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映画 「オーシャンズ」

2010年02月08日 | 映画

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映画「オーシャンズ」を観てきた。

100種類以上の海の生物たちの日常の行動が最新の撮影機材を用いて撮影され
素晴らしい映像になってスクリーンに映し出され息を呑むような美しさだった。

世界50カ所、約70回の撮影を経て撮影された映像の中には先日テレビで放送された
唯ひとりの日本人、海洋カメラマンの奥村氏が撮影した佐渡のコブダイの映像もあった。

「アバター」のCGによる3D形式の映像も凄かったが今回の水中カメラマンによる
映像も又違った凄さだった。

野生のイルカの空中回転の速さは想像を絶するスピンだ。

鰯の群れをめがけて垂直に飛び込むカツオドリの姿に海面はコンクリートの硬さだろうに・・
なんて要らぬお節介をやきながらの鑑賞だった。

波打ち際で遊ぶアザラシの赤ちゃんを一息に飲み込む巨大シャチ、産まれたての
海がめの赤ちゃんを次々に空から襲うグンカンドリ、弱肉強食の世界の映像が
かなりきつかった。

それでもセイウチのお母さんが子供を抱っこするその姿には涙が出るほど感動した。

でもでも・・・この映像だけは観たくなかった。

人間がサメのヒレだけを切り取って海に投げ捨てそのサメは生きたまま海底に沈み
泳ぐこともできず死んでいくシーンは思わず目をつぶってしまった。
捕獲したなら最後までちゃんと始末するのが捕獲者のルールだろうに
・・

「アバター」の時もそうだったけど人間って本当に残虐だと思った。

この映画は自然環境破壊の警鐘を促すメッセージがたくさんある映画で
重く受け止めなければいけないと心から感じさせた素晴らしい映画だった。

熊本弁でひとこと

生きもんの中じゃ、人間がいちばん、むごたらしかこつば、するごたる、気のすったいね。

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