●寝ぼけた。
朝、起きた瞬間もう遅刻だと思いこみ、それならいっそ!と会社に電話して、二時間遅れて行きますと伝えた。
電話のあと気がついてみたら、それから家出ても全然間に合う時間だった。
だいたい何が、いっそ!だ。
なんかよくわからない勢いで午前中サボってしまった。
変な夢を見てた。
日本家屋みたいなところで、妖怪がいて、遊ぼうと寄ってきた子供が異様に力が強くてみたいな。
うっすら怖かった。
●バイトの昼休みに前から読んでいた本を読み終わり、帰りにファミレスでもう一冊。
N.HAWTHORNE「THE SCARLET LETTER」
前に読んだホーソン「緋文字」を英語で再読。
と言っても、英語が母国語でない人のための簡略版で。
簡略だったせいか、読んでていまいち。
一回目に読んだ時は美しい悲劇に読めたのが、今回は格調高いダメンズウォーカーのようにしか。
やっぱり文学は省略されたら損なわれるよね。
ジョン・ダニング「死の蔵書」
古本業界を巡るミステリー、ネロ・ウルフ賞受賞作というので買ってみた。
なかなか面白かった。
登場人物がほとんど本屋業界人で、こういう特定の世界を舞台にしたミステリー好き。
以降、軽くネタバレになるかも。
主人公の刑事の一人称で、前半はわりとハードボイルド風。
ところがハードボイルドのつもりで読み進めているうちに、気がつくと伏線だらけの本格ミステリを読んでいることに気がつき、気がついた時にはもう引き返せない(面白くて)、ズルい構造。
謎の美女とか、憎しみあっている宿敵とか、ハードボイルドの舞台装置に思われた物が、実は本当の謎の隠れみのだったり。
全編至る所に古本裏事情や希少本のタイトルがちりばめられていて、それを見ていくだけでも楽しい。
というか、それがこの作品の一番の魅力。
ホーソンが書き込みをした「白鯨」とか、ポーの初詩集とか、スタインベックの落書きとか出てくる。
殺人のトリックや動機もみんな古本絡みと、徹底してる。
それにしてもネロ・ウルフ賞という物があると初めて知った。
ネロ・ウルフは、私が一番好きなフィクションの探偵。
スタウト(ウルフシリーズの作者)賞じゃないんだ。
あと、私はアメリカの小説が好きな傾向があるな。
朝、起きた瞬間もう遅刻だと思いこみ、それならいっそ!と会社に電話して、二時間遅れて行きますと伝えた。
電話のあと気がついてみたら、それから家出ても全然間に合う時間だった。
だいたい何が、いっそ!だ。
なんかよくわからない勢いで午前中サボってしまった。
変な夢を見てた。
日本家屋みたいなところで、妖怪がいて、遊ぼうと寄ってきた子供が異様に力が強くてみたいな。
うっすら怖かった。
●バイトの昼休みに前から読んでいた本を読み終わり、帰りにファミレスでもう一冊。
N.HAWTHORNE「THE SCARLET LETTER」
前に読んだホーソン「緋文字」を英語で再読。
と言っても、英語が母国語でない人のための簡略版で。
簡略だったせいか、読んでていまいち。
一回目に読んだ時は美しい悲劇に読めたのが、今回は格調高いダメンズウォーカーのようにしか。
やっぱり文学は省略されたら損なわれるよね。
ジョン・ダニング「死の蔵書」
古本業界を巡るミステリー、ネロ・ウルフ賞受賞作というので買ってみた。
なかなか面白かった。
登場人物がほとんど本屋業界人で、こういう特定の世界を舞台にしたミステリー好き。
以降、軽くネタバレになるかも。
主人公の刑事の一人称で、前半はわりとハードボイルド風。
ところがハードボイルドのつもりで読み進めているうちに、気がつくと伏線だらけの本格ミステリを読んでいることに気がつき、気がついた時にはもう引き返せない(面白くて)、ズルい構造。
謎の美女とか、憎しみあっている宿敵とか、ハードボイルドの舞台装置に思われた物が、実は本当の謎の隠れみのだったり。
全編至る所に古本裏事情や希少本のタイトルがちりばめられていて、それを見ていくだけでも楽しい。
というか、それがこの作品の一番の魅力。
ホーソンが書き込みをした「白鯨」とか、ポーの初詩集とか、スタインベックの落書きとか出てくる。
殺人のトリックや動機もみんな古本絡みと、徹底してる。
それにしてもネロ・ウルフ賞という物があると初めて知った。
ネロ・ウルフは、私が一番好きなフィクションの探偵。
スタウト(ウルフシリーズの作者)賞じゃないんだ。
あと、私はアメリカの小説が好きな傾向があるな。