに。

枝に残った柿も、大半に歯型が。

 

休日 猿の鳴き声で、襲来に気づき爆竹を数回鳴らしました。

一時的に逃げるものの、数時間後に現れる猿たち。

爆竹が音だけの威嚇と知っているのでしょう。

市内のいたるところで、移動中の猿を見ます。

 

     

 

秋口にはイノシシによる栗の被害もありました。

夜行性のため、朝 栗林に行っても、収穫なし。

日中の猿とイノシシのダブル被害。

今年は栗も豊作だったため、一定量は確保しましたが・・。

 

一昨年には、100mほどの距離に、クマも現れた我が集落。

鹿の目撃情報も。なんでもいる我が家周辺。

人的被害がないのが、救われます。

 

     

 

こどもの頃、猿やイノシシの出没などなかった我が町。

こんなに、被害の出る時代になった理由は、まさに人間にあります。

 

過疎化で、人間の生活テリトリーが狭くなったことが最大の理由でしょう。

手入れをしなくなった山や放棄された畑・田んぼが急増。

温暖化が、動物の住める条件を緩やかにした可能性も。

 

     

 

2年連続の洪水で被害甚大の新見市。

カメムシの被害や天候不順で、等級が落ち、量も減った米。

ブドウや桃、トマトも不作でした。専業農家の経済状況は最悪です。

農業が基幹産業の我が町が、これほどの被害を受けるとは・・。

 

毎年 数百人づつ人口が減る我が町。

ここを終の棲家を考える人たちの叡智が試されます。

自然のすばらしさの恩恵を受ける地ゆえに、その対策は急務です。

 

     

 

画像   猿に荒らされた畑の大根  猿には抜けないため折るのです

     干し柿          猿に盗られる前に収穫の柿 

     熊に注意の看板      出没の熊はもっと小柄(写真を撮った人 談) 

     大山           標高618メートルの県境から鳥取の大山を

     葉ボタン         玄関の寄せ植え

 

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我が町は「チベットか桃源郷か?」

2019年10月12日 | ふるさと

昨日 我が町の南に隣接する高梁市の経営者と面談。

外から見る我が町への見方を確認。

うすうす感じていた「評価」を再確認したのです。

 

私の住む新見市は、岡山県の北西に位置し、人口は3万人をきる町。

毎年500人づつ人口が減り、様々な店が廃業に。

 

南側の高梁市も人口は新見市とほぼ同じ。

その高梁から新見を見ても、山に囲まれた辺境の地らしい。

辺境ゆえに、高梁市と比べ県南移住と遠距離通勤がないわが町。

 

かつて、四女の高校通学のため、岡山に3年間住み、そして新見に来たかみさん。

 送別会時、職場の仲間に言われた言葉が、「よく あんな田舎に帰るね?大変だね。」

新見に住んだことのないかみさんは、びっくりしたとか。

 

「住めば都」のことばに最近違和感が。

田舎暮らしも、慣れれば楽しいの意味だと考えてきた私。

でも「都」が基準の慣用句だと最近気づきました。

 

欲しいものが手に入り、交通の便もよく、様々なインフラが整備されている都市部。

その都市部との比較で、自分の住む町が見られていたことに気づきました。

県の南部から、我が町を見たとき「ないものだらけ」と同情の視線。

 

同じように、「都市部にないものが田舎にある」と探していた自分を発見。

田舎に住む理由を敢えて説明する自分がいたのです。

人は「田舎暮らし」の理由は聞いても、「なぜ都市部に住むの?」とは聞かないもの。

 

働く会社を求めて、都市部へ行く若者。

しかし 最近 京阪神や関東に就職する生徒が減ったと高校の就職担当の先生。

県内に住んで欲しいと思う親の心ともう一つの理由を推測すると・・。

 

テレビやSNSで都市部の実情を子供たちが知ってきたから?

都市部に求める「華やかさ」と「収入」、逆に暮らしにくさと孤独感。

どこに住み、終活をどこに求めるのか?

 

     

 

体が不自由になり特養などの施設にお世話になる年齢。

田舎の特養は月10万円、東京の医療付き老人ホームは20万円。

地元の新しくそして明るい10畳以上の個室は、快適です。

これなら、自分の年金で賄える金額。

 

公立大学と産科のある我が町。

高梁市には大学が複数あるものの、産科はなし。

新見市にないのが、子供の入院できる病院とレジャー施設。

子供を育てられる環境と教育施設は必須です。

 

朝カーテンを開け、山の変化を見る毎日。

外に出ると「緑の空気」の匂い、畑に育つ白菜や大根。

生まれ育った田舎で暮らせる「幸せ」を感じます。

 

関東直撃の大型台風。娘や孫たちが心配です。

多くの人達へ被害がないことを祈っています。

 

画像   神楽     秋祭りに舞う「大蛇退治」

     霧のわが家  母屋と離れ

 

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前期高齢者の休日

2019年09月25日 | ふるさと

 今日は、週半ばの「私だけの休日」。

休みが嬉しくて、暗いうちに起床。

二度寝ができない年齢。寝るには体力がいるらしい。

 

この4月から勤務体制変更。

フルタイムから、週4日勤務に変えてもらいました。

2日勤務後に休日が来るローテーション。勤務は、毎日 週末感覚。

 

明るくなって、裏山に。あたりは霧が一面に立ち込める温かな朝。

今日一番楽しみにしていた「栗拾い」。残念ながらまだ数が少ない今朝の栗林。

猿より早く拾うためには、「朝いち」でないと遅れをとります。

 

 

     

 

 家から100mほどの県道脇に花の確認に。

ヒマワリが、最後の花を咲かせるこの時期。(まだ枯れずに残っています。)

隣のコスモスが咲き始め、夏の花と秋の花との競演です。

 

耕作放棄地の田んぼに、ヒマワリを植え始めて5~6年。

コスモスは、落ちた種が翌年も咲くため、手間いらず。

ヒマワリやコスモスが、ウォーキングや通行の車の目に留まるはず。

種まき後、しばらく水中ポンプでの水遣りが日課だった初夏。

 

裏の岩山に彼岸花が数多く開花中。

濃い赤と独特の形は目を惹くものの、「死」を連想させるためか人気なし。

畑では、白菜・大根・レタス・ほうれん草・春菊などが成育中。

田んぼには、刈り入れ前の稲が少しづつ黄色に変化を。

 

          

 

時間を気にしない朝食。

自分で挽いたコーヒー豆は香りが最高。

県南で買い求める2斤300円の安いホテルブレッドは飽きません。

自家製ヨーグルトとカットフルーツ、レモンのソースも定番。

 

昨日 訪問した最近起業の人。その若者は留守だったが、彼の父親と会話。

若いのに和紙に関心があり、コーヒーのドリップ用のフィルターの製造を始めたとか。

和紙のフィルターで淹れたコーヒーがなぜおいしいのか、それを聞きたい。

 

オーディオのアンプのスイッチを入れ、今準備中。

静かなピアノ曲を聴くのが好きです。

 

経済的には厳しいが、楽しみも多い田舎の休日です。

 

 画像   裏の岩山から集落を望む    自然の岩を活かした裏庭

     遅咲きのヒマワリ       母親も好きです

     コスモス           ヒマワリの隣に

     自家製ヨーグルトとメーカー  「種」を色々変え味の変化を   

 

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「馬謖(ばしょく)のおごり」に学ぶ

2019年01月13日 | ふるさと
昨日放送のWOWOWの「三国志 軍師司馬懿」に考えさせられました。
軍令・セオリーに背き大敗したエリートの話。
(エリートでも、「軍師」でもなく、晩年を迎えた私ですが)

判断ミスが多くのいのちを失う時代ではない現代。
しかし じわじわと衰退するふるさと。あたかも「延命措置」をしているよう。
人口減少・過疎化が深刻な状態です。

同じく昨日の久しぶりの同級生との新年宴会でも、話題は「過疎化」。
元行政マン・元JA・元国鉄マン、まだ仕事をしている仲間。
同級生ゆえに、率直な意見交換。しかし結論がある話ではありません。

市役所のUターン相談員の私は、市内の商工業者への訪問により、データ・情報収集中。
市外への就職人数と率は、20年前の倍以上。高校生の地元就職も大幅減少。
あまりの変化に、市内の勤務条件をハローワークに調査依頼。驚くべき結果です。

県下でも、最低レベルの賃金と休日数。こんな結果が出ようとは。
ただこの問題は、即座に解決できることではありません。
それぞれの事業主の、経営にかかわることだから。

     

しかし、頑張る経営者もいることは事実。その実例は。

①求人氷河期でも若者が多く集まる木材業者。
  若い社員が仲間を惹きつけているのです。
  元銀行の支店の店舗を改築し、明るい大きな窓は、木材業者とは思えない外観。
  「給料はそこそこでも、休みは多いよ!」とのSNS発信が、会社の評価そのもの。

②「ライバル」を「同志」にする自動車整備組合
  少ない整備士を奪い合うライバル店同士が、共同で外国人研修生の獲得に。
  国の政策の先取りを考える組合幹部たち。若いメンバーが積極的。成果は今からですが。

➂人材確保に投資する燃料販売の若い経営者
   県の外郭団体の助成を得ながら、上場会社の役員クラスを「一本釣り」。
  「採用経費ゼロ感覚」からの脱却は見事です。

④ハローワークの求人票の表現変更(全国からネットで検索されているとの意識)
  「人を選ぶ」時代の求人票でなく、求職者に「比べられている会社」の求人票への工夫。

     

生き残るために工夫し、実践する経営者の存在は頼もしいかぎり。
また 廃業を宣言しながらも、決して「暗くない」顔の経営者。
わが町も捨てたものではありません。

厳しい環境ながら、精一杯頑張る姿が周りの人にもパワーを与えることを実感。
昔 出向時代に勉強した「一寸先は光」の新格言を思い出しました。

画像   数年前に開通した家近くのトンネル   30年来の悲願成就、市街地への生活道路
     手入れをしていない庭         今月中にシルバーにより剪定予定
     大好きなホテルブレッド        二斤300円、ただし買うには往復130㌔
コメント (2)
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