読書な日々

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年末の大掃除

2007年12月29日 | 日々の雑感
年末の大掃除

韓国では会計年度が1月1日から12月31日までらしい。ということは年末に会社をはじめとしたあらゆる団体の会計を締めて、決算をしなければならないらしい。したがって12月にはいると、日本の師走なんてものじゃないほどの忙しさになるらしい。そんなときに家の大掃除なんてやってられないだろう。

だいたい年末に大掃除なんてやるのは、世界広しといえども、日本ぐらいのものではないだろうか。それだって最近は旅行に行ったりするから、ただでさえおせち料理なんて作らないし、そもそもそんなものを食べない家族だって増えているだろう。そんなところへもって大掃除なんて考えられない。

いったいだれがこんなときに大掃除なんてやろうと考え出して日本に広めたのかしらないが、この寒いなかを水をかぶりながら風呂場の掃除をしたり、網戸や窓ガラスの掃除をするなんて、ほんとうにどうかしている。そういうお水系のことは夏にやるのが筋だろう。

だいたい田舎の家では年末だからと言って大掃除なんかしなかったから、田舎の風習ではない。私の田舎なんかは年末にはすでに雪が積もっていたので(最近はそんなことはないのだが)、そんな窓をはずして水をかけて洗うだの、家中の窓やらガラス戸やらふすまやらをはずして風を通すなんてことは、したくてもできない相談だ。ということは都会の人間が考え出したことに違いない。そして年末に比較的暇な商売の人間だろう。

だからそれぞれの家でかってに家の大掃除なんていつするかは決めたらいいのだが、なんだか知らないけど、大掃除をして年賀状を書いておせち料理を作ってという、いかにも年末・年末したことをするのが、うちの上さんが大好きときているから困る。

子どもが小さかった頃は、家族総出でって感じで私も、若かったしはりきっていたけど、もう最近はしんどい。だいたい寒いのが好きだったのに、最近は寒いのはいやだ、冬は暖かいところに行きたいと熱望するようになったくらいに、人間が変わったので、もう年末の大掃除なんかしたくないのだが、はりきっておせち料理を作っている上さんは、私がのんびり本でも読んでいようものならとたんに機嫌が悪くなるから困る。

せめて天気がぽかぽか陽気だといいんだけど、今年の年末は寒い。いやだいやだ。
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