のんちゃん雲に乗る

平成17年8月に還暦を迎えた記念に、ブログを始める。
私の趣味や日常を記録して、足跡としたい。

萩へ行って来ました。

2015-10-28 | Weblog
今年も、我が家の恒例行事、萩へ行って来ました。

毎年、吉田松陰先生の命日の10月27日に萩の松陰神社で「秋の大祭」があり、それに伴い、松陰の門下生を祭る松門神社(しょうもんじんじゃ)でも大祭をされるので、小野は門下生の末裔と言う事で、毎年夫婦でお参りしています。

ただ、今年は私がカルチャーに教えに行く日と重なり行けないので、夫だけ行く予定でした。
しかし、今年は、吉田松陰の妹さんの物語「花燃ゆ」が大河ドラマで放送されていて注目を浴びているし、「明治日本の産業革命遺産」として世界文化遺産に登録された物の内、萩の5つの施設が含まれるので、やはり私も行こうと思い立ち、夫と一緒に行きました。

松陰神社の宝物館では、世界遺産登録を記念して「明治の近代化、工業化に貢献した人々」と言う展示をしていました。
松陰神社も、萩市の5つの世界遺産の構成遺産の一つです。
それは、近代化・工業化に貢献した人々を輩出したという理由からです。
その、貢献した10人の人の中に、小野為八も入っているのです。
火薬や大砲に関わり、写真術を試み、科学者としての功績を残しています。

その展示を拝見させて頂きました。
子孫の一人として、先祖の功績を知る事は、感慨無量の物があります。

松陰神社の宝物館の前の池。
石で「留魂」と書かれている


さて、急に思い立って行くことにしたので、いつもの定宿のホテルは満員で取れず、古い旅館に宿泊することにしました。

築100年と言う旅館で、かつては遊郭だったそうで、これは面白いと思い予約しました。

表玄関

外観

町から少し離れた、漁港に近く、旅館の前は運河・裏は海という場所です。お忍びの客は船でも通えたそうです。
建物の前の道は狭く、車がやっと通れるくらいです。
外からは全くわかりませんが、建物に囲まれた真ん中に中庭があり、部屋の前の廊下は庭側は吹きさらしです。
そう広くない館内に、二階への階段が三か所もあり、人目を避けて?通うのに都合良くできているようでした。
廊下は「うぐいす張り}で、歩くとギィーギィーいうのです。
もちろん部屋にバス・トイレはなく、共用です。寝るだけの部屋です。
トイレは、すべて昔のままで、洋式の水洗便所に慣れてしまった私達には、不便でした。


玄関

玄関のたたきに貼られたタイル

階段下の下駄箱

建物(部屋)に囲まれた中庭

中庭に面した廊下にの板に彫り込まれた「ら」の文字。すべての文字を読むと「ちやうしうらう」と書かれています。これは「長州楼」のことで、この遊郭の隠し屋号だそうです。

「う」の文字

古い物が好きでスポーツカーで日本中を回っているという若者
カナダに永住していて年に一度お墓参りに帰国し、日本中を旅しているという英語がペラペラの同年輩の女性
日本中を一人で旅しているイギリス人
オランダ人の夫婦と息子と娘の家族
など、国際色豊かなメンバーと旅は道ずれで、話したり、一緒にお風呂に入ったりして結構楽しいでした。

仕事があるので、ゆっくりはできず、一人で新幹線で先に帰って来ました。
例年になく、世界遺産登録や「花燃ゆ」効果で活気づいている萩を見れて良かったです。

萩はやはりゆっくり時間が流れているように感じます。人も車も、街全体が・・・。
来年はもっとゆっくりと日にちをかけて来て、少し滞在したいなぁと、夫と話しています。

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「花燃ゆ」の展示をしている明倫館跡の写真

明倫館の門

元明倫小学校の校舎

  

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