●最近読んだ本
・村山籌子(かずこ)「二階の窓までのびたチユーリツプ」
知らない方だけど童話作家のよう。
「あるお家に かあいいお猫さんがかはれてゐました。えりまきのかはりにもも色の首輪をつけて」って始まり方が可愛い。
「ピンク」より「もも色」の方が可愛い。
・泉鏡花「二、三羽――十二、三羽」
庭に来る雀をよくよく観察しての随筆。
あの幻想的な文章も、観察眼あってなんだろうと思った。
お前さんは飴で出来ているのではないかい、なんて子雀に語りかけていてほのぼのする。
しかし随筆と思いきや、途中、怪親父と美人が夢のように現れて、最後は鏡花ワールドへ。
・薄田泣菫(すすきだ きゅうきん)「艸木虫魚」
身の回りの植物や生物に関する、短文の寄せ集め。
さっぱり読みやすくて、最近この作家(詩人で随筆家)の文章好き。
桜鯛についての文で、
魚の目は左右で別々の世界を見ているから、網にかかって片目が生まれて初めて太陽を見ている時も、もう片方は何かつまらぬ物を見て笑っている。
というようなのが面白かった(本当はもっと綺麗な文)。
・薄田泣菫「ああ大和にしあらましかば」
この詩が代表作で、当時は相当流行ったらしい。
私にはちょっと難しくて、味わうところまでいかず。
よくわからなかった。
・芥川竜之介「人及び芸術家としての薄田泣菫氏―薄田泣菫氏及び同令夫人に献ず」
目次までついて重々しく語ると見せかけて「以下略」だらけの短文。
ユーモアのセンスみたいなところで気が合ったのかも。
・村山籌子(かずこ)「二階の窓までのびたチユーリツプ」
知らない方だけど童話作家のよう。
「あるお家に かあいいお猫さんがかはれてゐました。えりまきのかはりにもも色の首輪をつけて」って始まり方が可愛い。
「ピンク」より「もも色」の方が可愛い。
・泉鏡花「二、三羽――十二、三羽」
庭に来る雀をよくよく観察しての随筆。
あの幻想的な文章も、観察眼あってなんだろうと思った。
お前さんは飴で出来ているのではないかい、なんて子雀に語りかけていてほのぼのする。
しかし随筆と思いきや、途中、怪親父と美人が夢のように現れて、最後は鏡花ワールドへ。
・薄田泣菫(すすきだ きゅうきん)「艸木虫魚」
身の回りの植物や生物に関する、短文の寄せ集め。
さっぱり読みやすくて、最近この作家(詩人で随筆家)の文章好き。
桜鯛についての文で、
魚の目は左右で別々の世界を見ているから、網にかかって片目が生まれて初めて太陽を見ている時も、もう片方は何かつまらぬ物を見て笑っている。
というようなのが面白かった(本当はもっと綺麗な文)。
・薄田泣菫「ああ大和にしあらましかば」
この詩が代表作で、当時は相当流行ったらしい。
私にはちょっと難しくて、味わうところまでいかず。
よくわからなかった。
・芥川竜之介「人及び芸術家としての薄田泣菫氏―薄田泣菫氏及び同令夫人に献ず」
目次までついて重々しく語ると見せかけて「以下略」だらけの短文。
ユーモアのセンスみたいなところで気が合ったのかも。
様々な本を読んでいますね。イイネ!(笑)
ミステリーは最近ちょっとご無沙汰ですが…。