夫婦そろって大好きなピザ。
その熱々のピザを、年に数回「移動販売車」で味わうわが町。
「ピザーラ」の出張販売です。
スーパーの駐車場の一角で、数日間営業する赤い車。
夕方にはひっきりなしにお客が・・。
ホテルや道の駅にもピザの販売はあるものの専門店のないわが町。
価格は少し高めでも、「本物?」を求める客はいるものです。
先日 訪れた民生委員さんが、開口一番「今地域で困っているのは買い物」と。
高齢者のアテンドをする民生委員として、「買い物難民」対策が急務らしい。
市内には、食料品の「移動販売の店」がJAをはじめ数店舗しかありません。
かつては各地にあった食料品店は、スーパーの進出に押され壊滅状態。
かろうじて残った店も、販売数量の激減で赤字状態。
後継者のいない店は、店舗改装などの投資もできず、冷蔵庫の電気代も悩み。
賞味期限を気にしながら、ケース単位の発注をせざるを得ないのだとか。
小売店もさることながら問屋も減り、日配品から手を引かざるを得ないらしい。
3万人を切ったわが町。高齢者比率が急増。
高齢者夫婦や配偶者を失って独り暮らしの「買い物ができない」家庭。
高齢化による免許返納が拍車をかける田舎。
交通事故率が社会問題化しても、便利な都市部とは比較できない状況。
ネット通販とは縁遠い高齢者。スマホ・パソコンの使える高齢者は少ないのです。
「買い物をするときの年寄りは、楽しそうなのです。」と民生委員。
そのため地区で、月に1~2回買い物支援ツアーを開催。
しかし 運転手役が確保できない状況。
運転ボランティアも70歳以上はいるものの、「人を乗せて、万一・・」と躊躇。
若い人への休日返上での運転の「お願い」も限界があるのだとか。
田舎だから米や野菜を育てることは当たり前だった昔。
今は、市街地でも猿やイノシシなど獣害が発生。人と動物の活動範囲が激変。
野菜つくりをあきらめざるをえず、荒れ果てた田んぼや畑。
人に脅威を感じなくなった猿は、堂々と人前で畑を荒らします。
わが町だけでなく、全国で起きている過疎化問題。
私もあと数年で運転ができなくなると予測。
健康で運転できる時間は、限られている実感。
今は、コロナ対策が一番。ワクチンの早期接種が望まれています。
同時に、崩れていっている高齢化社会、過疎化問題も喫緊の課題です。
画像 ピザの移動販売 ピザ好きには嬉しい店。
ピザ クオーターでいろいろな味を
パンの移動販売 地元の米工房のパン屋
複合スーパー 市南部のスーパー