熊本から発信です

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第4期「さわ大大学院」第13回講座

2012年09月15日 | 第4期 さわ大大学院

今回の講義は元熊本放送のアナウンサー岩本克雄先生による「日本語が危ない」
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今、問題になっている学校での子供たちの「いじめ」の大半は「ことば」によるもので
「ことば」は人の心を動かし感銘を与える反面、「ことば」は人を悲しませ傷つける
「言刃(ことば)」にもなると話された。
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そして
「その一言で」と云う詩を紹介された。
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 「その一言で」    作者不詳
     その一言でやる気を起こし
     その一言で励まされ
     その一言で夢を持ち
     その一言で嬉しくなり
     その一言で立ちあがる
     その一言で腹が立ち
     その一言で泣かされる
     ほんの僅かな一言で
     不思議な大きな力を持つ
     ほんの一寸の一言で

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漢字、ひらがな、カタカナ、ローマ字、数字と使い分け表現できる民族は日本人の他には
いないと言う。
その「言葉力」が落ちて日本語が危ないと云われている。
昔に比べて、本を読まない、字を書かない事が大きな原因となっている。
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まったくそうだと思った。私もすっかりパソコンに頼っていざ文字を書こうとすると出てこない。
今、それで大変な苦労をしているので(点訳講習で)先生のお話はひとつひとつ
グサリと突き刺さってきた。
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先生は「ことば教育」の大切さを提言され、地元の小学校に導入されて小学1年生からの
ことば教育」を実践されている。
言語形成期(4~5歳から10歳位まで)に徹底することで明瞭な発声、美しい日本語が使え
ことばを大事にして心配りのできる話し方が身につくようにと・・・
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流石、元アナウンサー、明晰で聞き取りやすい講義だった。
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熊本弁でひとことMh900446308

いっちょ、字ば書こてにゃ、おおごったい、

ことば教育ば、今かる、受けたっちゃ、おそかろね

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第4期「さわ大大学院」第11回講座

2012年08月11日 | 第4期 さわ大大学院

Haiku
7月の第9回の講座は大雨で中止となり今回は第10回目となった。

久しぶりにみんなに会ったので始まるまでの間、あっちでもこっちでも集まりができて、

ワイワイガヤガヤ、もちろん私も・・・この時間が最高に楽しい。
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さて、今日の講座は「肥後狂句で遊ぼう」、講師は肥後狂句連盟常任の渡辺先生。
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肥後狂句とはユーモアと機知、ぴりっと辛い風刺も織り交ぜた熊本独自の短文芸で

400年も前からあったという。
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出題者の出した課題、肥後狂句では
「笠」と云うがその笠を一番上に置き笠の下に
七、五の十二文字で句を作る。
ちなみに川柳との違いは肥後狂句では笠は必ず一番上にもってこなくてはいけないが
川柳はどの部分に入れても良い。これが違うそうだ。
また、肥後狂句は必ずしも熊本弁を使わず、標準語で作っても良いと聞いて
ひとつ勉強した。

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お話の後、先生からを出されみんなで肥後狂句を作った。
今日の笠(お題)は「暑さ暑さ」「くたびれて」「のさんねぇ」の3題。
最後に先生がみんなの作品を読み上げられた。
面白い事に女性群の作品で同じ題材の句が多かった。それはどの笠にも共通して

食事の支度をなげく句だ。
例・・・くたびれて、夕飯手抜ビールだけ
    くたびれて、夕食作る気にゃならん 
みんな思いは同じなんだなぁと思った。

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私の愚作は・・・のさんねぇ 今日も旦那は休みてたい
オットーの名誉の為に言っておくがこれは我が家の事ではない。
世間一般の奥様の気持ちを詠んだもの。
我が家の旦那さんは居てくれた方が為になる。

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熊本弁でひとこと

肥後狂句て、詠んだ人ん、家ん中ん、見ゆるごたるね。

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第4期「さわ大大学院」第9回講座

2012年06月08日 | 第4期 さわ大大学院

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今日の大学院講座は細川佳代子さん
「ガラシャ夫人と戦国女性の生きざま」と云う
タイトルでのお話だった。

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先日テレビでもガラシャの波乱に満ちた、謎の多い生涯を、細川佳代子さんをナビゲーターにガラシャの魅力と真実に迫るドキュメンタリが放送された。
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今日の講座は公開講座でホールは私たち大学院生とさわ大OBの一般聴講生で満員の
状態で細川佳代子さんの人気をうかがわせた。

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壇上の細川さんは相変わらずの魅力的な笑顔とお話の内容であっという間に
時間が来てしまった。

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昨日の地元紙の記事にグッドタイミングな見出しの活字があった。

ガラシャを「大河」に 京都で機運、熊本も支援
京都府や長岡京市、京丹後市、宮津市などゆかりの深い9自治体を中心に
組織化された「大河ドラマ誘致推進協議会」が発足したとの記事だった。

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熊本は
「加藤清正」の大河ドラマ実現を求める運動が行われているが個人的には
ガラシャ夫人の方が華もあるしドラマ的にも良さそうな気がする。

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熊本弁でひとこと

気のはやかもんな、もう、だぁが、ガラシャにゃ、似合うどかて、考えよらす!
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第4期「さわ大大学院」 第8回講座

2012年05月24日 | 第4期 さわ大大学院

今日は大学院の校外学習で「熊本博物館」へ。P1030609_2
現地集合と云う事でこの機会に一度乗ってみたかった
熊本城周遊バス「しろめぐりん」を初体験。
ちなみに乗車賃は130円均一。
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先ずは研修室で「熊本の装飾古墳について」のお話。
プロジェクターに映し出された映像を観ながら
考古学担当の学芸員の方のスピーディなメリハリの利いた
説明を聴く。
P1030611_2
装飾古墳とは日本の古墳のうち、内部の壁や石棺に浮彫
線刻、彩色などの装飾のあるものの総称。

その大半が九州地方、特に熊本県に集中していると
云う。
説明を聴きながら以前、里山あるき隊で見学した
「チブサン古墳」の鮮やかな朱色の装飾を思い出した。
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その後、博物館に併設された「プラネタリウム」へ移動。
この「プラネタリウム」は昨年3月にリニューアルされて一度行きたかった場所。
ゆったりとしたシートを倒して天井に広がる熊本の今夜の星空を鑑賞。
しばし星の世界へ・・・・・・
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その後に投映されたのが小惑星探査機はやぶさ
出発から帰還までをつづった

「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」
これが私に
ストライク!
ドームスクリーンにまるで3D映画のように映し出される「はやぶさ」がまるで命のあるような
ものに見えてきて涙が出て仕方なかった。
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動物が出てくるわけでもなく、全編CGの作品なのにこの感動は何だろう?
素晴らしいナレーションのせいもあったけどこんなに心が熱くなった作品は
あまり覚えがないほどだ。
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今日ほど大学院の講座に感謝した事はなかった。
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熊本弁でひとこと

こや~ん、感動した自分に、たまがった~!
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第4期 「さわ大大学院」第7回講座

2012年05月13日 | 第4期 さわ大大学院


今回の講義は
P1030556_2阿蘇の大草原が熊本を救う」
云うタイトルで(財)阿蘇グリーンストック

専務理事 山内氏によるお話だった。

阿蘇の草原は、千年以上の歴史があると言われてしかもその規模は23,000haにもおよび、まとまった草原景としては全国一の規模で、ヒゴタイや
オオルリシジミなどの希少動植物の宝庫となっている。そしてなお九州の五県に豊かな
水を供給している源でもある。

カルデラ地形に広がる広大な草原と牛馬放牧の風景は観光の重要な資源となっている。

その草原が今、危機的状況だと云う。

畜農家の減少や高齢化などによって草原の維持管理が困難になっているそうだ。
草原の美しい景観は野焼きによって保たれている。
野焼きを止めると木が生い茂り害虫が増え草原景観の劣化によって
草原の動植物の生息・生育に影響し、観光にも響いてくる。

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ただ、嬉しい事に野焼きのボランティアが年々増えているという。

「野焼き支援ボランティアの会」があり研修を受けた人だけがボランティアに
参加できるシステムになっている。
ボランティアが増えることでその管理運営費も増大、とにかく阿蘇の草原を
守るには大きな財源が必要となる。
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このブログを書きながらあちこち調べていたら「
Yahoo!ボランティア」のサイトで
インターネットによる「野焼き支援ボランティアの会」への募金が
「Yahoo!ポイント」で出来る事を知った。早速実行してみた。

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我が家は年に数回、阿蘇へ行き癒しを貰っている。
だけど本当は阿蘇の景観を守るのに大きな大きな努力が行われていると
あらためて知り、ボランティアの人たちの合言葉「阿蘇への恩返し」の
意味がいかに大きくて深いか、少しは理解できた気持ちになった。
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熊本弁でひとことPhoto_2

阿蘇で、たいぎゃな楽しか思いば、させて
もろとっとだけん、恩返しはせにゃんよね。
ポイントばしっか、貯めにゃんたい!

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