二重生活~ふたえぐらし

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オーケンののほほん学校45時間目[ライブレポ]

2003-05-31 17:48:44 | 大槻ケンヂ関連
5/31(金)新宿LOFT PLUS ONE
「オーケンののほほん学校45時間目」
大槻ケンヂ、三浦和義、石塚 " BERA "伯広
アンプラグドメンバー(朝倉慎司、長井千恵子、宮脇鉄弥)


行ってきました、のほほん学校。
ゲストはロス疑惑の三浦和義氏、電車のベラ氏、あとアンプラグドのメンバー3人。
だいたい3部構成で、1部はオーケンの1人トークショー。
2部は三浦氏とのトーク。
3部で数曲歌い、アンプラグドの新曲も披露。
 
 
6時半過ぎに会場につき、私は今回も立ち見(これまで1回も座れたためしなし)。
ドリンクの列に並んだら「リンダリンダ・ラバーソール」の表紙の女の子を実写にしたような
めちゃめちゃ可愛い子が隣りに来て、なんとなく焦る。
髪の毛黒のストレートさらさら、華奢でゴスっぽい不必要にひらひらな服。
ちょっと驚いたような「ん?」って感じのおっきい目。
可愛かったなあ。

開始前はライブ映像と、「TARO!」とか言う映画にオーケンが出演したときの映像。
オーケンも出演していたにも関わらず、初めて見たそうです。
「セニョールセニョール、私はメタルの警備員~♪」などと怪しい歌を歌いながらうろうろする役。
「出なきゃ良かった…!」とオーケン談。
私もそう思う。

○さて、オーケンが登場し、カラオケで「これでいいのだ」を熱唱。
「これは冤罪をテーマにした曲でね」と、三浦氏を意識した発言。
その後、この間の野音について少し話しをしたり、
ローリー氏と彼の従兄弟の秘密について話したり、それなのに肝心なところは
「これ以上は言えない」っつって、話してくれなかったり。

○マシンガンズの話もでて「マシンガンズ解散するんだよね」
「マシンガンズのベース、ノイジーさんって言うんだよね」
「特撮、ベース決まってないんだけど…」
とのオーケンの発言に、マシンガンズファンの子達が大盛り上がり。
竜さんも好きだけど、確かにマシンガンズのベースの人が特撮入ったら楽しそうかも。

オーケンは今ベーシストに会うたびに「特撮入らない?」ってやってるらしいです。
「岸辺一徳はどう?特撮に岸辺一徳」
「太陽に吠えろのテーマ曲のベース、あれ岸辺一徳が弾いてるんだよ」と豆知識?まで。
 

○それから今連載中の「ロッキンホース・バレリーナ」の取材で名古屋まで行こうと思ったけど
結局静岡まで行った話。
ポルシェで高速走ると前の車がどんどん道をよけていって、オーケンはゆっくり走りたいのに
怖くて困ってしまったらしい。
「無意味に一回(高速を)おりちゃったもん」
可愛いなオーケン。
 
静岡についたオーケン、ぼーっとしながら走っていたら、なんとよその車にあててしまったそうです。
その車には子供をテニス教室に送る途中だったお父さんが乗っていて、
オーケンもテニス教室までついていく羽目になったんだとか。
で、12万ぐらい払うことになりそう。
静岡まで行ってそんなことをしているオーケン…。
三保の松原という海岸に行って、あんまり人気が無くて寂しくて帰ってきたと言ってました。
 

○それからNHKの「真剣しゃべり場」に出た話。
「質問してくる奴が凄いバカでさぁ」とひどいこと言うオーケン。
バカといいつつ、かなり面白がっている様子。
しかしオーケンの「ぶっちゃけ~」(モノマネなのか?)は妙におかしかった。
「俺も10代であの番組出てたら、とんでもないこと言っちゃってただろうけどね」
そうだろうな。

○それから今度出る詩歌集「花火」をお披露目。
装丁は「リンウッド・テラスの心霊フィルム」の時と同じ沼田元気さん。
文庫版の「散歩マン旅マン」はハードカバーと全然内容が違うよ、てな話も。
オーケンは文庫版にするときずいぶん内容変えちゃうそうで、
「嘘つきなんだよ」って一言が個人的につぼ。
「のほほん日記」なんて全然違うとか、間違えた内容だったのに誰一人からも
指摘されなくて悲しかったとか。

散歩マン~出してきて、文庫版とハードカバーの違いを読み上げるオーケン。
「この、筋肉少女帯の内田氏、誰でしょうね、私は知りませんけど内田氏…」
なんて最近お約束のことも言ってました。
内田氏も、またのほほん学校に呼んでおくれよオーケン。
 

○それから雑誌「キネマ旬報」の連載の話。
ところが会場中、2~3人しかキネ旬読んでる人いないことが判明。
「おまえらもう、死ね!死んじゃえ!なんだよもう、俺がさぁ…」
とごねるオーケン。
「オーケンが性的に興奮した映画ベスト3」という題で今月号に書いてるんだそうです。
私も読んでなかった。

で、その興奮した映画のシーンを4本、オーケンの解説つきで上映。
「エイリアン」「サード」「トラフィック」「蘇る金狼」から1シーンずつ。
ていうかオーケン、興奮しすぎ。フェティシスト魂全開。
「そこ!そこで止めて!ちょっと戻して!そこそこ!!」
とか言いつつ、口に雑誌を詰め込まれ殺されかけんとする女性のアップで
映像を一時停止させようと躍起になる姿は、なんか凄い。

「ここがいいんだよねぇー」「これ!この寄り目!」「腰も何もへたーってなったところが…」云々。
漫談士のごとき熱い解説ぶりがなんとも言えない。
「なんじゃこりゃぁ!」って松田優作の物真似も数回披露。
”男の夢”について熱く熱く語ってくれました。
「後ろからいたしながらご飯を食べる!」って、どうよオーケン…。
 
 
ここで休憩をはさみ、とうとう三浦和義氏が登場。
なんと言いましょう、明らかに「カタギじゃない」空気をまとわせるダンディ。
話も面白かったです。
オーケンがいきなり万引き騒ぎの話からつっこみ、取調べの話、
当時のマスコミの話、三浦氏の入ってた牢屋の近くに某教祖が入ってた話等。
全部で1時間ほどだったんですが、凄まじい話を山盛り聞いてお腹いっぱいでした。
凄いなぁ、あの人。
人間の柄が大きすぎるって感じだ。
やたらと三浦氏について詳しいオーケンも、人脈とか知識の幅とか広すぎで凄かった。
いや、楽しそうだったなー、オーケン。
いろいろ勉強になったんですが、三浦氏との話は割愛。
 
 
もう一度休憩をはさみ、電車のベラさんが登場。
電車は今度「ルパン三世トリビュート」するそうで、その曲を途中まで披露。
長い、怪しい、不愉快、わけがわからない、と電車ならではの感じ。
他に参加してるのはGERUGUGUとかPOT SHOTとか若手バンドらしいので、きっと電車の曲だけ浮くのでしょう。

ベラさん、オーケンで2人電車。
「ルパン三世」のエンディングテーマ。「足元にからみつく~」ってアレです。
これがやけにかっこよかった。
相変わらずオーケンは音はずしまくってるんですが、声質が曲にあってるというか、決まってた。
そして電車の「Outsiders」初めてじっくり歌詞を聞いたんですが、これも良い曲ですね。

○曲の後「みんな寒いでしょ、クーラーちょっと止めて」
「偉いでしょ、ちゃんとね、気遣って」自分で言うあたりがまたオーケン。
ベラさんとのほほんと沖縄の話をしてから「お別れの背景」

○アンプラグドのCDがインターネットで買えると言う話で、
オーケン「インターネットで買うとね、パソコンのCD-Rのとこからにゅーって出てくるから」
ベラ「その前にまずカード入れなきゃいけないんだよ。クレジットカード入れるとCD出てくるの」
オーケン「最近はすごいねぇー」
”真顔で冗談”系に弱い私は、この会話にかなり笑った。

ベラさんはここで退場し、アンプラグドメンバーが登場。
この先のサイン会やライブ情報、いろいろ告知して、
「サイン会ではお手紙くださいね」
「誉め言葉しかいりません」
「インターネットが出てきたせいか、……俺のアイドル時代が終わったせいか
お手紙が最近少なくってね。どっちの理由でしょうね」
どっちでしょう。

アンプラグドメンバーで、この間のWケンジでも披露した新曲を含め数曲。
「街のスケッチ」「犬を手放す」「タンゴ」(これはじゃがたらの)
「星の夜のボート」の時 
「これは誰が作った(作曲した)んだっけ。フーミンて人が作ったのかな」と。
フーミンなんて呼び方、よくとっさに出てきたな。
最後に新曲の「おやすみ」で締めくくり、今日ののほほん学校は終了でした。
 
 
個人的なことを言うと、今回はオーケンがかっこよくてかっこよくて、
久々に惚れ直した!って感じでした。
前回のアンプラグドでは我ながら冷め切った感じしたんだけどなー、
歌もこのところちっとも聞いてなかったのが、改めていいなぁって思ったし。
映画について熱く語るところも、三浦氏に興味津々で質問してるところも
話聞きながら「面白いなぁ」「面白いなぁ」って言ってるところも、
あー、やっぱりそういう人なんだなーって感じがして、素敵でした。

やっぱりカルトでオタクなオーケンが好きだと再確認。
6月のサイン会はバイトの都合でいけるかわからないけど、ともかくライブは絶対行こうと決意しました。
もちろん次回ののほ学(豪華ゲスト!)も