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「おひねり」と亡き母

2016年12月30日 | 特記

鏡餅の飾りに添える「おひねり」を作る。押し詰まった暮れの恒例の作業だ。

白紙に塩とお米を包んで紅白の水引で結ぶ。これをお鏡さんの横に干し柿、葉ミカン、と共に飾る。

おひねりは鏡餅を飾る仏壇や、神棚、屠蘇器の分まで6個作る。 

子供の頃は祖母、その後は母が毎年作っていた。そして今は私・・・・

母が今の私の年齢の頃、「後、何べん、おひねりば作らるっどかなぁ、来年なおらんかもしれんけん」と
毎年この言葉を
言いながらその後20年近く作っていたのを何時も思い出す。

でも私も近頃やっと、あの頃の母の言葉が実感できるようになった。私も歳かなぁ! 

もうひとつは息子の帰省が終わって帰っていく度毎に、玄関に送りに出た母が何時も言っていた言葉・・
「もう、こんつぎゃ、逢われんかんしれんばい」と言って涙を流していた。
息子曰く「ばあちゃんな、毎回言いながら、結構、長生きしなはったよね」                     

しかし、この母の言葉も今の私にはよ~く理解できる。

熊本弁でひとこと

ひょくっと、おもいだしちゃぁ、懐かしがっとる、やっぱ、歳ばいね。 

                                                              

 

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