読書な日々

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天牛堺書店の付箋

2019年02月07日 | 日々の雑感
天牛堺書店の付箋


数日前に駅前に行った時に、いつも利用している天牛堺書店に行こうとしたら、店が閉まっていて、何やら張り紙がしてあるので、それを読んで、びっくり。天牛堺書店が倒産したという。その日の夕刊にはこれを知らせる記事が載っていた。

あの天牛書店が?と思ったけど、記事によれば、天牛書店と天牛堺書店は会社的には別物らしい。たぶん息子に暖簾分けしたものが堺市を中心に店舗を展開していたのだろう。天下茶屋駅、堺東駅、三国ヶ丘駅、なかもず駅、北野田駅など、南海高野線の主な駅にはたいてい店舗があった。

しかももともと古本屋がメインなので、3日くらいおきに古本が均一値段で回転しており、時には200円、400円、800円、1300円というように、値段ごとに入れ替えが行われていた。毎朝店頭にたくさんの本を並べて、閉店時間にはダンボール箱にしまい込む作業は男性の店員が行っており、たいへんそうだなと思いながら、見ていたが、つねに本が入れ替わるので、それを見るのが楽しみで、ちょこちょこ自分にとっての掘り出し物を買っていた。

そこへもってきてこの倒産である。たしかに本が売れなくなっていることは私にでも分かる。そもそも私自身が昔はよく本屋に行って、本を買っていたが、今ではアマゾンがほとんど。かつては旭屋書店とか紀伊国屋書店のような大きな本屋に行くのが、なんか宝探しでも行くような感じで、すごく楽しみだったが、今は滅多に行かない。

数日後、また店舗の前を通りがかったら、何やら付箋がたくさん貼ってある。それを見て驚いた。この店舗でお世話になったとか、よく利用していたのに残念だとか、また復活を望むというような内容が書いてある。

ほんと、私も復活を望む一人なので、なんとかやり直してほしいと思う。

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